姿が似ている「マルメロ」(左図)や「カリン」(右図)も豊穣の時季を迎えます。
<「マルメロ」>
バラ科、マルメロ属、中央アジア原産、学名 Cydonia obionga、英名 Quince、「マルメロ」の名前は
ポルトガル語の<マルメイロ> Marmeleiro からとか。
<「カリン」>
バラ科、カリン属、中国原産、学名 Pseudocydonia sinensis 、英名 Chinesequince
両者、大変良く似ているのですが、簡単な判別方法 ・ ・ ・
秋は、稔りの季節です、種々の果実が、熟してきました、今日は、「アロニア」の果実を3種挙げてみました。
最初は、熟すと赤い艶やかな実を付ける「アロニア」です。
<「アロニア・アルブティフォリア」>
「アロニア」Aronia の一種で、熟すと赤い実になります、黒紫色の実になる「アロニア・メラノカルバ」A.melanocarba
対称的な色合いです、「梨」の花に似た五弁の白い花を咲かせます。
バラ科、アロニア属、落葉低木、北アメリカ東部原産、学名 Aronia arbutifolia
英名 Red chokeberry、別名「セイヨウカマツカ」(西洋鎌柄)、「オータム・ベリー」
因みに「アロニア・メラノカルバ」の英名は、Black chokeberry です。
次は、「アロニア・メラノカルバ」の漆黒に熟した実です。
<「アロニア・メラノカルバ」>
最後に載せる「アロニア・アルプティフォリア」と 此の「メラノカルパ」の交雑種の
「アロニア・プルニフォリア」Aronia prunifolia は、暗紫色です。
初夏の頃、「梨」の花に似た白い花を散房花序に咲かせます。
バラ科、アロニア属、北アメリカ原産、落葉低木、英名 Chokeberry、Aronia 等
特に、「アロニア・アルブティフォリア」は、日本の「カマツカ」(鎌柄)に似てるので
「セイヨウカマツカ」(西洋鎌柄)、「オータムベリー」等の別名が付いています。
また、「アロニア・メラノカルバ」には、「ブラックチョークベリー」 Black chokeberry の他に
“黒い実のナナカマド” の愛称が
黒い実は、ジャムやジュースに加工しますが、赤い実は、専ら観賞用です。
ポリフェノールが、「ブルーベリー」より多く含んでいるとかで、サプリメントとして、最近、人気が有ります。
最後は、上の2者の交配種で、暗紫色の「アロニア・プルニフォリア」Aronia prunifolia です。
赤と黒の交配は、下図の様な色合いになるのですか ・ ・ ・ 、漆黒ではなく、赤色でもないのです。
初夏の頃に「梨」の花に似た花を咲かせます。