上毛電鉄の三兄弟(上から、デハ101&デキ3021&デハ104)より、新年のご挨拶! お年玉をもらった気分です。
1月3日は、上毛電鉄の「2011年新春イベント」に行ってきました。どの車両もピカピカに光り輝いていました。デハ104とデキ3021は本線上を走ることができないのですが、今日の晴れ姿を見れば納得!です。はるばる来た甲斐もあった?
正月早々、「活動疲れ」でかなりヘロヘロになっていますが、当初の予定どおり、6連休全て出かけることができました。この日などは、何を勘違いしたのか、イベント会場の大胡車両基地で買い食いしている間に、デハ101が大胡駅を出発してしまい、「デハに乗れなかったら、いったい何のためにここまで来たのだ~」と絶叫しそうになったのですが、次発の電車で後を追いかければ、西桐生駅でデハに乗れることに気づき、気を取り直してホームに向かったところ、すぐに電車が来てくれました。この電車をも乗り過ごしたら、西桐生駅を折り返してくるデハ101をどこかの駅で待つしかなかったので、不幸中の幸いだった? 夜は、お正月っぽい映画を1本見たくて、久しぶりにミュージカル映画『アニー』(82)を上映したのですが、途中で居眠り・・・。あっという間に正月休みが終わってしまいました。明日からいきなり夜勤と「現実」が待ち構えています。眠いのもあるのですが、布団の国へ逃避しよう~と!
2011年の元日は、趣向を変えて、日本一のモグラ駅(トンネル駅)の「土合」と、トンネル&ループ駅の
「湯檜曽」に行ってきました(写真をクリックすると、大きくなるよ)。
初日の出ツアーがなぜ? でも、「これもあり」だと思いました。普段はなかなか行けないところだし・・・。
両駅を知らない人のために位置関係をおさらいすると、JR上越線の「水上」(温泉で有名)の近くに位置し、
下り線だと「水上」→「湯檜曽」→「土合」という順に停車します。
JR上越線の「土合」は、下りホームがトンネルの中にあります。改札&地上の上りホームに出るには、
462+24段の階段(標高差70.7m)を10分かけて上らなければなりません。
標高583mにある巨大なトンネル基地(下りホーム)は、外気温に左右されず温度が一定なので、
夏はひんやり涼しく、真冬でも寒くな~い!
また、夏&冬には臨時列車が出るので、お隣の「湯檜曽」と合わせて訪ねるなら、この時期しかない?
これが「天国への階段」です。トンネルを上がると、そこは雪国(谷川岳の登山口)だった・・・。
元日に「土合」に降りる「アホ」はニワトリさんぐらいだろうと思っていたけれど、他に一組いました。
(一眼レフを持った20代の女性と、彼女のお母さん? 最上段の人影が見えるかな?)
「女子鉄」でもなさそうです。挨拶だけで済ませないで、知り合いになるべきだった?
「湯檜曽」駅も、下りホームがトンネルの中にあるけれど、それより、上り線の「ループ」で知られています。
肝心の「ループ」がトンネル内にあるため、360度回転する間の景色を楽しめません。それでも、トンネルに
入る前に、進行方向と交差する形で「湯檜曽」のホームを見おろせるので、雰囲気だけは味わえます。
上りホームで列車を待っていると、「土合」からやってきた列車が駅を直角に横切ってトンネルに入り、
反時計回りに「ループ」を回って、トンネルから出てくるところが見えますよ~♪
(山の端を左から右に向かっている、白地に緑のラインの入った電車が見えますか?)
先ほどの電車が反時計回りに360度回転してホームに入線しました。雪が激しく舞い、雰囲気たっぷり!
