いい家にしよう

「団長、あの、今度うちを見て欲しいんですけど。」
「おお、いいぞぉ見るだけな！」
「違います。リフォームをして欲し…」
「おお、いいぞぉ！」

ほほう。
クロスを貼り替えるから、落書きするなら今のうちにとは言ったが、なかなかやりおる。
小窓を作りたいそうだ。
ほほう。
おもしれぇ。


シルマと一緒に作りました。


小窓。


こちらは別な灯り取り窓。


学習机。


カウンター。


多機能食器棚。


こやつの家です。
おいちゃんです。


「スノコぐらい自分でやってみっかい？」
「そっすね！やってみたいです。」


「キッチンの天板も磨いてみっかい？」
「やりまーす！」


「亜麻仁油も自分で塗りな。」


可愛く出来ましたね。


引き出し、かわいい。
「うちの団長は何でも作るっすねぇ！いつだかスンドゥブ作ってましたもんね！あれは美味かったっす。なぜか怒られたけど。」
「そんなことあったっけ？」
「芋煮の時っす！」


「レンガも二人で貼りなさい。」
「いいんですか？」
「いいんですよ。」


ムーディー。


和室も綺麗に。


いい感じ。


寝室。
壁を新たに作って…


おいちゃんの一畳書斎。
USBコンセントも付けました。


リビングです。


廊下もまとまりましたね。


「いい家にしよう。」
「はい。」

いい家になったかい？
「帰るのが楽しみないい家になったっす！」

ありがと。
そう言って頂けてとっても嬉しいです。

合間にレコーディング！
上海経由のCDが出るよ〜！

チクショー！
カセットで出してやる！
できるヒト風。


息子もピアノで参加。


たてちゃん、おつかれさん。


さぁ！
次だネクスト！
明日は美容室の打合せ！
ダニエル邸も仕上げて、マンション三部屋も待ってるぞ！

げふぅ！

頼まれるということはだ。

おいちゃんの子どもの学習机をこさえた。
こさえる、はさすがに標準語ではないだろうけど、こさえた。
ヤスリがけって愛情だと思う。
トゲ刺さんないようにって、シャコシャコ磨くのだ。
「いっぱいお絵描きするんだろう。」
「勉強もするんだろう。」
そんなことを思いつつ、シャコシャコ磨く。


本当にいろんな事を頼まれる。
風呂を入れ替えたい。
キッチンは手作りで。
床を断熱にしてくれ。
店を出すから、なんとかして。
部屋の雰囲気を変えたいのだが。
照明を一緒に選んではくれまいか。
Ｔシャツのデザインを頼む。
お菓子工場をデザインしてけろ。
マンションをリフォームしなさい三部屋も。
うちの学校に講演にきてくれよ。
CMを作りたいからコンテを考えなさい。
応援に来てくれ。
下駄箱作って。
コンテナハウス設置するから、なんとかして。
犬を飼いたい。
壁じゃ暗いから、灯り取りの窓をつけてくれ。


もうね、なんでも言って。

昔話には偶然に掴んだ一本のわらしべを元に長者になった人がいる。
ああだこうだと深く考えもせずに、困った人に片っ端から親切にしていたわけ。

要は。
訪れた「チャンス」かどうかも分からないその機会をちゃんと受け入れていったら話がでかくなっていったわけだ。
天からの機会っていうのかね？
それを受け入れている。

ただ、奴に必死な感じはしない。
欲もなければ執着もなく、でも、人としてちゃんと生きている。
それだけで奴はいい流れをつかんだ。

頼まれるってのは、そういうことなのかもしらんね。
欲や執着は、いかん。

最後は全て返すわけだから。

さくらマラソン 番外編

最近忙しいのかい？
ブログの更新がなくて寂しいよ。

そんなおじさん達の声が多く寄せられます。
おじさんなんだ。

「分かった、書くよ。ふざけた感じ？真面目な感じ？どっちごいい？」
「どちらも。君の元気は伝わってくる。更新されないと元気なのかな？って心配になるしさ。」

よかろー！！

さくらマラソンの様子でござい。

「おはよーございます。」
「あ、おはよーございます。」
ふかぶか。
ふかぶか。
この時、台湾で大人気というマンゴーミルクを飲んでいました。
甘かったです。


ほぼほぼランナーは見ていないだろうという、開会式でのエールでございます。
手は抜きませんが、去年あたりからはアッサリと終わらせます。
だってこの後に辛い時間が来ることを知っていますからペース配分です。


「スタートまでどんぐらいあんの？」
「1時間近くあります、団長。」
「そんなにあんの。じゃ、寝よ。」
「おやすみなさい。団長寝るってよ。」


寝てる間にこんなことしてやがったのか。
証拠写真だ。
次会ったらキャメルクラッチを喰らわそう。

腕、太〜！


寝てる間にホシ団員が。


「おはよう団長！」
「おはようございます。」
カボチャパンツを履いた、打ち上げられたマーメイドみたいね。


天気良すぎ。
ランナー辛かろうの、と話していました。


おはな。


さぁ出番だ！
10分前エール！


「我々〜、こちらで最後の一人まで全力で応援しております。」
「おおお！！！」
「がんばれよ〜青空応援団！！」
「いいぞいいぞ！」
「毎年ありがとう！」
「聞けい！」
「ドヨドヨ」
「天気が良いのは、よかったっすね。しかし、辛かろうの。そして我々もつらい。１分でも１秒でも早く戻ってきて頂けると助かります！押忍！」
「うおおおおおおおお〜！！」
異様な盛り上がり。


