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西東京、ぶるっと半周(その3) ~神戸岩へ

2009-03-15 05:17:00 | オートバイ春夏秋冬

これが隠れスポットの神戸(かのと)岩!


 奥多摩周遊道路を五日市側に下りました。まだ少し時間があったので、毎年「何月何日に凍結する?」クイズになる「払沢の滝」(温暖化で凍結しなくなった・・・)と、隠れスポットの「神戸岩」の、どちらかに寄ろうと思いました。結局、小学生の頃から慣れ親しんだ(=遊びに来た)「神戸岩」に足を向けました。秋川国際マス釣り場の先、こんな細い道を行っても大丈夫だろうか?と、車だったら躊躇しそうな道をしばらく進むと、デ~ンと出てきます。


(左)神戸岩は、北秋川支流の神戸川流域で、この部分だけが突出的に発達した峡谷です。高さ=100m、幅=140mの巨大な天然岩が両岸にそびえ立って峡谷を形成しており、岩に挟まれた谷の一番狭い部分はわずか4mしかありません。この岩は恐竜たちが暮らしていたジュラ紀にできたもので、谷底には小さいながらも滝が連続してかかっていて、東京都の天然記念物に指定されています。
(右)峡谷内の一番大きな滝の上から橋を見ると、こんな感じ。


   

(左)橋から川に降りて、あゆみ板を渡り、鉄梯子を登れば、一つ前の写真を撮影した地点(滝の上)に行けますが・・・。
(右)まずは橋を渡って、年中水が滴り落ちているスリル満点のトンネル(硬い岩盤がむき出しで、夏は涼しいよ~)をくぐって、岩の向こう側(川上)に出るのが定跡!だったりして・・・。


   

(左)このトンネルは照明がなく、本当に怖い! トンネルを抜けると、ホッとします。写真の最も暗い部分が神戸岩の底で、スリル満点の遊歩道があります。
(右)わずかな張り出しを足場に、金属の手すりにつかまりながら峡谷の中へと入っていきます。これが千尋の谷なら足がすくんでしまうでしょうが、仮に滑ったとしても2m足らずなので、見た目ほど怖くありません(夏場はここで泳ぎました)。


   

(左)峡谷の中はこんな感じです。遊園地のアトラクションより楽しいかも?
(右)通ってきたところを振り返ると、こんな感じ。小学生のときからここで遊んだっけ・・・。


 一番大きな滝の手前がわりと大きな淵で、水はとても澄んでいます。ここでも泳ぎましたが、本当は泳いではいけない場所だったかもしれません。


   

 自分も含めて多くの友達が、誤って(わざと?)この滝から落ちてしまいました。もちろん全員無事だったけれど、滝壺は思ったよりも深く、水が逆巻いているので、一歩間違うと溺れていたかもしれません。
 バイクに戻ると、ポツンポツンと雨が落ちてきたので、大急ぎで帰宅しました。羽村あたりで雨雲を追い越したのか、結果的には濡れずに済みました。

 今日から二度目のスキーです。といっても、板より長靴を履いている時間の方が長そうだけど・・・それでは、また!


西東京、ぶるっと半周(その2) ~奥多摩湖(小河内ダム)と周遊道路

2009-03-14 22:40:33 | オートバイ春夏秋冬


 味のある奥多摩駅(旧駅名は「氷川」)の駅舎とアオガエル。
 梅干しと梅大福をお土産に青梅梅郷を後にすると、(吉野街道から)青梅街道に戻って奥多摩駅へと向かいました。20分後に到着です。バイクの機動力には今更ながら感心したりして・・・。
 写真の右端に、駅構内で停車中の車両が写っています。長年、オレンジ色の201系が和んでいたのですが、去年のダイヤ改正を境に、新型車両に置き換えられてしまいました。
 ダイヤ改正といえば、3月14日の今日、東京発の最後のブルートレイン「富士&はやぶさ」が廃止になりました。思えば、2~3月に連休を取って「富士&はやぶさ」に乗って熊本へ行き、本物のアオガエル(熊本電鉄・東急5000系。唯一の現役アオガエル)にまた乗ってこようと目論んだのですが、うまくいかず(2月は仕事が忙しく、3月の連休は廃止後の月末)、その代わりに?バイクのアオガエルを買ってしまったのでした・・・。