臨時列車のない時期に両駅に降りようとすると、ダイヤが薄いせいで丸一日かかってしまいます・・・。
(この日は、8時33分「土合」着→12時33分「湯檜曽」発と、4時間で済んだけど)
「湯檜曽」で2時間!電車を待っている間に、ニホンザルの群れが押しかけて きました。
ざっと見たところ、20頭近くいたでしょうか?(子供のサルが意外と多かった)
さて、ここで問題です。この写真の中に、何頭のサルが隠れているでしょうか? というわけで、初日の出(は電車の中で見た)ではなく、雪と戯れてきました。
夕方16時半に帰宅して、夕食におせち料理を食べたらもう目を開けていられず、ウィーンフィルの
ニュー・イヤーコンサートの途中で「睡眠リタイヤ」・・・です。
0時少し前に目を覚まして、今年初めての記事を書きました。詳細は後ほど。
(「後ほど」の記事がたまる一方ですね。どうしよう?)
今年のクリスマスは、スカイツリーを見に行った人がたくさんいたのでは? 去年から復活した原宿と、それに対抗するかのような今年の丸の内に、六本木の東京ミッドタウンから立川の昭和記念公園まで・・・ここTOKYOでも、クリスマス&正月のイルミネーションが凄いことになっていますが、ニワトリさんはそういったものには全て背を向けて?「わたらせ渓谷鐡道 各駅イルミネーション」を見てきました。
車内で生演奏を聴ける「音楽列車」は、桐生駅12時スタートなので、8時過ぎに出ればよかったのですが、
4時に目が覚めてしまったので、いつもの4時37分の始発で出かけてしまいました。朝のうちに、「上毛電鉄」の先週動いていなかった3両目の「クリスマス・トレイン」に乗ろうという考えだったのですが、朝食を取るために前橋~中央前橋間を空しく往復する「間抜け」を演じてしまいました。いよいよ腹が減って、このときばかりは「怒りの人」と化しましたが、楽しい一日が終わって帰宅したのが23時25分! さすがに疲れた?
(おまけに、たった今書き終わったばかりの文章を飛ばしてしまい・・・!)
ニワトリさんよりやや年上のおじさんバンド「でんきくん」が熱唱する70年代フォーク&ニューミュージック(オープニングが、アリスの『今はもう誰も』!)を一緒に歌いながら「間藤」を折り返しました。ちょうど吉田拓郎の『落陽』を歌っているときに列車が「水沼」に着き、ニワトリさんは「でんきくん」に別れを告げ、続きを歌いながらホームの温泉センターに向かいました。
さっぱりして「大間々」に戻り、本日メインの「イルミネーション列車」に乗り込むと、「音楽列車」でも一緒だった家族4人連れと鉢合わせになり、「あらっ、また会いましたね!」
何でも、小学校に入ったばかりの息子さんが、(お父さんが「鉄」ではないのに)どういうわけか「鉄」になってしまい、サンタさんに「わ鐡」の一日乗車券をお願いしたところ、クリスマスプレゼントにもらえたので、皆で乗りにきたそうです。この日、「音楽列車」に東京から乗りにきた奇特?な人は、自分も含めてこの二組だけだったのですが、いい話ですね~♪
「今日は八高線で来たんですよ」とお母さんが言うので、「自分も八高線で来ました」と答えると、「まあ! じゃあ、ずっと一緒だったかもしれませんね」と微笑んでくれました。そこで自分も、「きっと、そうですね」と笑顔で答えました(始発で・・・とは言えません)。
息子さんは分厚い時刻表を持ち歩いています。「僕は国立に住んでいるんだよ」と話しかけると、「国分寺に親戚がいる。西武国分寺線の鷹の台って駅、知ってる?」と尋ねてきました。「知ってるよ、妹がそこに住んでいるんだ」と答えると、途端に身近な人になったのか、西武線絡みの話をし始めたものだから、お母さんが横から「すみませんね~」と気づかってくれる一幕も・・・。いいじゃないですか~。まだ小さいのに、凄いね君は!