彼はノリくん。
父の友人で、親戚みたいな人。
小さい頃からキャンプ行ったり遊んでくれた人。
船岡の人。
で、孫。
一緒に応援してくれてます。


あぁ、暑い。


帝国軍め！


え、え、映画泥棒だ！


胸の前にね、名前が書いてあるとお名前でエール出来るからお得ですよ。
社名や地名など、判明した場合はそのようにエールを送ります。
頑張れやまもと。
がんばれ福島。
頑張れ沖縄。
がんばれ札幌。
色んなところから来てるもんだね。


おじさんらの後頭部シリーズ！
イェーイ！


カマーンヌ！


もういいや飽きた。
アテレコシリーズ！

「いかーん！」


「まぁぁぁぁぁぁぁあ！」


ウィ〜〜〜〜〜
（モンゴルの方が馬かなにかを呼ぶホーミー中）


「うわぁ、ゾンビやられてる…きも。」


とにかく最後の一人まで。
一人ひとりを、ドモホルンリンクルみたいに見つめております。


自分で決めたことだろう。
やるって決めたことだろう。

だったら諦めずに最後まで。
だったら僕たちも最後まで。

一位で駆け抜けた彼の背中も、

「ありがとう」
と言いながらヨロヨロと駆けていく彼女の背中も、

ガッツポーズを上げながら駆けていく彼の背中も、

一番最後にゆっくりと進む彼の背中も、
僕はなんとなく誇らしく見ていました。


いがみ合うのではなく、
足を引っ張り合うのではなく、
やられたからやり返すのではなく、
オーケーオーケーと、なんでも受け入れていこうじゃないの。

「もう、人生80年としたら半分生きちゃった。」
そんなことを話します。
折り返すわけだ。

命とは時間。
自分が自由に使える時間。
子どもの頃は、全部自分に使っていいのだと思う。
大人になったら誰かのために使う時間を増やしていくことができるし、そうしなくちゃいけない。

大人になっても自分のため自分のためってやってる人増えてるけど、彼らがガキ臭く見えるのはそこに理由があろう。
僕らの応援団という活動は修行みたいなもんです。
出来ない理由を探すのが得意で、口先ばっかり。
何にもしねぇのに偉そうに評論をする。
時間は全て自分のもの。
ただカッコいいと思われたい。（中学生男子と同じじゃん）
そんな人達は入って来ないし、入って来てもやめていく。
何のためにやっているのか忘れることなんて僕らにはない。
目の前に「応援される」人が居続けるからね。

ほら。
一緒にやろう。

もったいねぇぞ。
そのまんま終わっていいのかよ。
「このまま終わってたまるかよ！」
って気持ち、あんだろ？
そりゃ怒られるさ、応援団だもの。
そりゃ厳しいさ、人を応援するってんだから。
「新しいことを始めるには、歳をとり過ぎた。」
アホウが。
うるせぇ。
さぁ、やろう。
水曜日、夜7時から。
北山の輪王寺へ。
9時までいるぞ。

青空応援団、始めよう。
ビビる必要なし。
俺たちは家族だ。

イアン・ソープ

今日は「さくらマラソン」の応援でした。
さくらマラソン。
例年は満開の桜の下を走るんですが、今年は葉っぱマラソンでした。
新緑はよい。

青空過ぎて暑い。


朝は早いわ、出番は長いわ。
「寝ちゃおう。」

別な場所で寝てましたが木陰に運ばれました。
運ばれる時、楽しかった。


ちびっ子ランナー。


ちびっ子応援団。


最後の一人がゴールするまで。
最後の一人までキチンとやりきりました。


僕らの前を通りかかると苦笑いしながら、
「よ〜し！」
と言って走り出す。

応援団とは、そういうものなのだと思う。
自分との戦いは、文字通り自分が敵。
それに打ち勝つための心の支えが応援団。

僕らは役目を果たしたと思います。

そして、真っ黒に日焼けした。


ビッシリと仕事をしています。

ヒロシが手伝いに来てくれました。
ヘルメットの下に被るこの帽子がね、イアン・ソープな訳です。
やっとタイトルの謎が解けましたね。


皆様の心にも、青空が広がっていきますよう。

スパーン！

早朝に仙台を出まして、昼から打合せと現調。
所沢にて。


すぐ帰って来ましたので、そこそこ早目に戻って来ましたが、ほぼ12時間運転しっ放しってのは疲れるね。

窓を作ったり、


床を貼ったりしています。
ヒロシがベースを作ってくれていたので楽でした。
ヒロシ、ありがとうございます。
これでプロレスやっても平気だし、百貫デブが四股を踏んでも大丈夫。
本来はヨガスタジオです。


桜はご覧になりましたか？
高速を走ってても、これから咲くぞ〜って所がまだまだありました。

桜はいいのう。