(左)お昼にはやや早かったけれど(11時20分)、駅舎の二階にあるギャラリー&駅蕎麦屋さんで、鳥だしの暖かいめんつゆにつけて食べる「田舎せいろ」(500円。100円値上がりした?)をいただきました。ギャラリーはときどき変わるのでしょう。今回は、マンホール熱中人?による、東京都の各市町村の「マンホール写真」が展示されていました。ちなみに、国立は「三角駅舎と桜」。ニワトリさんも、ときどきマンホール写真を撮るけれど、自分の住んでいる国分寺市のマンホールの絵柄を問われると、実は知らなかったりして・・・。
(右)「奥多摩 山の恵みカレー」。第一弾が「鹿肉とわさび」、好評につき第二弾「あわび茸とわさび」が発売されました。肉の代わりにあわび茸を使った第二弾はカロリーも低く、女性の圧倒的支持を受けて第一弾以上のヒット商品になったそうです。一食400円。ニワトリさんも買ってみました(おいしかったら、後日レポートしますね)。


 奥多摩駅から奥多摩湖(小河内ダム)に向かって走って行くと、架橋の下をくぐりました。トンネルも見えます(写真左)。ダム建設資材を運ぶために氷川駅(現・奥多摩駅)から水根まで敷かれた工事専用鉄道の跡です。このブログを始めた頃に「奥多摩むかし道」を歩きましたが、そのときも非常に気になりました。この高さだったら登れそうなので、ヘルメットをかぶったまま!よじ登ると・・・(右写真)。架橋に敷かれた木材は完全に腐っていて危険です。


     

 どうやって橋を渡ったのかは問わないでください・・・(左写真)。工事専用線(東京都水道局小河内線)は、1952年に開通して1957年にその役目を終えました。観光線として利用する計画もあったけれど、放置されてしまいました。書類上は「廃止」ではなくて「休止」ですが、半世紀の間に木々に覆い尽くされてしまい・・・(右写真)。自然の力ってスゴイですね!


 東京都民の水がめ=小河内ダム(奥多摩湖)。ニワトリさんも知らなかったのですが、ダム建設から完成に至るまで様々な出来事が起きています。
 かつての東京市がダム建設候補地の調査を開始したのが1926(大正15)年。市西多摩郡小河内村が最終的に選ばれましたが、小河内村は絶対反対を表明します。「幾百万市民の生命を守り、帝都の御用水のための光栄ある犠牲である」と再三説得され泣く泣く応じると、利水をめぐって東京VS神奈川の紛争が勃発し、1936(昭和11)年にようやく工事着工にこぎつけたところ、1943(昭和18)年には太平洋戦争が激化したために工事中断、戦後1948(昭和23)年に工事再開、1957(昭和32)年に竣工しました。
 ダム建設にあたり、小河内村と山梨県丹波山村及び小菅村の945世帯約6000人が移転を余儀なくされ、工事期間中に87名の人命が奪われました。これらの歴史は、奥多摩湖バス停&駐車場前の「奥多摩 水と緑のふれあい館」でも展示されています(「むかし道」を歩いたときも寄りました)。
 土地を奪われたといえば、ツキノワグマもその一人かもしれません。湖畔の山々は昔からツキノワグマの生息地で、人がまれに襲われることもありますが、彼らの生活圏にニンゲンが入っていることを忘れずに・・・。


(左)この時期はいつもこんな感じなのでしょうか? 水量がかなり少ない気が・・・。
(右)湖畔に梅が咲いていました。ダムができる前からここにあったのでしょうか?


 奥多摩湖には、峰谷橋(赤)、深山橋(クリーム)、三頭橋(青)と、魅力的な橋が架かっています(湖水に浮かぶ二本の浮橋=ドラム缶橋も魅力的!)。車が殆ど通らなかったので、深山橋の路肩に止めて記念撮影! いいアーチだなあ~♪ 