素敵な家族は、今夜は高崎に一泊するそうです。明日は信越線で横川に行くのかな? どんなプレゼントをもらうよりも思い出になるクリスマスになりましたね~♪
さて、その「イルミネーション・トレイン」ですが、今年からJRのホーム上にある「桐生」を除く全駅に施されました。お父さんは半分近く寝ていたみたいだけど、美人のお母さんと2歳ぐらいの妹は元気いっぱい、イルミネーションに目を輝かせていました。もちろん「鉄」クンは、デジカメ片手にあっちに行ったりこっちにいったり、サンタ姿の車掌さん&アテンダントにコアな質問を投げかけていました。おかげ様でニワトリさんも、楽しく愉快なクリスマスを過ごすことができました。ありがとうございます。またどこかで会えたら素敵ですね~♪
(イルミネーションも綺麗だけど、お母さんのシルエットも素敵です・・・)
今年の間藤駅。昼間は粉雪が舞っていました・・・
写真もたくさん撮ったけど、いつUPできるかな・・・?
上毛電鉄の「クリスマス・トレイン」の一番の魅力は、「揺れる」ことだと思います。デコレーションが、電車と一緒に右に左に揺れる様子は、例えば雨だれや、水のせせらぎや、打ち寄せる波や、流れてゆく雲のように、何時まで眺めていても飽きることがありません。おまけに、電車は一直線に走っているわけではないので、日の差しこみ方が刻一刻と変化して、あたかも照明が変わったかのように車内の雰囲気が変わるのも面白く、光と影のちょっとしたドラマまで垣間見ることができるのです。
朝早い時間から乗車すれば、太陽段々と高くなる様子も、窓から差しこんでくる光の角度ではっきりわかるし、赤城山のも見え方が時間によってダイナミックに変化していくことも、一往復(約2時間)すれば確認できます。
でも、後からこうして書くのはやっぱり「理屈」でしょうね。理屈じゃなくて、「クリスマス・トレイン」に乗っていると、靴下や人形たちと一緒に自分の気持ちも「揺れる」のが何ともいえず「いとをかし」なのです~♪
PENのアートフィルターを使って色合いを変えてみましたが、光の入り方が微妙に、ときにはダイナミックに変わるので、その都度天井への映りこみも変化して、あたかも照明が変わったかのような感じられます。二度と同じ光景が見られないほど、グラデーションは変幻自在!
君が揺れると、僕も揺れる~、至福の時間が流れていきます。俺ってアホか?
大胡駅で、第三のクリスマス・トレインを準備中。いつもは二編成だけれど、今年はもう一編成走らせるとか・・・。イルミネーション用のデハ101の模型もスタンバイ!(夜の写真は次回に・・・) 明日は恒例の「わたらせ渓谷鐡道」に乗ってきます~♪
思ったより暖かい朝日を浴びながら渡良瀬川を渡る・・・
早いもので、上毛電鉄の「クリスマス・トレイン」に乗るのも、今年が4回目!です。去年あたりから、これに乗らないとクリスマスが来ないような気さえするようになりました。特に変わったことをしているわけではないのに、なぜこんなに魅せられるのでしょう。どうにもうまく答えられないのですが、いいんだなあ~これが!
【18きっぷ】で出かけるときは、上りも下りも国立駅発4時37分の始発電車を使います。今日は、国立→立川→拝島→高麗川→高崎→桐生という具合に乗換えるのですが、八高線を利用するルートはこの時間帯に限って接続が良く、拝島から先はホームに次の列車が待っていて、乗客が乗り込むと発車する感じ・・・。乗換えの煩わしさがなく、妄想を膨らませれば、専用列車に乗るVIPの気分も味わえる?(左写真。高麗川ホームで向かいのキハ110に乗り換えたところ。車内も十分温まっていて、ほっかほっか!【ファンタジー・フォーカス】を使用)
高崎では、両毛線のホームまでかなり距離があるのに乗り換え時間が3分しかなく、ぐずぐずしていると乗り遅れてしまうほど!(右写真。ダッシュしたため、発車30秒前に着きました)
各駅停車の【18きっぷ】だけれど、新幹線が動き出すのは6時なので、始発の新幹線が高崎に着くより約20分も早く高崎に着いてしまうのです。のろまなカメがウサギの新幹線より速い、と考えれば愉快でしょ?
