花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「ハボタン」

2019-12-20 | 植物 花

紅葉シリーズ  № 7

今回の紅葉は、世界三大紅葉の一つの「ニシキギ」(錦木)の紅葉です。

紅葉と同様、裂けた果皮から赤い種子も綺麗です。

枝に “翼” が付きます、他のニシキギ科との違いです。

初夏の頃に、淡い緑色の4弁花を咲かせますが、小さいので見栄えがイマイチです。

ニシキギ科、ニシキギ属、耐寒性落葉低木、日本、中国、学名 Euonymus alatus 、英名 Burningbush

別名 「ヤハズニシキギ」(矢筈錦木), 枝に付く “翼” が弓矢の羽(矢筈)に似ているからとか

「ニシキギ」以外のニシキギ科には、「マサキ」、「ツリバナ」

「マユミ」、「ツルウメモドキ」等が有ります。

紅葉と赤い実を愛でる植物ばかりです。

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花が少ない季節なので<花>の代わりに<葉>を挙げました、「ハボタン」(葉牡丹)です。

葉を「牡丹」の花に見立てた命名です。

結球しない地中海沿岸に自生する「ブラシカ・オレラケア」Brassica oleracea の変種を

鑑賞用に改良して現在の様な色や形が整いられた由

日本にはオランダ、中国経由で入ってきた由

因みに、仲間の「キャベツ」は、B.var.capitata 、「ブロッコリー」は、B..var.italica です。

同心円状に葉が広がり、外側と内側の葉の色が違うので、グラデーションをも愉しみます。

「ハボタン」は、食べられないとのことですが、間違いで、全く「キャベツ」の味と食感です。

此は、栽培業者が多くの農薬を使用するので害が出るかもとの危惧からとか

色合い、斑模様等々、多くの品種が見られます。

花は、アブラナ科の花の黄色い花を咲かせます。

寒さが増す程に色、艶が一層増します、花に代って冬の一時を愉しみます。

葉が、丸いのや、縮れたもの、深い切込みが入ったもの等が有ります。

アブラナ科、アブラナ属、耐寒性多年草(一年草)、ヨーロッパ原産

学名 Brassica oleracea Acephala Group、英名 Ornamental cabbage

Ornamental kale、Flowering kale 、別形「ハナキャベツ」(花キャベツ)


下図の様に染料で色付けしたものも販売されていますが、チョット不自然かな

他に、下図の様な色合い形のものが、多く見られます。

下図は、“踊り葉牡丹” に仕上げたものです、花が咲く5月頃迄愉しめます。

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