(左)奥多摩側と五日市(檜原村)を結ぶ全長19.7kmの奥多摩周遊道路の標高933mにある月夜見展望台(周遊道路は、最高地点1146m、標高差602mのワインディングロード)。夜間は通行禁止なので「月見」はできません。奥多摩有料道路(バイクブームの去った1990年に無料化された)時代の80年代は、峠を走るローリング族のメッカで、頻繁に事故が起きていました。「救急車が到着するまで約2時間かかります」という看板が、料金所や駐車場にかけられていましたが、殆ど効果がなかったみたいです(かく言うニワトリさんも、その昔、有料道路手前で転倒&骨折しました・・・)。「夜間、バイクのヘッドライトと排気音が聞こえてきたら振り向いてはいけない。オートバイには車輪がなく、乗っているのは首なしライダーだから」という噂も、まことしやかに喧伝されていました。
(右)先ほど立っていた湖畔(写真の左上端)を見下ろすと、やはり保水量がかなり減っている感じ・・・。

 題名、前回の「ぐるっと」は打ち間違いで、今回の「ぶるっと」が正しかったのです。バイクの排気音「ぶるるっ」と、寒さに震える「ぶるるっ」をひっかけたつもりでした・・・


西東京ぐるっと半周 ~吉野梅郷から奥多摩湖&神戸岩

2009-03-13 23:30:05 | オートバイ春夏秋冬



 13日の金曜日、「雨をよける男」の本領を発揮して?青梅の吉野梅郷から奥多摩湖(小河内ダム)を目指し、周遊道路(写真は標高993mの展望台から湖を見下ろした図)をぐるっと回って五日市側に下り、密かなスポット=神戸(かのと)岩を十数年ぶりに訪ねてきました。走行距離は150km。道中バイクを止めて1万歩も歩いていなければ、夕方から仕事が入っていなければ、今日の走りでトータル500kmに達したのに残念・・・。スムーズに走っている時間が長かったせいか、今回燃費は25.7 km/ℓ と、なかなか優秀でした!


(左)まずは、青梅の吉野梅郷へ、梅の開花具合を偵察してきました。【青梅市梅の公園】入口の枝垂れ梅の下にいるアオガエル君の隣に「梅の公園通り」の標識が立っていますが、その下に青梅市の市章と、姉妹都市のボッパルト市の市章が並んでいます。両市は1965年に姉妹都市提携しました。
 ボッパルト市って、どんなところ?と思った人は、 → ここをクリック

(右)向かいの斜面から眺めた景色(ここだと入場無料。【梅の公園】の入場料は200円。小学生以下と障害者手帳をお持ちの方は無料です)。「枝垂れ梅の滝」も開花していて綺麗~♪


(左)全体的に見ごろを迎えているみたいです。黄色の花は「山茱萸(サンシュ)」といって、梅ではないのですが、この木があると梅林がいっそう綺麗に見えるので、「黄梅」と呼ぶ人もいます。「蠟梅(ロウバイ)」の素敵な香りは、そろそろ終わりかな?
(右)向かいの急斜面の下にはお茶屋さんがある。ポジションとしては、公園内のお茶屋さんより、こちらの方がいいかも? 個人的にはどうでもいいことだけど(そうでなくても好きな場所だから)、吉野梅郷は「日経ランキング」で日本一を獲得したそうです。


    

 「梅の公園」の近辺には有料駐車場が多数用意されていますが(この時期、民家の軒先が駐車場に代わる?)、辺りを散策するなら電車+徒歩がお勧め(青梅線「日向和田」下車)。少し先の竹林の横にバイクを置くと、後ろを横切る白と黒の物体・・・恰幅のいいネコでした!


     

 吉野梅郷では、2万5千本の梅が沿道を縁取り、梅やミツマタを眺めながら、日向和田から二駅先の二俣尾までのんびり歩くのもいいと思います。次のお休みは、去年のように電車で訪ねるつもり(仕上げは、河辺駅前の温泉「梅の湯」で~♪)。


 ミツマタ(左)とサンシュ(右)。マクロ望遠機能を使うと、背景をぼかした写真も撮れる(今回はコンデジR6で撮影)。バイクだと一眼レフを背負うのが億劫で・・・GX200が欲しい?(お金がないのにまたまた「欲しい病」ですか・・・)

 思考力ゼロだったので、14日の朝書きました(同じだったりして!)。続きは仕事が終わってから・・・。


オートバイを運転すると脳が活性化される?