冬の旅行だと、ちょうど日が昇る頃に、上越新幹線の高架をくぐります。乗りたての頃は、高架と日の出のツーショットを撮ったり、八高線と高崎線が合流する地点を確認したり(二本のレールがスーッと寄り添って一つになる感じがいい)、形の良い橋梁や大きな車両基地を眺めたりするのが楽しかったのですが、十回以上も乗っていると、高崎までぐ~ぐ~寝ているようになってしまいました。
(今日は起きてたけど)
マンサードと呼ばれる三角屋根を持つ西桐生駅。長い影をひいています。昭和3年開業当時のままの駅舎は、関東の駅百選に選ばれました。
(左)レトロな駅舎の中を【ポップアート】で撮影すると、全然違った感じになりますね~。
(右)実際はこのように淡い色合いです。淡い光が差し込んでいたので【ファンタジック・フォーカス】で撮影。
(左上)味わい深いマンサード屋根の窓。ちょっと遠かったので、α700を使用。
(右中)「クリスマス・トレイン」を待っている間に持参した弁当を食べました。桐生といえば「のこぎり屋根」で知られていますよね。必要な明かりを確保するために、屋根がこのような形状になったのですが、古くから桐生は京都の「西陣」と並び称される高級絹織物の産地で、近代以降は絹織物、染織、縫製といった繊維産業を中心に大いに栄えました。繊維産業の衰退と共に、名物だったのこぎり屋根の数も現在200ぐらいに減ってしまい、その多くがかつてのような繊維工場ではなくなっているのですが、「匠の技」は今も脈々と引き継がれており、駅舎のベンチに敷かれていた座布団からも伝わってきました。
(左下)線路の先が袋小路になっている島型ホームの先に駅舎を配置した西桐生駅は終着駅の原型で、櫛形ホーム(島型ホームがいくつも並んだもの。形が櫛に似ている)がずらりと並ぶと、映画『終着駅』の舞台となったローマの中央駅(テルミニ)など、ヨーロッパの主要ターミナル駅になります。
余談になるけれど、通過型のホームが多い東京駅は、その意味ではターミナル駅とは言えず、上野駅の13~17番線(常磐線、高崎線、宇都宮線、急行&特急&寝台列車)ホームが、ターミナル駅独特の雰囲気を漂わせています。新幹線の拡充や在来線の路線変更により、かつてのターミナル駅としての賑わいはなくなってしまいましたが、あるだけまし? 今年の二月には「能登」&「北陸」も廃止され、特急列車で残るのは常磐線の「スーパーひたち」のみ? 東横線の渋谷駅もターミナル駅の風格があるけれど、2012年には廃止されてしまいます・・・。
待っている間に電車が二度到着しました。高校生が溢れるようにホームに出てきます。彼らが「上毛電鉄」を支えているのですね~。続いて、待望の「クリスマス・トレイン」がやってきました! 時間です、続きは後ほど(気力が残っていれば)。「お題」まで引張りすぎました・・・すいません。
今冬は「18きっぷ」を買ってる場合じゃない・・・とは思ったのですが、勢いで買ってしまいました。こうなったら、フルに働きフルに遊ぶしかありません。二日間で5時間ほどしか寝ていなかったのですが、4時37分の始発電車に乗って、今年も【上毛電鉄】の「クリスマス・トレイン」に乗ってきました~♪
(西桐生駅のクリスマス・ツリーに、一日乗車券を置いてポップアートで撮影)
おかげさまで、この企画、今年で10年目だそうです。継続は力なり! おめでとうございます~!(トイフォトで撮影)
この電車に乗らないとクリスマスが迎えられなくなってしまった?
大胡駅の天使たち(左)と、夜目にも鮮やかなヘッドマーク(右。前橋中央駅)
E‐P2は、多重露光ができる点もGOOD! 早速、大胡駅のホームで遊んでみました~♪
(ね、ねむい・・・今日は、とりあえず報告いたします。続きは?)
