花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の宝石” シリーズ(16)

2021-11-23 | 植物 花

今日の ”宝石” は、「モッコク」、「ザクロ」の果実です、ルビーに喩えました。

正確には、<実>と言うより<種子>の色ですが、陽の光を受けて、赤く燃える様に輝きます、”宝石” に値します。

最初は、「モッコク」(木斛)の種子です、果実の皮を破って露出します。

<「モッコク」>

「モッコク」(木斛)の名前の由来は、“花の香りが「セッコク」(石斛、シンビジュウム)の香りに

似ている樹木の花なので” とのことです、日本、中国、朝鮮半島に分布

夏、花径1.5cm位の白色の花が咲きます。

互生する葉は、分厚く光沢が有り、生垣、庭木などに利用します。

ツバキ科、モッコク属、常緑高木、学名 Ternstroemia gymnanthera



下図は、「モッコク」の花です、清楚な感じの花です。

 

次は、「ザクロ」(柘榴)の赤い種子です。

 「ザクロ」(石榴、柘榴)の実もルビーの輝きです、頂上に “王冠” を戴いた実が裂けると

中からルビーの様な種子が現れます。

グレナデシロップの原料や食用になりますが、鑑賞用にも充分に答えます。

ミソハギ科、ザクロ属、耐寒性落葉高木、西アジア、地中海沿岸原産

学名     Punica granatum 、英名   Pomegranata

スペインのグラナダ  Granada  地方の名前は、此の「ザクロ」の木を多く栽培していることに由来するとか

他に「ザクロ」に纏わるエピソード、伝説、由来等は、多数有るようです。

一つだけ、“紅一点” とは、中国の詩人が、「ザクロ」の赤い花を詠んだ詩に有るとのこと

沢山の緑の葉の中の一つの真紅の花を著わしたようです。

    他に 江戸時代の銭湯の湯船に入る出入り口を “石榴口(ざくろぐち)” と呼んだ由来等々

多数有るようですので、調べてみると面白いかも。



“紅一点” 、「ザクロ」の赤い花です。


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