
甲府盆地は、桃の収穫量が日本一だそうです。どこでも普通に桃畑があるのですが、その中でも笛吹市の「桃の里」は一宮の高台にあって、この季節は斜面全体がピンク色に染まるから、それを目指してバイクを走らせれば(文字どおりの)「桃源郷」に辿りつくことができるはず! その考えは間違っていなかったのですが、ニワトリさんは、桃の里を訪ねる前に「ももの里温泉」でひと風呂浴びようと目論んでいました。
勝沼フルーツラインから国道20号に入り、ガソリンスタンドで「ももの里温泉」までの道を尋ねたところ、「わかりません」という意外な!答えが返ってきました。とりあえず、ピンク色の斜面を目指しましたが、「そろそろかな~?」と思ったあたりで、うまい具合に、軽トラから降りて何か作業をしようかという人が視界に入ったので、バイクを止めて質問してみたところ、親切丁寧に教えてくれました。方向オンチのニワトリにしては道を一本間違えていただけで、教わったとおりにもう一本先の道を左折してしばらく進むと、「ももの里」温泉に着きました。


(右)「ももの里温泉」。温泉というより、村のお風呂屋さんといった感じ。この日は駐車場が満車で、車を止めるのにひと苦労している人もいたが、温泉自体はまだまだ人を受け入れる余地があった。目の前が桃畑なので、(公式HPのうたい文句ほどではないにしても)確かに露天風呂から花見ができる。入浴料600円(市民だと、銭湯より安い300円!)は庶民的~♪ 「ももの里温泉」公式HPは、 → ここをクリック
(左)「ももの里温泉」(三角屋根が見えますね)から、桃源郷を目指す。

桃畑の中をつづれ折りに上がってゆく・・・気分はすでに桃源郷!


(左)ゆっくり高度を上げてゆく。自分のような観光客も結構来ていた。
(右)駐車場のある高台に着いた。ここから桃源郷を歩こうというわけ。ピンクの絨毯が麓まで点々と続いていた。さすが、日本一の「桃の里」!

駐車場とログハウス風の展望台(ここには上がらなかった)を振り返る。

(左)桃のショッキング・ピンクにライムグリーンがよく映える。まるで、梅にウグイス? このあと、乳母車に赤ちゃんを乗せた若いお母さんがやって来たので、バイクが邪魔だろうから、どかそうとしたら、「とても綺麗ですね。オートバイと一緒に写真を撮らせてくれませんか?」と声をかけられた。乳母車に乗った赤ちゃんは濃い山吹色の服を着ていて、これがまたピンクと緑に実に良く似合っている。そこで、「こちらこそ、アオガエル君とツーショットを撮らせてもらっていいですか?」と、お願いすることに・・・赤ちゃんに「こっちだよ~」と声をかけると、カメラ目線をくれました~♪
(「ブログに載せてもいいですか?」とは訊かなかったのでお披露目できないけど、素敵な記念写真が撮れて、良かったワン~)
(右)一つの木から紅白の花が! 接ぎ木して作ったのかな?

梅に菜の花に桜に桃・・・今年の春は最高でした! 桃の瓶詰め(1200円)をお土産に買ったときに、色々お話を聞かせてもらいましたが、日本一の桃の里であろうと、後継者不足が深刻な問題になっていて、自分たちが働けるうちはともかく、このままでは桃畑を維持することも難しくなるだろうと、おっしゃってました。

桃の花のトンネル!

ピンクに混じって白い花を咲かせているのはプラムの樹なんだって!

美しき桃の里。空気が霞んでいなければ、山頂に雪を抱いた南アルプスもくっきり見えるそうだ。笛吹からピンクが消える日が来てしまわないように・・・。

陽がかなり傾いてきてたので、帰途につくことにした。中央道はかなり渋滞していたが、国道20号も場所によってはかなり渋滞していた。スリムなアオガエル君はすり抜けも楽で、「お先に失礼~」
走行距離=236km。燃費=30.41km/ℓ 。交通費=823円!は助かります。