アオイ科の花の追加として「ヤノネボンテンカ」と「ローゼル」を挙げてみました。
秋まで長い期間、楽しませてくれた花達です。
最後に、過去に載せたアオイ科の花の記事を再掲載しました。
「ヤノネボンテンカ」(矢の根梵天花)もアオイ科の花です。
<「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)>
「ムクゲ」、「アメリカフヨウ」の花に似ていますが、花径4cm 位のより小型の花です。
葉の形が、鏃(矢の根/やじり)の様な形から<矢の根の様な葉の形をした「ボンテンカ」>からの命名とか
白い色の花の中心が、赤色でコントラストがクッキリした花です。
中心から一段上に伸びた雌蘂の先端が、下に曲がり花粉を着けて、自家受粉します。
アオイ科、ヤノネボンテンカ(パボニア)属、草木性常緑小低木、南アメリカ原産
学名 Pavonia hastata、英名 Pavonia、pale pavonia
別名 「タカサゴフヨウ」(高砂芙蓉)
”ヤノネ” の名前の由来の葉の形、’矢の根” = 鏃、矢尻(ヤジリ)に似ているからとか
下図は、名前の由来の「ボンテンカ」(梵天花) Urena lobata var.simuata の花に似ているからとか
確かに、花の姿は、似ていますが、葉の形が、違います、葉は掌状で、全体に毛が、生えています。
「ヤノネボンテンカ」の葉が、ヤジリ型なのとは違っています。
花径2CM位、淡いピンクの5花です。
草丈は、2M位になり、多数の分枝をします、九州、沖縄原産
<「ローゼル」>
「ハイビスカス」や「オクラ」の仲間で、花の姿も似ています。
ピンクや白色の花の中心が、赤褐色で鮮やかです、一日花ですが、次々と開花するので充分愉しめます。
花径は、10Cm位、花弁は、5枚、暗赤色の茎の色と緑の葉の色の対比を愛でます。
花は、殆ど終り、紅紫色の実を結びました、白色の実の生る種類も有ります。
花や果実は、ハイビスカスティー、ジャム、ゼリーに利用、生食もできます、酸っぱい味です。
多数のレシピが、ネット上に載っていました。
アオイ科、フヨウ属、一年草(多年草)、学名 Hibiscus sabdariffa 、英名 Roselle、Jelly okra
Jamaica red sorrel、Indian red sorrel 等々
「ローゼル」の名前は、「薔薇」の花に似ているからとのことです。
アフリカ原産、別名 「ロゼリ草」、「レモネードブッシュ」、「フロリダ グランベリー」、「ソレル」等々
此の時期に、赤い果実(苞が苞が肥大したもの)が着いて輝きます。
開花期が、初冬の頃迄ですが、夏に咲いた花も視られ、花と果実を同時に鑑賞るる事が出来ます。
花後には、暗赤色に熟した艶の有る果実が稔ります、白色の果実も有ります。
同じアオイ科で似た花を咲かせる「ワタ」、「イクラ」と「トロロアオイ」を載せた過去の記事です。
アオイ科の花(3)
朝夕、少しは、過ごし易くなってきました、空の様子も変化して、”秋の雲” 鱗雲と ”夏の雲” 入道雲が、同時に現れます。此の時季のアオイ科の花として、「オクラ」、「......