花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

アオイ科の花の追加

2021-09-17 | 植物 花

アオイ科の花の追加として「ヤノネボンテンカ」と「ローゼル」を挙げてみました。

秋まで長い期間、楽しませてくれた花達です。

最後に、過去に載せたアオイ科の花の記事を再掲載しました。

 

「ヤノネボンテンカ」(矢の根梵天花)もアオイ科の花です。

<「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)>

「ムクゲ」、「アメリカフヨウ」の花に似ていますが、花径4cm 位のより小型の花です。

葉の形が、鏃(矢の根/やじり)の様な形から<矢の根の様な葉の形をした「ボンテンカ」>からの命名とか

白い色の花の中心が、赤色でコントラストがクッキリした花です。

中心から一段上に伸びた雌蘂の先端が、下に曲がり花粉を着けて、自家受粉します。

アオイ科、ヤノネボンテンカ(パボニア)属、草木性常緑小低木、南アメリカ原産

学名   Pavonia hastata、英名    Pavonia、pale pavonia

別名 「タカサゴフヨウ」(高砂芙蓉)




”ヤノネ”  の名前の由来の葉の形、’矢の根” = 鏃、矢尻(ヤジリ)に似ているからとか

下図は、名前の由来の「ボンテンカ」(梵天花)  Urena lobata var.simuata の花に似ているからとか

確かに、花の姿は、似ていますが、葉の形が、違います、葉は掌状で、全体に毛が、生えています。

「ヤノネボンテンカ」の葉が、ヤジリ型なのとは違っています。

花径2CM位、淡いピンクの5花です。

草丈は、2M位になり、多数の分枝をします、九州、沖縄原産

<「ローゼル」>

「ハイビスカス」や「オクラ」の仲間で、花の姿も似ています。

ピンクや白色の花の中心が、赤褐色で鮮やかです、一日花ですが、次々と開花するので充分愉しめます。

花径は、10Cm位、花弁は、5枚、暗赤色の茎の色と緑の葉の色の対比を愛でます。

花は、殆ど終り、紅紫色の実を結びました、白色の実の生る種類も有ります。

花や果実は、ハイビスカスティー、ジャム、ゼリーに利用、生食もできます、酸っぱい味です。

多数のレシピが、ネット上に載っていました。

アオイ科、フヨウ属、一年草(多年草)、学名  Hibiscus sabdariffa 、英名  Roselle、Jelly okra

Jamaica red sorrel、Indian red sorrel 等々

「ローゼル」の名前は、「薔薇」の花に似ているからとのことです。

アフリカ原産、別名 「ロゼリ草」、「レモネードブッシュ」、「フロリダ グランベリー」、「ソレル」等々



此の時期に、赤い果実(苞が苞が肥大したもの)が着いて輝きます。

開花期が、初冬の頃迄ですが、夏に咲いた花も視られ、花と果実を同時に鑑賞るる事が出来ます。

花後には、暗赤色に熟した艶の有る果実が稔ります、白色の果実も有ります。

同じアオイ科で似た花を咲かせる「ワタ」、「イクラ」と「トロロアオイ」を載せた過去の記事です。

アオイ科の花(3)

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