2009-03-07 23:50:50 | オートバイ春夏秋冬



 このところバタバタしていて、ブログを更新する時間がありません。昨日は、肉体的にハードだったのか、21時過ぎに寝てしまいました。今日も、朝から2万歩以上歩き、23時半ごろ帰宅しました。さて、ブログでも書こうかと思ったのですが、何も浮かんでこず・・・そういうことでは、とてもじゃないけど脳が活性化しているとは言えないのですが、二、三日前の新聞に掲載されていた「オートバイに乗ると脳が活性化される」という記事についてコメントしようと思います。

 「脳トレ」で知られている東北大学の川島教授がヤマハ発動機の協力を得て、二輪車が脳に与える効果を調査しました。その結果、二輪車を運転しているとき、大脳の前頭前野(記憶や感情、行動の制御などを行う部分)をよく使っていて、オートバイを日常的に運転している人は、していない人と比べると(平均年齢40代半ば)、認知機能が高いことがわかったそうです。
 また、メンタルヘルスのアンケートでは、オートバイを運転した後は、イライラ感や身体の不調、憂鬱感など、様々なストレスが減りました。
 二輪は四輪と違って、両手・両足が異なる動作を行うことに加えて、転倒させないためバランス感覚も大切です。四輪車に乗るより、体力、運動神経、反射神経が必要で、肌を露出させているため、気候や温度変化などにも敏感になるそうです。記事を読んでいく限り、とても充実した時間を過ごせるように思えますが、二輪の代わりに、例えばラグビーのようなスポーツをあてても成り立つだろうし、登山とか、水泳とか、楽器演奏(両手・両足が異なる動作といえばドラム!)とか、脳を活性化させ、若さを保つものはたくさんあるような気もします。
(「二輪の代わりに~」以下の部分は、朝起きてから書き直しました。昨日の晩は殆ど脳が寝ていたようです・・・)

 ということから、私のオートバイは、「老化防止と予防のために買った」と、言い訳ができそうです。ストレスについては、常日頃から殆ど感じておらず何ともいえませんが、オートバイを購入したことで、さらにストレスがたまらない人になったかもしれません。今日、仕事の合間に乗り、オドメーターの針はやっと300kmに達しました(まるで、活性化していない文章です。すみません・・・)。

 もう寝ます・・・


雪が降る前に~♪ 

2009-03-03 23:53:10 | オートバイ春夏秋冬


My「アオガエル」のボディライン。スリムだけど悩ましいカーヴを描く・・・


 お昼までは持ちそうな空だったので、雪が降る前に近場をひと走りしてくることにしました。「9日ぶりのご対面~」というわけで、シートカバーをはがし、マシンを路上に運びます。自宅の庭が非常に狭いため、最初は出し入れするのにかなりの時間と手間がかかったのですが、何度か繰り返しているうちに、それほど苦労せずにできるようになりました。
 走りとは関係ないけど、「アオガエル」のチャームポイントの一つに「妖精(チビッコさん命名)の鳴き声」があります。まだ、たった二日間しか乗っていませんが、エンジンをかける前と、エンジンを切った後によく聴こえてきます(小さな音なので、エンジンがかかっているときや走行中は耳まで届かないのかも)。今日は、イグニションスイッチを入れた直後に「くぅ~」と鳴きました。そのままエンジンを始動させないでいたら、催促するように「ぴぃ~」「ぴぃ~」と鳴きました。タンク内のエア抜きから発している音らしいのですが、09年モデルでは解消されるかもしれないと聞いていたので、少々不安を感じていました。ちゃんと鳴ってくれたので、ひと安心です。

 午前中は、休みにもかかわらず事務所に通うなど、近場を走るにしても中途半端になってしまったのですが、お昼を食べに家に戻るまで(金欠です)約50km走ることができました。途中で給油して燃費を計算したところ、22.98 km/L。もっと走るそうですが、まずまずといったところかな?(セルフ式じゃないのに、どこよりも安い99.8円!)
 午後は、もう少し天気が持ちそうだったので、多摩モノレールに沿って走り、終点の上北台駅から多摩湖(村山貯水池)まで行ってきました。多摩湖に沿って走る周回道路は、自分が初代CBR400に乗っていた頃は走ることができたのですが、そのうち二輪乗り入れ禁止になってしまい、今も走ることができませんでしたが、久し振りにこの付近を走ってみると、何とも懐かしかったです。


(左)多摩モノレール上北台駅前ロータリーで。武蔵村山に廃線跡(村山&山口貯水池を建設するために敷かれた軽便鉄道)があると聞いていたので、それを訪ねようかと考えたのですが、駅前の地図には記載されていませんでした・・・。
(右)村山貯水池。かなり水量が少ないような気がする。湖畔周回路が二輪乗入れ禁止なので、知る人ぞ知る「多摩湖富士」までたどり着くことができなかった(反対側から目指したが、時間切れに・・・)。次はお花見の季節に来ようかな?