12日の金曜日は、用事があって成田空港へ行ったのですが、それだけでは面白くないので、帰りに京成線の「ユーカリが丘」で途中下車して、三年ぶり(だと思う)に【ユーカリが丘線】に乗ってきました。3両編成の新交通システム「コアラ1~3号」が日替わりで走っていて、この日は「こあら1号」が黙々と働いていました。
【ユーカリが丘線】は、不動産会社の「山万」が経営する鉄道で、同社が開発したユーカリが丘ニュータウン(殆どの方が都内に通勤していて、いわゆるベッドタウン)の住民の利便性を考えて、京成電鉄「ユーカリが丘」駅からニュータウン内を左回りにぐるりと一周する準環状線です(完全な円を描いてはいない)。
民間会社経営の新交通システムは、【ユーカリが丘線】と【西武鉄道山口線】しかないのですが、【山口線】はご存知のように大手私鉄「西武鉄道」が運用しているので、極めてユニークな鉄道といえるでしょう。
スタート地点の「ユーカリが丘」は、ホテルや巨大ショッピング・モールが立ち並び(上写真)、近未来的な雰囲気を漂わせていますが、最初の停車駅となる「地区センター」を過ぎ、環状線となる「公園」駅から普通の民家の軒先を静かに走っていき、左手には畑と田んぼが広がる不思議な車窓風景を醸しだしてくれます。この先、「女子大」「中学校」とストレートな駅名が続き、今日は誰とも会いませんでしたが、通学時間帯は賑やかで華やかな雰囲気に車内が包まれるのでしょう(と妄想)。「女子大」を出たところに車両基地があります。引込線には「こあら2号」が停まっていました。
トンネルをくぐり(実はマンションの地下を走っている?)次駅の「井野」駅に着きますが、駅前=マンションのエントランスという異次元な演出が素敵です。次駅は先ほどの「公園」駅で、「地区センター」「ユーカリが丘」と戻ってワンサイクルが完了します。
全長わずが4.1km、時間にして13分の旅ですが、高層ビルからトンネル、田んぼに里山、女子大生と、何でもありの素敵な鉄道だと思います。箱庭的な雰囲気と目まぐるしく変わる景色は、正しくHOゲージやNゲージなどの鉄道模型のレイアウトに似ていて、ニワトリさんはホワイトE-P2のジオラマモードで撮りたかったのですが、うまくいきませんでした(まだ全然カメラに慣れていなくて・・・)。でもこの日も、4サイクルも乗ってしまいました。皆様も、近くまで行ったら、是非乗ってみてね~♪
(1回一律200円。一日乗車券=500円)
小春日和のぽかぽか陽気の中、3両編成の「こあら1号」が静かにやってきました。「神戸・ポートアイランド線」「大阪・南境線」に続く日本で三番目の「新交通システム」なのですが、地元の人は「モノレール」と呼んでいるそうです。
「公園」から「ユーカリが丘」へ戻る「こあら1号」(ファンタジック・フォーカス使用)
(左)【ユーカリが丘線】の線路図。フライパンを手元からなぞる感じ。佐倉まで延伸する計画を検討中・・・。
(右)子供たちにも人気が高く、この日も小学二年生や保育園児がお弁当を持って遊びに来ていた。
(左)「公園」内のケヤキが見事に色づいていました。
(右)ぽかぽか温かくて、一周している間に夢の国へ行ってしまいました。
「公園」から「女子大」へ。民家の軒先を走っているのだけれど、左手には田んぼと雑木林が広がり、胸がわくわくしま~す!(これもファンタジック・フォーカス)
(左)遊園地の乗り物みたいな【ユーカリが丘線】。公園内を走行しているところ。
(右)E-P2はリリースタイムラグが結構あって、連写も不可。この日はことごとく一発勝負に負けてしまったが、逆光にはかなり強いことがわかりました。
この写真はα700で撮影。やっぱり、鉄道写真は本格的一眼レフじゃないと無理かも・・・
(左)この写真もα700。望遠レンズの圧縮効果も程よく出ていますね~♪
(右)こうして見ると、かなり未来都市的なんだけど・・・
往きは、JR武蔵野線の東松戸駅から「成田スカイアクセス」特急を使って、7時前に成田空港に着きました。朝食は豪華に?カツカレー。帰りは、そのまま京成線で「上野」に戻り、松坂屋に寄り道。「たこ八」の明石焼き(薬味を入れた温かい「だし汁」に漬けて食べるたこ焼き)と、「みはし」のほうじ茶アイス&あんみつを食べちゃいました!
