ブラウンは、地震の後にうちに来ました。
新地町で保護されたブラウン。
ながい付き合いだねぇ。
(以下、分かりにくくなる話だからブーちゃんと表記します。)
ブーちゃん。
発見された時は泳いで逃げて助かったから、ドロドロでした。
一緒に飼われていたダックスのことをずっと心配して探していました。
兄弟のように飼われていた弟分のダックスは名前がブラウン。
実はブラウンは弟の名前。
ブーちゃん、本当はチャーリー。
ブーちゃんは、チャーリーと呼ぶとシラッとしてる。
そして、寂しそうな顔をする。
でも、ブラウンと呼ぶと目が活き活きとよみがえる。
弟が心配な君は、弟の名前だけに反応し、はじめはずっと気が立ってイライラしていた気がするね。
僕は長い付き合いになると思って、時間をかけて仲良くなっていった。
「本当にブラウンでいいの?」
何度も聞いたけど、ブラウンにしか反応しない。
尻尾もはじめの頃は一切振らない子だった。
仲間想いの穏やかなブーちゃんになるまで、何度かの地震とその後の平穏という組合せが必要でした。
「地震が来ても、仲間は減らない。」
その平穏への繰り返しが必要で、数年かけて地震への恐怖を乗り越えました。
シルマが来ても、ちゃんと教育してくれた。
一緒に寝ると、ずっと「よけない子」でした。
僕をちゃんと寝かせてくれる。
しっぽに靴下。
アライグマ化します。
後輩のセンちゃんが来ても面倒を見てくれる。
今年の初めに体調を大きく崩したけど、ずっと頑張って持ち直してた。
「チャーリー。」
ここのところ元気がなくなって来て、一度そう呼んだらシッポを振った。
「ブラウンに、また会えるよ。よく頑張ったね。」
ブーちゃんの目は死んでなかった。
弟の名前を引き継いだ、優しいブーちゃん、チャーリーが亡くなりました。
僕らの中ではいつまでもブラウンだけどね。
「安楽死も考えてください。」
そう言われてから1年近くが経ちました。
安楽死なんてダメだと、ムキになって色んなことを試した。
苦しまず、結構ギリギリまでバクバクと食べて、最後の日に牧場にも行けて、後悔はない。
かわいかったなぁ。
釣りしたね。
僕ら、してないね(笑)
キンタマクラが好きでした。
ごはん食べてると、やはり股間からヌッと顔を出します。
リュウとも仲良しになれたね。
天国でリュウと遊んでるかな?
シンクロ。
シルマを守ってくれていました。
どんな時も気にかけてたね。
仲間を。
信じられないぐらい、幸せだったよ。
愛してるよ、ブラウン。
チャーリー・ブラウン。