(左)道路は走れなかったけど、その代りに面白そうなものを見つけた。東大和市郷土博物館だ。左側のドームはもしかして・・・?
(右)やっぱり、プラネタリウムだった。一回大人200円。土日は一日3回上映されるけど、平日は午後3時の1回限り。1回の上映時間は約45分。雨が心配だったが・・・。


(左)2階は常設展。今朝、佐渡のトキが長野まで飛翔したことが報道されていたが、江戸時代、ここでもツル、コウノトリ、トキを普通に見ることができたそうだ。自然観察会や星空観察会も、定期的に行われている。
(右)常設展の一角。村山&山口貯水池は我々の水甕だ。羽村の堰で取水した水をここに送っている。貯水池のカットモデルもあった。


(左)定員は100名。この日は、何とニワトリさんの貸し切り!
(右)プラネタリウムの魅力の一つがこの投影機。たまりません~♪


 東大和市郷土博物館のシンボルのイノシシと・・・。意外に思われるかもしれないが、鉄道+徒歩の方が自由度は高く、フットワークも軽快だ。しかし、鉄道が通っていない場所もあるし、徒歩では行動範囲も限定される。バイクがあると、行動半径と機動力は飛躍的に増加する。
 
 プラネタリウムの終了後に表に出たら、雪のような雨がチラホラ降り始めているじゃない? 急いで帰宅したのですが、運良く全く濡れずに済みました。
 今日は合計80km走ることができ、ようやく230kmになりました。初日は、体が久しぶりのバイクに慣れるのに精一杯で、そのくせ「所詮はクォーターだから」とアンダーパワーにがっかりしたのですが、今日は乗っていて楽しくて仕方なかったです。
 確かに最高出力は、昔の250CCと比べると15馬力近く劣っていますが、それどころか馬7~8頭分のパワーに過ぎない4000回転が上限でも、メリハリの利いた走りをすることは十分可能で、そうした走り方をしてあげると、バイクも嬉しそうについてくることがわかりました。初日は殆ど聴こえなかったか、トラクターの音程度にしか聴こえなかったエンジン音もサウンドとして聴こえてくるようになったし、パラレルツインならではの「脈動」も感じられるようになりました。唯一の不満は割と早めにお尻が痛くなることぐらいかな?

 時刻は1時47分。この調子だと、雪は積もらずに済みそうですね・・・。 


新しいオモチャ! ~Ninja 250R

2009-02-22 23:52:35 | オートバイ春夏秋冬

 ひとしきり講習?を受けて自宅前に戻った。お向かいさんのミモザが綺麗に咲いていたので、「まい・アオガエル」と一緒に写ってもらった。


 6時32分に家を出て、立川に向かって歩き出しました。販売店の「プロショップ西郷」さんは、甲州街道の日野橋交差点から新奥多摩街道に入って、多摩モノレールと交差する立日橋北を越え、中央線の陸橋をくぐり抜けた先にあるのですが、国立からはるばる歩いて受取りに行った人は、もしかしたらニワトリさんが初めてかもしれません。
 自宅から立川まで万歩計で約5000歩(3km)だから、1時間少々で着くと踏んだのですが、本当にそのとおり、1時間5分(約8700歩)で到着しました。朝の冷気が気持ちよく、途中でおにぎりを頬張りながら、歩き続けました。立川から多摩モノレールに沿って南下し、柴崎体育館駅から府中崖線の「はけの道」を少し歩いてみたのですが、カルガモ、シロサギ、ハクセキレイといった鳥たちが思い思いの朝を迎えていて、なかなかいい感じでした。この「歩く」という行為は、自分の中では乗り物に乗るよりも重要な位置にあることを再確認しました。
 じゃあ、オートバイなんて必要ないじゃん!と言われると、全くそのとおりなのですが、引出しがたくさんあると楽しいでしょ~的な発想というか、立派な年男だというのに、節操のなさは12歳の子供と同じレベルだね!


