「ナンキンハゼ」(南京櫨)の葉が紅葉しています、”はぜ の葉 あかくて入り日色” です。
今日は「フウ」(楓)の紅葉を挙げてみました、寒さが増してきて、街路樹も色着いてきました。
「フウ」の大木の紅葉が鮮やかです、初冬の陽空かして透かして通り抜けます。
「タイワンフウ」(台湾楓)と北アメリカ原産の「モミジバフウ」(紅葉葉楓)が混在する街中の「フウ」の並木です。
葉の形や紅葉することで、「カエデ」と混同しがちですが
「フウ」は、フウ(マンサク)科、「カエデ」は、カエデ科ですので、違う植物なのが解ります。
漢字表記の「諷」を音読みすると「フウ」、訓読みすると「カエデ」ですので、混同するのですね。
「フウ」(楓)と「カエデ」(楓)の一番の違いは、実の形で区別できます。
「フウ」の果実は、トゲトゲの球状の集合果ですが、「カエデ」の実は
プロペラ状の羽が付いた翼果の違いが有ります。
フウ(マンサク)科、 フウ属、落葉高木、雌雄同株、台湾、中国原産
学名 Liquidambar formosana、英名 Formosa sweetgum、Chinese sweetgum
別名 「サンカクバフウ」(三角葉楓)、「イガカエデ」(伊賀楓)等々、学名の Liquidambar は、“液体” の意味とか
香料や薬用にした由来から、Formosana は、原産地の 台湾 からとか
「モミジバフウ」(L.styraciflua)、別名 「アメリカフウ」は、「モミジ」の葉の様に5~7裂の掌状の葉を着けます。
今年の「フウ」の紅葉は、例年より色褪せた感 じがしますが、街中を彩ります。
「モミジバフウ」(「アメリカフウ」)、「タイワンフウ」が混在しています。
街中にも「フウ」の並木が存在していて、人通りも少なく、癒やされます。
下図は、「タイワンフウ」(台湾楓)と「モミジバフウ/アメリカフウ」(紅葉葉楓)の葉と実です。
「タイワンフウ」の葉、実
「モミジバフウ」の葉、実
「タイワンフウ」の実(上図)も「モミジバフウ」の実(下図)もよく似ています、棘棘の金平糖の様な姿です。
葉の切り込みが、3裂か5裂かで区別出来ます。
公園の「紅葉楓」も紅葉しています、ベンチの日溜りが格好の休憩場所です。
コメント有り難うございます。
世事に疎く、花を相手に過ごしています。
中野様の記事を ”社会への窓” の一つとして訪ねさせて
頂いて降ります。
今後とも、宜しく御願い致します。