花壇(7)
今日は、濃厚な赤褐色が特徴の「アメリカロウバイ」、「ハッカクレン」の花にしました。
最初の「アメリカロウバイ」(アメリカ蝋梅)は、枝の先端に、赤褐色の多数の花弁を着けた花を上向きに咲かせます。
“多数の花弁” は、厳密には、内側の花弁と外側の花弁が有るからとか
「ロウバイ」(蝋梅)等とは、違った花の姿です。
此の花の別名を「クロバナロウバイ」(黒花蝋梅)とした説と、「アメリカロウバイ」は「クロバナロウバイ」の別名ではない
とする説が有りましたが、「クロバナロウバイ」の変種とするのが無難かも
因みに、「クロバナロウバイ」の学名が Calycanthus floridus 、「アメリカロウバイ」は
Calycanthus floridus var.glaucus になっていますから
見分け方として、<「アメリカロウバイ」は、花が多少大型で、香りが無くて、葉の裏側に毛が生えてない
他方、「クロバナロウバイ」は、香りが有って、葉の裏側に細かい毛が生えている>との記述も有りました。
「クロバナロウバイ」は、名前のと通り花の色が黒褐色で、「アメリカロウバイ」は、少し淡い赤褐色かなと、勝手に判別しています。
園芸種には、「キバナニオイロウバイ」なども有るそうです。
ロウバイ科、クロバナロウバイ属、北アメリカ原産、落葉低木、学名 Calycanthus floridus var.glaucus
英名 Strawberry shrub、Pineapple shrub
下図は、花の色が黒褐色なので「コロバナロウバイ」(Calycanthus floridus)としました。
「ハッカクレン」(八角蓮)も光沢の有る絹の織物を思わせる花を咲かせています。
茎の先端に「ヤツデ」の葉の様な大きな葉を二枚着け、葉の下に赤褐色の花を数輪咲かせます。
花の着く場所が、葉茎の付け根だと、「タイワンハッカクレン」(台湾八角蓮)、葉茎の途中だと「チュウゴクハッカクレン」(中国八角蓮)
と種類が違うようです、<八角蓮>の名前の由来は、「蓮」の葉に似た八角形の葉だからとか
「蓮」の葉は、丸い形なので、角の有る分「ヤツデ」に似ていますが、質感は、「蓮」に似ています。
角は、6,7,8、と、一定してないので、「ロッカクレン」(六角蓮)の名前も付いています。
花後、「林檎」の様な実を着け、熟すと弾けます。
仲間には、アメリカ原産で、白い花の「アメリカハッカクレン」(アメリカ八角蓮)が有ります。
花弁が6枚の白い大きな花で、葉の切込みも深く、学名 Podophyllum peltatum、英名 May apple で食用になる由
メギ科、ハッカクレン(ホドフィルム)属、中国、台湾原産、多年草、学名 Podophyllum pleianthum
英名 Chinese May apple、別名 「ミヤオソウ」
<各画像は、クリックで拡大します>
下図は、「ハッカクレン」の葉です、六角から八角と多彩です、「蓮」より寧ろ「ヤツデ」の葉に似ています。
「アメリカハッカクレン」の白い大きな花です。
「アメリカハッカクレン」の葉の切込みは、「ハッカクレン」の葉より深いのが特徴です。
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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。
球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。
№4
今日現在(5月22日)、依然として芽が3ケだけです。
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
<下図をクリックして御覧下さい>