     

(左)7時40分、到着。ガラス越しに「リトル・ニンジャ」君とご対面。
(右)走行距離2.5km。この先、どこまで伸ばせるか? これから、どんな時間を過ごそうか?


 フルカウルの美しいマシンだけど、中身は至ってノーマル。血がたぎるという面では、兄貴分のZX-6RやCBR600に勝るものはないと思うけれど、ニワトリさんのような人には、半歩間違えただけで『最も危険な遊戯』になってしまう。Ninja 250Rは乗り手を選ばないし(・・・と信じたい)、通勤からサーキットまで、オールラウンドに使える点が素晴らしい。燃費も優秀なんだって!(まだ給油していないけど、どこまで走るか楽しみ)


 こちらは、本日の教官を務めてくれた西郷さんのZRX1200 DAEG。ニワトリさんより少し年上だと思うけど、若さと情熱&テクには驚かされる。一般道や細い露地での徹底した安全確認、コーナリングのライン取りに高速走行、不整地での超低速方向転換まで、長時間にわたっておさらいしてくれた。西郷さんがビッグバイクを手足のように操れるのに、自分のライテクは50CC!クラス・・・早く250CCを乗りこなせるようになりたい。お仲間には、60歳になってから大型二輪に挑戦し、ZX-10Rに乗っているスゴ~い方も! 今度ツーリングに連れて行ってください~♪

 西郷さんのお店「プロショップSAIGO」のHPは、 → ここをクリック



 11時過ぎに家に戻ってきました。今年は少ししか咲かなかった梅は早くも散り始め、サクラソウは去年の暮れから咲き始めました・・・。メジロやウグイスが来てほしくて果物を置いたら、今のところヒヨドリの独断場。スズメもここに来たいのですが、ヒヨドリは、自分が食べ終えたのにスズメが近寄ってくると、威嚇して追い払ってしまいます。仲良く食べて~♪


 午後は、「慣らし運転」を兼ねて、まず井の頭自然文化園に行ってきました。ツシマヤマネコの「寅次朗」は、丸太の上に立って、レッサーパンダのように笹をムシャムシャ食べていました。食べた後は戻していたので(猫や犬と同じだ・・・)、お腹の様子が良くないのかもしれません・・・。キツネの「テトゥ」はお昼寝中。はな子も元気でした。


 続いて、横浜まで「慣らし運転」。妹の家で、メジロの「ヒナ」と久し振りにご対面。


 家に戻ってきたとき、オドメーターは148kmでした。家の周りを回って150kmに乗せました。この先しばらく乗れそうもないのですが、末永くつきあっていきたいと思います(メジロの可愛い写真は別項で・・・)。
 去年の夏から欲しい欲しいと思っていた「プチ・忍者」君、速度計の200km/h表示は「はったり」だし(最高速=160km/h程度)、Ninjaといえばやっぱり、トム・クルーズが『トップガン』で乗り回していたGPZ900(初代)だと思う。個人的には、大好きな東急5000系から名前を拝借して「アオガエル」と呼びたいな~♪

 帰宅後、肩は凝る、お尻は痛い、クラッチ切ってた左腕がだるい・・・お風呂に入って疲れが取れたと思ったら、寝てしまいました。日付は後づけです。


納車一日前!

2009-02-21 23:59:30 | オートバイ春夏秋冬


 久し振りに、午前様(1時30分!)の帰宅になりました。明日はお休みなのですが、午前6時前には起きなければなりません。オートバイを引取りにいくからです。
 去年の夏に、オートバイ熱が蘇ったことをブログに書きましたが、それが現実になるとは、今週の火曜日まで思いもしませんでした。実は最近、以前にオートバイを買ったことのある販売店を二回ほど訪ねたのですが、全然ピンと来なかったのです。最初に訪ねたときに、欲しいと思うオートバイが展示されていなかったこともあったのですが、結婚したくてお見合いしてみたけれど、相手がそれほど乗り気でないし、自分もそこを敢えて押す気にならない、といった感じに近いかな?
 ところが、縁とは不思議なもので、17日の火曜日に多摩動物公園まで自転車で行った帰りに訪ねたお店がとてもいい感じで、ここで買えば(同じオートバイなのに)より良い関係が築けそうで、販売店とも末長い付き合いができそうな気がしました。トントン拍子に話が進んで、日曜日に納車してもらうことになりました。バイクを運転するのが10年ぶりだと話したら、それなら(勘を取り戻すまで)一緒に走りましょう、と声をかけてくれ、朝7時台にお店を訪ねることになったのです。
 急な話なので、まだ気持ちが追いついてこないのですが(現実味がまだ湧かない)、ひと眠りして出かけます。詳細は後ほど・・・。

