ドラマ『鹿男あをによし』のDVD-BOXが届きました。5枚の本編ディスク(第1話と最終話は放送時より1分以上収録時間が増えているとのこと)に、放送終了後に行われたキャスト&スタッフへのインタビュー映像、藤原君とイトちゃんが案内する(声の出演)奈良ロケ地ツアー、エンディングの「鹿の疾走」フルカラーDVDバージョン、同じく1~最終話ノンテロップ・エンディング集、おなじみメイキング&NG集など盛り沢山の特典ディスクが加わった6枚組BOXです。34ページにわたるカラーリーフレットと、「大和杯〈サンカク〉ストラップ(初回限定とのこと)までついているのだから、ファンは買うしかない?
『鹿男あをによし』は、ドラマの良し悪し以上に、放送中に奈良まで行ってしまったこともあって、忘れ難い作品になりました。早速、第1話のさわりを見ましたが、まだ半年も経っていないのに、もう懐かしい!
ドラマはもう一度じっくり楽しませてもらうことにして、特典ディスクがどんな按配なのか視聴してみました。一番のお宝?映像は、エンディングに登場した鹿たちの、フルカラー疾走シーンでしょう。あの名曲に乗って「疾走する鹿」だけが見たいと思っていた人には最高のプレゼントになりました。エンディングのファンにはもう一つオマケがあって、第1話から最終10話までのエンディングをノンテロップで連続して見られるクリップ集もついていました。新たに収録されたインタビュー集やメイキングもなかなか充実しており、撮影裏話やセット等隅々まで楽しめそうです。
そして、放送時には「近鉄奈良線にはトンネルがあっただろうか?」ばかりに気を取られて全然気がつかなかったのですが、イトちゃんが言うとおり、ラストの重要なシーンの舞台となる奈良駅は、本物の近鉄奈良駅ではありません。近鉄奈良駅は確かに終着駅ですが、プラットホームは地下で、次駅も新大宮です(ドラマの駅標は奈良で、次駅は平城京と明記されている)。
あの見事なターミナル駅はどこだったのだろう? 近鉄奈良駅ではないなら、朱雀門の近くにある大和西大寺駅だと思ったのですが、それも間違いで、正解はイトちゃんが教えてくれましたが、近鉄天理駅臨時ホーム! この作品のエンディングに相応しい「くし型ホーム」と屋根を持った駅をよくぞ見つけました(ホームと電車の乗客は全員エキストラだったんですね)。
よくよく考えると、大和西大寺駅のように乗降客の多い大きな駅では、このように電車を借り切って撮影するのは難しかったでしょう。今度奈良を訪れたとき、今まで訪ねたことのない黒塚古墳と、幻の奈良駅(天理駅)を訪ねてみよう~と。
(右)6枚のDVDを収録している箱絵。表=三角縁神獣鏡、裏=マイ鹿。
(左)リーフレットと「大和杯〈サンカク〉ストラップ」。 この作品ハイビジョンカメラで撮影されたんですね。ならば、ブルーレイで発売しても良かったかも・・・
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