『ゲゲゲの女房』(第25週) ~○×△□宣言

2010-09-20 21:26:20 | 連続テレビ小説


 いよいよ、残すところ後5回になった『ゲゲゲの女房』ですが、第25週は2回見逃してしまい(録画してあるので見られないことはない)、最終週の月曜日(つまり今日だけど)も、まだ見ていません・・・。
 個人的には、第25週で藍子さんが教員試験に合格したときのヒロインの反応で、堤防が決壊しました。彼女は専制君主的な夫にとって都合のいい「女房」だったかもしれませんが、母親としては??? もちろん、親などいなくても子は育つものですが、喜子さんと違って藍子さんは小さい頃から本当に可哀想でした(もちろん、ドラマの中の話です。脚色にクレームつけている)。
 さらに、この頃から色々な人が布美枝のことを「ここまでよくがんばったね」と褒め始めたものだから、前回ドラマの『ウェルかめ』を思い出してしまいました。そう言わなくても通じる筈なのですが・・・。
 家出の週と同じように尻切れトンボ気味の副題(「独立宣言」)でしたが、「~宣言」というのは有言実行できれば格好良いのですが、できなかったら甚だ恥ずかしく、背水の陣をひくとき以外は使わない方が無難かもしれません。ニワトリさんなどは軽々しく「~宣言」して、何度恥をかいたことでしょう・・・思い出すだけで、穴に入りたくなる?

 蛇足ながらつけ加えると、「何もしないヒロイン」は朝ドラ史上初とのことですが、「何も成し遂げられなかったヒロイン」といえば、山あり谷あり波乱万丈の人生だったわりにはすっきりしない最期を迎えてしまった『純情きらり』の桜子さんがいます。
 思えば、ただの一回も見逃さなかった朝ドラは『純情きらり』と『芋たこなんきん』(一番好きです)だけで、一度や二度は見逃したと思うけれど完走できたのが、『てるてる家族』(上野樹里さんが演じた三女が特に好き)、『私の青空』(田畑智子さんは子役の頃から大ファン)、『あぐり』(どちらかという旦那に惚れた)『すずらん』(子供時代が印象に強いけれど遠野凪子さんも悪くない)、『はね駒』(この頃の斉藤由貴さんは今風にいえばメチャ可愛かった)あたりでしょうか? 最終回に向かって目を離せなくなっていった『風のハルカ』(村上絵梨さんも渡辺いっけいさんも良かった~)も完走組に入れてもいいかもしれません。『純情きらり』の最終週も凄かったけれど、視聴者の願いは脚本家に届きませんでした・・・。
 物語はありきたりでも、ヒロインに好感を持ったせいか最後まで付き合えたのが『ファイト』(本仮屋ユイカ)、『わかば』(原田夏希)、『こころ』(中越典子)、『オードリー』(岡本綾)、『やんちゃくれ』(小西美帆)。
 「朝ドラ」ヒロインになることは凄いことだと思いますが、そこでヒロインに悪感情を抱いてしまうと、後々まで響いてくるマイナス面も・・・(私個人の問題ですが)。『ウェルかめ』『だんだん』『瞳』のヒロインは、本当にご愁傷様でした。ひどい悪たれをついてしまいましたね。その昔、『ひまわり』や『あすか』でブレイクした人気女優も、個人的には未だに好きになれず、彼女たちについてはこのまま嫌いでも一向に構わないのですが、本当は好みのタイプの松下奈緒さんには、今度は違うところでお会いしたいものです。


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5 コメント

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Unknown (Fusako)
2010-09-21 16:38:28
Toshiさん、今晩は。

こちらにテレビジャパン放送が無かった頃、「はね駒」「おんなは度胸」等々のビデオ・テープを借りてきて懸命に観たものです。「純情きらり」「あぐり」など良かったですね。
「ゲゲゲの女房」も24日で終わり…結構楽しませてもらいました。次の「てっぱん」は?