 半分眠りながら?書いたせいか、意味の通らない部分が・・・。さあ、それでは、行って参ります~♪(6時20分)
 


ときには星の下で眠る ~オートバイ熱再び?

2008-09-29 23:58:15 | オートバイ春夏秋冬


 憧れに憧れた2台のオートバイ。CB400Fは4into1のマフラーの描く曲線が、KH400は左右非対称の3本マフラーが何とも格好良かった。CBは黄色も素敵だったが、KHは派手な緑より茶色が好きだった。プラモデルでいいから欲しい~♪


 中学生になろうという春休み、子供たちだけで三浦半島の南端にある城ケ島まで一泊旅行に出かけた。ただ城ケ島にだけ行くのでは面白くないので、旅のガイドブックを参考に行程表を作り、鉄道&バスを利用しながら三浦半島を一周した。
 まずは京浜急行に乗って横須賀中央駅で下車、記念艦三笠を見学し、三崎口からバスで観音埼灯台と剣埼灯台を回り、最後は徒歩で城ケ島大橋を渡り(海を跨ぐ橋を徒歩で渡ること! 城ケ島大橋は当時の自分たちには瀬戸大橋にも匹敵する大橋だった)、その晩はユースホステルに泊まった。翌日は城ケ島灯台を見学してから遊覧船で油壷へ移動、水族館を見学後バスで逗子まで行き半島一周達成、横須賀線に乗り東京駅経由で帰宅・・・というコースだった。

 こうして中学卒業までは、時刻表をひも解きながら公共交通機関を利用して旅行に出かけていたのだが(今と同じスタイルだ)、いつの頃からか、もっと自由に旅をしたいと考えるようになった。ガイドブックではなくロードマップを持って出かける旅・・・時間に縛られることもないし、道が続く限りどこにだって行ける。寝袋とテントがあればどこでだって眠れる・・・鉄道&バスを使わない旅行は、時刻表という名の「束縛」から解放された「自由」な旅のように思えてならなかった(今では、もちろん、時刻表イコール束縛ではなくて、ゲームの規則だとして楽しんでいる)。

 自転車は、自分にとって自由な旅を可能にしてくる魔法の道具だった。折しも、週刊『少年キング』で『サイクル野郎』という漫画が連載されていた。中学を卒業したばかりの少年が自転車で日本一周をする物語だ。僕も友達もこの漫画に夢中になり、中学卒業と同時にドロップハンドルのサイクリング車を買った。友人たちはより速くより軽いロードレーサーを選んだけれど、自分の愛車はメタリックグリーンの「ユーラシア」という名のランドナーだった。ツーリング用の荷物を積載するためのクロームモリブデン製の頑丈なフレームに、悪路に強い太いタイヤを履いていた。日本一周どころか、その名のとおりアジア横断だってできると思っていた。高校時代の三年間は、どこへ行く場合も「ユーラシア」が相棒だった。

 確かに自転車は楽しかったが、より遠くへ行くことができ、より速いスピードが出せるオートバイにも憧れた。またもや漫画の話で恐縮だが、『サイクル野郎』が連載されている頃、同じ『少年キング』で『ワイルド7』が連載されており、『少年チャンピオン』では『750(ナナハン)ライダー』が人気を博していた。ワイルド7のリーダーの飛葉ちゃんと、高校二年生の光クンの愛車がホンダCB750FOURだった。4本マフラーのCBは実に格好良かった。オートバイ人気はその後、カワサキZ2が活躍する『あいつとララバイ』や、ホンダCB750Fとスズキ「カタナ」の人気を不動にする『バリバリ伝説』(共に『少年マガジン』)へと続いていく・・・。

