初夏に咲くピンク色の花を三種載せました、「フロックス」、「カルミア」、「バンドレア」の花々です、煌くピンク色です。
最初は、「フロックス」(Phlox)です、「フロックス」は、一般に、「フロックス・パニキュラータ」(Phlox paniculata) 耐寒性多年草
別名「オイランソウ」(花魁草)、「クサキョウチクトウ」(草夾竹桃)や
耐寒性一年草の「フロックス・ドラモンディー」(P.drummondii)別名 「キキョウナデシコ」(桔梗撫子)等を指すようですが
今回、チョット雰囲気が違う 「フロックス・ピロサ」(Phlox pilosa)を挙げてみます。
他に、這性多年草の「フロックス・デバリカタ」(P.divaricata)、多年草の 「フロックス・マキュラータ」(p.maculata)
別名「シュッコンフロックス」(宿根フロックス)等が有ります。
今、同じハナシノブ科の這性多年草 「シバザクラ」(芝桜) P.subulata も咲いています。
「フロックス・ピロサ」は、筒状花で、花冠が五裂、葉は、披針形で互生します、甘い香りがします。
ハナシノブ科、クサキョウチクトウ属、北アメリカ原産、英名 Dowwny phlox 、別名「コンペキソウ」(紺碧草)
<紺碧草>の名前は、ピンク色以外に藤色の花も有るからでしょうか、他の「フロックス」とは、一味違った花の姿です。
「シバザクラ」もハナシノブ科の花です、大きさが違いますが、似ています。
次の「カルミア」(Kalmia)も淡いピンク色の花を咲かせます、集散花序に花冠の先端が浅く5裂した花を咲かせます。
花冠が浅いので、御椀の様な形になり、花冠の内側には、赤い斑点と折線グラフの様な筋が入ります。
蕾の形もユニークで金平糖の様な形です。
雄蕊10本、雌蕊1本が、花冠から突出ています、葉は、肉厚で光沢が有る濃い緑色
東京都がアメリカに桜を贈った返礼に、贈られた由、別名に「アメリカ シャクナゲ」の名前が付いています。
「ツツジ」(躑躅)や「シャクナゲ」(石楠花)に近い植物とのこと、亦、「カルミア」は、スウェーデンの植物学者の名前に由来するとか
「カルミア」には、種類が多いとのことですが、「カルミア・ラティフォリア」が代表種のようです。
ツツジ科、カルミア属、北アメリカ原産、耐寒性常緑低木、学名 Kalmia latifolia 、英名 Mountain laurel
別名 「アメリカ シャクナゲ」の他に、「スプーンの木」など
開花前の蕾は、砂糖菓子の様な風情です。
他の画像は、gif にしました。
最後は、「パンドレア」の花で終わります、「ノウゼンカズラ」に似た初夏の花です。
肉厚で筒状漏斗型の花は、トロピカルな感じがする花です。
葉は、披針系で濃い緑色の照葉、奇数羽状複葉で、「ナンテン」の葉に似ています。
ロマンチックな名前の「パンドレア」は、ギリシャ神話の女神(Pandora)に因むとか
ノウゼンカズラ科、パンドレア属、常緑蔓性低木、オーストラリア原産、学名 Pandorea jasminoides
英名 Bower vine , Bower plant、別名 「ナンテンソケイ」(南天素馨)、「ソケイノウゼンカズラ」(素馨凌霽花)
他の品種には、「パンドレア・パンドラナ」 P.pandorana、「パンドレア´バリエガータ`」 P.jasminoides ´Variegata`等が
下図は、 Pandorea jasminoides ´Variegata`
仲間の「ピンクノウゼンカズラ」Podraned ricasoliana に似ています。
<各画像は、クリックで拡大します>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。
球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。
№3
今日(5月20日)やっと芽が3ケ出ました、順次芽が出ることでしょう。
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
<下図をクリックして御覧下さい>