直前まで、ハムレットのように迷ったのですが、豊田駅まで見送りにいくことにしました。臨時列車は10時16分に出発するので、9時過ぎにカメラだけ持って駅に向かいました。
乗車した電車がたまたま豊田行きだったので、臨時列車が発車する(1番ホーム)下り線1&2番ホームではなく、上り線の3&4番ホームに入線します。向かいの下り線ホームはすでに人で埋め尽くされていました。転落事故等を防ぐため、多くの職員と警察官がロープを張って配置についています。大勢の取材陣とプラカードを掲げるファンも結構いました。この時点で、写真を撮ることはあきらめていました。上の写真は、ほんの数秒の訪れたシャッターチャンスに撮影しました。
(左)ニワトリさんが豊田駅に着いたのが9時45分。下りホームは物々しい状況になっていました。周りが加熱するほど、反比例して冷静になってゆく性格が恨めしい?
(右)α700にはライブビューが付いていませんが、彼らの真似して腕を伸ばしてシャッターを切りました。ノーファインダーでも写真は撮れる?
(左)10時05分、最後の橙色がホームに入ってきました。写真を撮るのははなからあきらめていたのだけれど、スローシャッターで撮れば良かったと少し後悔・・・。
(右)岩のように冷静だったニワトリさんも、このときばかりは少しだけ眼が滲みました。4000人の応募者から選ばれた200名が次々乗車していきます。
発車時刻は10分後の10時16分。走馬灯のように思い出が駆け巡る・・・ことはありませんでした。
(左)ドアが閉まりました。お別れです。松本まで約4時間、最期の旅に出ます。
(右)国立に戻って・・・コンコースに鮮やかな橙色が!
停車中はホームの前後にもロープが張られていて、誰もヘッドマーク&行先表示を見ることができません。目の前を通り過ぎる瞬間に狙いを定めてノーファインダーで撮りました。この一瞬に集中してしまったため、一番肝心な「お見送り」がおろそかになりました・・・。
さよなら!
今週は、明日から金曜日まで非常にハードなので、更新できないかも?
いよいよ、明日になっていました。今読んだ夕刊によれば、201系の定期運転は14日で終了していたので、昨日&今日と仕事が終わった後にα700を持って駆けつけたところで、その姿を見ることはできなかったことがわかりました。
思い返せば14日の夕方、仕事で国立~立川間の踏切待ちをしていたら(来月初旬に上り線が高架に切り替わると、この踏切も消滅する)、下り線の高架を橙色(オレンジバーミリオン)の車両が立川に向かって駆け抜けていきました。
「ここで会えるなんて! 残り3日なのに、まだ頑張って走っているんだ~♪
思いがけないすれ違いに胸が熱くなったのですが、この十秒にも満たない時間が結果的に最後の逢瀬になるとは・・・。でも、このとき会えてよかった。
最後の一ヶ月だというのに、忙しさを理由に(偶然乗れた以外は)乗りに行かなかったニワトリさんに、走っている姿を見せてくれて本当にありがとう。そのときの映像は網膜に焼き付いています。この先、何度再生することになるでしょうか?