 今でこそ、教習所で大型自動二輪免許を取得できるけれど、その頃は「限定解除」といって、試験所の実技試験をパスしない限り大型自動二輪免許は取得できなかった。暴走族が社会問題化していたこともあって、「限定解除」は合格率3%の狭き門だったのだが、自分の場合はそれ以前に、高校卒業までは免許を取ることを許してもらえなかった。友人たちは16歳になると、原付免許を取得し、ゼロハンを手に入れた。その頃の人気車はホンダCB50-JXとヤマハRD50で、夕方ぐらいから集まっては鉄道総研前の直線路で最高速を競い合った。最初は2ストのRDがリードするのだが、じわじわCBが追い上げてきて最後に逆転する。85kmぐらい出たと思う。
 400ccクラスの中型自動二輪(今の普通自動二輪)に颯爽と跨って、家に遊びに来る友達もいた。カワサキZ400、KH400、スズキGS400、GT380、ホンダCB400F、ホークⅡ、GL400、ヤマハRD400・・・免許を取得する前に、自分も跨らせてもらった。憧れのバイクたちだ。

 皆が(女の子とつきあう目的で)車の免許を取り始めた頃、ようやく二輪に乗ることを許されたので、早速教習所の門を叩いた(車の免許は大学4年になって就職のため取得)。そして、今から10年前までバイクに乗り続けてきた。10台以上も乗り継いだのは、色々な種類のオートバイに乗りたかったからだ。オンロード(ツアラー、レーサーレプリカ、アメリカン)&オフロード(ダートラ、モトクロス、トライアル)、4サイクル(単気筒、ツイン、マルチ)&2サイクル(単気筒&ツイン&トリプル&フォア)、直列&V型&水平対向(そしてエンジンのマウントの仕方)、百花繚乱に咲いたバイクたちは、皆個性的で面白かった。

 自転車で真夏の野川散策に出かけた際に、風を切る楽しさと汗を流す楽しさと思い出すと同時に、以前からその傾向が増していたのだけれど、気持が完全に70年代後半に戻ってしまったようだ。その当時読んだ本、聴いた音楽、観た映画に惹かれるように、その頃憧れていたオートバイが無性に懐かしくなってしまった。
 試しにインターネットで検索してみたら、手曲げの4本マフラーが美しい曲線を描くホンダCB400F(ヨンフォア)は100万円以上・・・続いて、一番最初に乗りたいと思ったカワサキKH400(ケッチ)を検索してみたら、やはり70~100万円超・・・この先、一生乗れるならこの2台を最後のオートバイにしてもいいなあ、どちらか1台を選ぶとしたら、サウンド&加速感が独特なKH(2サイクル3気筒)にしようかな?最初に憧れたバイクだし・・・などなど夢想するだけで楽しかった。

 最近はどんなオートバイが発売されているだろう? 四大メーカーのHPを訪ねて愕然とした。レプリカブームが終わりを告げ、やがて2サイクルエンジンも市場から姿を消したことは知っていたが、ここまで廃れてしまったとは・・・400ccのロードモデルについては、カワサキは完全撤退、ホンダも水冷4気筒の1機種のみ、スズキが4気筒のネイキッドモデル2種とアメリカン、ヤマハが空冷4気筒、アメリカン、そして超ロングセラーの単気筒=SR400と、かつての隆盛を考えれば絶滅に近く、250ccクラスも冷え切っていた。
(生産終了モデルに気がつかず、この部分を書き直しました)
 そんな中で、スズキST-250Eと、カワサキNinja 250Rが光っていたので、より詳しく調べてみた。動画をクリックしてエキゾーストノートも聴いてみる。片や単気筒のネイキッド、片やツインのフルカウルと、ルックスは全く異なるけれど、どちらのオートバイも走る楽しさと眺める喜び(磨く喜びも含む)を味あわせてくれそうだ。250ccという排気量がまたいい。維持費が安上がりで(両車とも燃費が良く、長い航続距離を誇る)、馬力も重量も手頃なので、等身大の走りを楽しめる。昔みたいに、タンクバッグに片岡義男の文庫本をしのばせて、気ままなツーリングに出かけてみたくなった。 最初に持ってゆく本は、『ときには星の下で眠る』がいい。

 シンプルで美しいST250E(左)と、フルカウルのNinja 250R(右)。ビキニのお姉ちゃん付のドイツの広告が面白かった。来春を目標に【Ninja 貯金】する?