芸暦35年、映画300本記念として1963年に製作されたとかの長谷川一夫の「雪之丞変化」のDVDが図書館で見付かり、お祖母ちゃん連中みんなして懐かしい映画に観入りました。

Toshiさん、拳銃談義…銃の事も良くご存知なんですね。

私はただ撃つだけ、車を運転するだけと同じように…詳しいことはサッパリ…

主人のリボルバーは時々使う口径22でなくて38、彼の気に入りはやっぱりコルト45…

ハワイで4ヶ月滞在後、ノースカロライナ州へ転勤した頃、時々22ライフルで空き缶撃ちを楽しんだのを覚えています。

その後、主人は海兵隊のライフル・チームのメンバーに加わり、2月から9月まで試合参加に忙しく…
1960年32才の時、全海兵隊、東、西、海外それぞれの部の勝ち抜き組200名を相手の総試合…600発中585発的中で第一位を獲得,マクドウグル・トロフィーを受賞しました。
家にあるのは授賞式の時に撮られた写真と記念の金メダル…毎年チャンピオンの名前が刻まれるトロフィーはワシントンD.C.の海兵隊総司令館に保管されています。

ライフルとピストルのコーチを幾年も続けた後、退役した彼…友達に誘われて趣味として射撃を始めたわけで、射撃に行く日は私達張り切っています。

認知症予防にいろいろ励む私達…
未だお若いToshiさん、お体に気をつけて、人生を大いに楽しみながら頑張って下さい。
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プロ中のプロ (Toshi)
2010-09-22 21:49:24
Fusakoさん、こんばんば。世界最強と言われている海兵隊のライフルチームといえば、精鋭中の精鋭ですよね。それだけでも凄いのに、全海兵隊中、一番の成績を収めたなんて、ランボーも、知事になる前のシュワちゃんも真っ青…というか、ご主人をモデルに彼らが造られたのかも?

アメリカの銃社会には賛成できないのですが、映画の影響でしょう、銃オタクに近い? 西部を征服したコルト・ピースメーカー、アメリカ軍の象徴=コルト45オート、007のワルサーPPK、ダーティー・ハリーの44マグナム(S&W・M29)、『ダイ・ハード』のベレッタM92などなど、拳銃からライフルまで魅せられています。昔はモデルガンを集めていました。
Fusakoさんのご主人がジョン・ウェインに重なりました。じかにお目にかかって、サインをもらえたら最高です~♪
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Unknown (Fusako)
2010-09-25 05:24:04
Toshiさん、

お返事読んで…

的を相手のライフル射撃試合…規定の時間に撃ち終えることだけ知っていた私、調べてみて、又主人に尋ねて驚きました。

彼らが当時試合で使用していたハイ・パワー・ライフルは8発銃…速射とおそ撃ち10発・5ラウンドで50発ずつを二日に掛けてで計600発…

200ヤード(約183㍍)速射(10発60秒間)
300ヤード(約275㍍)速射(10発70秒間)
600ヤード(約550㍍)おそ撃ち(10発10分間)

おそ撃ちは一発、一分で余裕はあっても…

速射は命に従って膝つきから立ち上がり、先ず2発装てん、前方に的が上がると金的向けて撃ち始め、次の8発を装てんして計10発を60秒、そして70秒以内に撃ち終える…ああ、いそがし!
正に速射です,慌て者の私など、聞いただけで、ドキドキ!

300ヤードと600ヤードが100発百中だった主人…表彰状、トロフィー、一位、Distingushed Marksman(抜群の射撃名手)と、金メダル3つを受け、その度、彼の為に海兵隊バンドが奏でる軍歌…式に参加したお義母さんと私、母と妻として、手を取り合って、誇りと感激で涙したあの日から50年…これも懐かしい思い出の一つです。

主人はジョン・ウェインの大ファンです。

もうこれ位で思っていましたのに、今日も又、書き足してしまいました。

お元気で。




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追伸 (Fusako)
2010-09-26 06:28:49
速射の訂正…

速射は立射でなくて膝射又は座射です。

いつも書き送った後で、間違いに気が付くそそっかし屋の私です。
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600ヤード! (Toshi)
2010-09-26 21:33:25
Fusakoさん、こんばんは。
私が愛読していた月刊「GUN」のライター、ターク・タカノ氏もライフル射撃の名人でしたが、300ヤードや600ヤードの長距離で正確に当てられる腕前を持つ人は世界に何人もいないと思います。凄すぎ!

8連発銃というと、M1ガーランドでしょうか? 手動で薬室に弾を装てんするボルトアクションのライフルではなく、セミオートマチックのこのライフルでこの成績を挙げられたなら、銃の性能(100ヤードで何インチ以内に集弾するかわかりませんが、カスタムされたガーランドでも、ボルトアクション・ライフルには敵わない筈)100%引き出した神技ですね!
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