17日の最終日も通常ダイヤで走ってくれたなら、それこそ車庫から出てきて車庫に入るまで乗り続けたと思いますが、明日は豊田から松本までの「さよなら運転」だけなので、見送りにも行かないかもしれません。
さては、くじ運の悪いニワトリさんはまたしても抽選に外れてしまい、悔しさがつのるあまり「見送り」にも行かないのだと考えた方もいるかもしれませんが、そうではありません。
「H4編成」の「さよなら運転」のときも、釈然としない思いを感じたのですが、「H7編成」にとって松本行きは文字どおり最期の旅です。松本で400人の乗客を降ろしてお役ご免となった「H7編成」は、その後篠ノ井線に乗り入れ、スイッチバックの姨捨を通って長野へ向かい、人間で言えば「焼き場」に相当する長野総合車両センターで解体される運命にあります。
三大車窓の姨捨のスイッチバックを走る201系・・・それが死化粧みたいなものでも絵になると思うし、この眼で見たいとも思いますが、通常だったら営業運転しない筈の「死出の旅路」で金稼ぎをすることについては(H4編成の場合、420人乗せて420万円の売上を計上)、憤りに近い疑問を感じます。そんなわけで今回は、「申し込み」をしませんでした。
定期運転最後の日に姿を見せてくれたのはもちろん偶然なのですが、ニワトリさんには偶然とは思えず、このとき別れを告げに来てくれたのなら、だから明日豊田駅に来なくていいよ、と言ってくれたような気がしてならないのです。このまま終わりにしようか・・・。
まあ、近いうちに橙色や黄緑色が今も走る関西に引っ越すからいいけどさ~♪(嘘)
最初の予定では、その日は170~180kmほど走って帰るつもりでした(あれから、もう一ヶ月過ぎてしまったんですね・・・)。柳沢峠を越えて勝沼の「ぶどうばたけ」を下見した後は、高速で一気に国立へ戻ることしか考えていなかったのですが、「ぶどうばたけ」のご主人に勧められて、野辺山と小淵沢まで足を伸ばすことにしました。まだ9時前だし、鉄道写真を撮りながら回れるでしょう。
「これからどこへ行く予定ですか?」「こんな気持ちのいい日なのだから」
このひと言が背中を押してくれました。ありがとうございます。おかげさまで本当に気持ちの良い一日を過ごすことができました。
JR小海線に乗ったときから、「この雄大なカーブの外縁に立って、大きな円を描いてゆく列車を眺めることができたらなあ~」と思った場所に(勝手に「小淵沢の大曲り」と呼んでします)、実際に立つことができたときは、思わずガッツポーズが出たほど愉快でした。午前中より雲が増えてしまいましたが、黄金の稲穂と白い蕎麦の花が良いアクセントになってくれ、たっぷり景色に浸ることができました。道を教えてくれた駅前商店街の人にも感謝します~♪
JR鉄道最高地点でハイブリッド車両を見送った後は、八ヶ岳高原ラインを走って小淵沢に向かいました。その昔、乙女有料道路と呼ばれていたんじゃなかったっけ? 気持ちのいい中速コーナーが連続している道路で、バイクブームの80年代は、いつもバイクがたくさん走っていたような気がします。料金所があったと思われる場所を通過したとき、一気に昔の思い出が蘇ってきました。
よく晴れていたのに、八ヶ岳だけが雲の中に隠れてしまい、とうとう最後までお目にかかることができなかったけれど、清々しい空気の塊の中を右へ左へ旋回しながら、気持ち良く走ることができました。
(左)「まきば牧場」でひと休み。ここで、お昼を食べればよかったかな? 野辺山で大しておいしくない天ぷらそばを食べたことを悔やむニワトリさんでした。
(右)もくもくと草を食むポニー。真っ黒な雲が近づいてきたけれど、雨には打たれず・・・さすが「晴れ男」?
「大曲り」の外縁に立って、2本列車を見送った後、円の内側に移動しました。駅から歩くと結構あるかもしれませんが、バイクだと楽勝です(道に迷わなければ)。真冬の雪の中を行く列車(これが実に絵になる)の写真を撮る場合は、車か徒歩で来るしかないけれど・・・。
(左)蕎麦の花にアキアカネがとまりました。今、この赤とんぼが急速に姿を消しています。
(右)次の列車が来るまで一時間。ゴッホの絵の中にいるような気分を味わいながら時間が過ぎていきました。
やって来たのは、またしても憎き(旧国鉄気動車を廃車にしているので・・・)キハ110系だったけれど、大きな円を描いているわずかな時間は夢のように美しい時間でした。 JR小海線「小淵沢大曲り」の大きな写真は、 → ここをクリック