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ユーカリが丘(こあら)線

2010-11-12 23:42:23 | 鉄道紀行&乗り物

 
 12日の金曜日は、用事があって成田空港へ行ったのですが、それだけでは面白くないので、帰りに京成線の「ユーカリが丘」で途中下車して、三年ぶり(だと思う)に【ユーカリが丘線】に乗ってきました。3両編成の新交通システム「コアラ1~3号」が日替わりで走っていて、この日は「こあら1号」が黙々と働いていました。




 【ユーカリが丘線】は、不動産会社の「山万」が経営する鉄道で、同社が開発したユーカリが丘ニュータウン(殆どの方が都内に通勤していて、いわゆるベッドタウン)の住民の利便性を考えて、京成電鉄「ユーカリが丘」駅からニュータウン内を左回りにぐるりと一周する準環状線です(完全な円を描いてはいない)。
 民間会社経営の新交通システムは、【ユーカリが丘線】と【西武鉄道山口線】しかないのですが、【山口線】はご存知のように大手私鉄「西武鉄道」が運用しているので、極めてユニークな鉄道といえるでしょう。
 スタート地点の「ユーカリが丘」は、ホテルや巨大ショッピング・モールが立ち並び(上写真)、近未来的な雰囲気を漂わせていますが、最初の停車駅となる「地区センター」を過ぎ、環状線となる「公園」駅から普通の民家の軒先を静かに走っていき、左手には畑と田んぼが広がる不思議な車窓風景を醸しだしてくれます。この先、「女子大」「中学校」とストレートな駅名が続き、今日は誰とも会いませんでしたが、通学時間帯は賑やかで華やかな雰囲気に車内が包まれるのでしょう(と妄想)。「女子大」を出たところに車両基地があります。引込線には「こあら2号」が停まっていました。
 トンネルをくぐり(実はマンションの地下を走っている?)次駅の「井野」駅に着きますが、駅前=マンションのエントランスという異次元な演出が素敵です。次駅は先ほどの「公園」駅で、「地区センター」「ユーカリが丘」と戻ってワンサイクルが完了します。
 全長わずが4.1km、時間にして13分の旅ですが、高層ビルからトンネル、田んぼに里山、女子大生と、何でもありの素敵な鉄道だと思います。箱庭的な雰囲気と目まぐるしく変わる景色は、正しくHOゲージやNゲージなどの鉄道模型のレイアウトに似ていて、ニワトリさんはホワイトE-P2のジオラマモードで撮りたかったのですが、うまくいきませんでした(まだ全然カメラに慣れていなくて・・・)。でもこの日も、4サイクルも乗ってしまいました。皆様も、近くまで行ったら、是非乗ってみてね~♪
(1回一律200円。一日乗車券=500円) 


 

 小春日和のぽかぽか陽気の中、3両編成の「こあら1号」が静かにやってきました。「神戸・ポートアイランド線」「大阪・南境線」に続く日本で三番目の「新交通システム」なのですが、地元の人は「モノレール」と呼んでいるそうです。


「公園」から「ユーカリが丘」へ戻る「こあら1号」(ファンタジック・フォーカス使用)


(左)【ユーカリが丘線】の線路図。フライパンを手元からなぞる感じ。佐倉まで延伸する計画を検討中・・・。
(右)子供たちにも人気が高く、この日も小学二年生や保育園児がお弁当を持って遊びに来ていた。


(左)「公園」内のケヤキが見事に色づいていました。
(右)ぽかぽか温かくて、一周している間に夢の国へ行ってしまいました。


 「公園」から「女子大」へ。民家の軒先を走っているのだけれど、左手には田んぼと雑木林が広がり、胸がわくわくしま~す!(これもファンタジック・フォーカス)


(左)遊園地の乗り物みたいな【ユーカリが丘線】。公園内を走行しているところ。
(右)E-P2はリリースタイムラグが結構あって、連写も不可。この日はことごとく一発勝負に負けてしまったが、逆光にはかなり強いことがわかりました。


 この写真はα700で撮影。やっぱり、鉄道写真は本格的一眼レフじゃないと無理かも・・・


(左)この写真もα700。望遠レンズの圧縮効果も程よく出ていますね~♪
(右)こうして見ると、かなり未来都市的なんだけど・・・


 往きは、JR武蔵野線の東松戸駅から「成田スカイアクセス」特急を使って、7時前に成田空港に着きました。朝食は豪華に?カツカレー。帰りは、そのまま京成線で「上野」に戻り、松坂屋に寄り道。「たこ八」の明石焼き(薬味を入れた温かい「だし汁」に漬けて食べるたこ焼き)と、「みはし」のほうじ茶アイス&あんみつを食べちゃいました!


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