おやすみ

皆さん、御守やお土産をありがとうございました。
束となって枕元に飾られています。
神様だらけ。

神保さん（梛くんのご両親）からのニューヨークのお土産は、非常にレベルの高いニューヨークの歴史についての本でした。英語版の。ありがとう。
「これさ…」
「父さんが明日、読んであげるよ。」
「あ、うん。そうしてもらえると助かります。」
「もう、今日はおやすみ。安心して寝ろ。」
「うん。父さん？今日、金の鶴どうだった？」
「渡したよ。金メダルの代わりだそうです、と。お父さんもお母さんも喜んでくださったよ。」
「そっかそっか。梛くん、偉いね。すごいね。」
「元気そうだったよ。ヨコシンとユウトのことを思い出して胸がいっぱいになったなぁ。幸せそうな笑顔だった。行かせてくれてありがとうね、禅。」
「父さんこそ、急いで帰ってきてくれてありがと。ごまたまごもありがと。」
「どういたしまして。」
「ちょっと、ゴロゴロしながら寝るね。眠くなってきた。」

しばらく、どこにも行かないからね。
全部お断りしたから。
明日の夜、応援団の練習だけ行ってくる。
【応援の力】を磨いてくるよ。

おやすみ。
楽しい夢を見よう。
早く退院して、約束した旅に出かけよう。
母さんには、父さんから話すから大丈夫。
おやすみ。

もうすぐ、もうすぐ。

上野駅では仕事中のバシータ（万年番長ね）とせつ子さんが待ち受けていました。


この人、修学旅行の人みたいだ。


もうすぐ仙台。
あと30分。
禅、お待ちどお！
もうすぐ帰るぞ！

再びおかえりなさいの写真。
本当におめでとう。
生きてこそ。
生きてこそです。
それ以外はなんとでもなる！


上野駅のわらび餅屋さんで、禅にお土産を買った。
そのわらび餅屋さん、応援団に入りたいらしい。
憧れて、憧れて、憧れているらしい。
そのように言った。かわいらしい。
どうぞ。
ありがたいばかりだよ。

おかえりなさい。

良かったね、としか言えず。

素晴らしい事だと、涙を堪えるのが大変。
「来い！」
とお父さんに手を広げて言うと、ガッチリと抱き締めて来た。
おかえりなさい。
今日からはしばらく大阪に。
関西のみんな、よろしく頼むぞ。
なにかを。


これまた、素敵な写真じゃないか。


禅が作った金メダル代わりの金の鶴も渡したからね。
今、帰るよ。

ツッパって行くのだ。

ヨコシンと成田空港へ向かいます。
「了ちゃん、絶対大丈夫。」
「おう。」
「はい、ツッパって！」
パシャリ！


俺たちの、息子の親友を迎えに行く。

梛くん。よく頑張ったね。
と言いたい。
お父さん、お母さん、ナイス根性。
と言いたい。
そして、これからのハッピーな人生を応援しに行きます。
ずっと決めていたことだから。
仕事はキャンセル続きでごめんなさいなんですが、これは禅も望んだこと。
「あのさ、父さんとヨコシンが行かなかったら誰が行くの？俺の分も頼んだよ。行ってらっしゃい。」
だって。
そうだね。
君の分まで「おかえり～！」と言って来るね。
夜まで待っててね。
急いで戻ります。

長い間、出張の時には必ず利用していた喫茶店みたいな店が閉店。
今日はその最終日でした。
「へぇ～、閉店だってよ了ちゃん。」
「なにが？」
「この店。」
「うっそ！あ！ホントだ！！今日だし！」
そんな写真。
お世話になりました。
でも、いつも高かったです。


ツッパって行こ～！