僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

煙のような人生でした。

2021-01-26 00:18:00 | 日記
お通夜に行ってきた。
浩祐の最後の言葉は、
「煙のような人生でした、ありがとう。」
だった。
その意味を考えながら生きようと思う。

ヒロも奥さんも、お父さんもお母さんも、お兄さんも、氏家君も。

みんなにと思ってエールをした。
「生で見られて喜んでいると思います。」
「押忍」

言葉が出ない。
馬鹿みたいだった。

浩祐は友達が多かったんだなぁ。
慕われていたんだなぁ。
生きてたんだよなぁ。

DVDの写真を見ながら、涙が出てくるのを堪えた。
立ってるのが辛かったから、座って写真を見てた。

僕のことを嫌いな人も。
僕が嫌いな人も。
僕のことを好きな人も。
僕が好きな人も。

それぞれの人生を思う存分に生きて、今を大切に、集中して感謝をするべきだ。

辛かったろう。
不安もあったろう。
入院した時に動画でエールを送った。
「店も弟も心配なんで、サッサと治して店に戻りまーす!」
と言ってた。

お父さんとお母さん、挨拶してくれたよ。
「いつも支えてくれて…」
「違います。僕が支えて頂いてました。」
偽りなく、僕はそう思う。
最後の一年間。
生きるということを教えてくれた。
一時退院した時、
「不安なことがあれば、なんでも言えよ。」
「ありがとうございます!お疲れ様です!お陰様でようやく退院出来ました。
ステロイド飲んでるので肺炎になりやすいらしく、ほぼ自宅に缶詰め状態ですが、家に戻ってこれただけ幸せです。
平さんもとんでもない暑さの中での応援、しっかり水分とって頑張って下さい!」
と、いつも逆に気遣ってくれてた。
いつも応援してくれてた。

俺の第一ボタンをヒロに渡したからね。
いらねぇだろうけど、持ってって。
俺、忘れないから。
忘れられるわけないから。

お別れだね。

ありがとうね。
こちらこそ、ありがとうなんだよ浩祐。

さようなら。

「阿部先輩、千田くん。」
「あい?」
「メシ食うかね。」
「食おう。」
「お供します。」
「浩祐の分まで食おう。」
「そっすね。」
「そうね、食おう。」

頼んだのは単品おかずに単品ライス。
「おいダンチョ!浩祐の分まで食うってのにそれだけ?」
「ライス食うだけ珍しかろうが?!先輩どうなのよ?」
「俺、サラダバーつけたもんね!」
「ライスはよ?」
「ライス?米って言えコノ!」
「しょぼ!」
「お前こそしょぼ!」
「見苦しいからやめてください。ご時世的に大声もやめてください。」
「ぐぬぬぬぬ」
結果、先輩はサラダバー頼んだのに最初の一盛りのみ。
しょぼー!!

焼肉食べ放題とかで浩祐リベンジをする。

4日前から何も食わずに臨みます。
で、胃が小さくなってて逆に食べられないパターン。

浩祐。
すまん。
へぼくてすまん。

落ち着いたら、きりんに行くよ。

「なんできりんなの?」
「結局、きりんが一番強ぇらしいっすよ?」
「そんできりんか。」
「そんで、きりんっす。」

さようなら。
おやすみ。
また。
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世界、止まれよ。

2021-01-22 20:10:00 | 日記
浩祐とは僕がギリギリ20代の頃に会ったんだよね。
違ったかな。
君らはお好み焼き屋さんだった。
「いつか、居酒屋出したいんすよ。」
「いいねぇ、いいねぇ。その時は全国の居酒屋巡りしようねぇ。」
「はい、みんなで行きたいです!なぁヒロ?」
お好み焼きを手際よく目の前で焼いてくれたね。
ありがとう。

居酒屋巡りの旅。
楽しかったね、美味しかったね。
あちこち見に行った。
屋台でラーメンも食べた。

お金がなかったから最低限の内装で。
工夫で乗り越えた最初のお店。
最高だったよね。
「平さん用のお通しです。」
「カボチャが倍の量…」
「そういうことっす。」
「どういうことだ!」
「いやいや、平さんカボチャ好きだから〜」
カボチャは倍出てきた。
ドリンクも、言わなくても氷なしで出てきた。
「コーラでーす。」
とコーラを。
「コーラか〜」
「コーラっす〜」
「コーラ飲みたいんだっけ?おれ。」
「平さんはコーラってイメージだから!」
「ほう…」

全部、泣きたくなる思い出ばかり。

音が飛んじゃうぐらい、毎日毎日僕らのバンドのCDをかけてくれてありがとう。

信頼してくれてありがとう。
タバコを買ってきてくれてありがとう。
移転する時、また僕に頼んでくれてありがとう。
もっともっとありがとうを言い合いたかったよ。

僕が死んでも世界は回り続ける。
そんなことは知ってる。
それでいいし。

でも、君が死んだのに世の中が普通に回ってるってのが。

なんか。
なんかね。

なんか嫌だよ。

「食欲あるんで元気っす!」
そう言ってたじゃん。
「サッサと治して店に戻らないとね。」
「そうなんす。ヒロ達だけじゃ心配で(笑)」
そう言ってたじゃん。
「剣道で鍛えた根性がありますから!二度とやんねぇっすけど(笑)」
って言ってたじゃん。
「最高の店にしてくれて、ありがとうございました!」
って言ってくれてたじゃん。
また、ありがとうって言って欲しいんだけど。
あのさ。
また会いたかった。
もっとありがとうって言うべきだった。
読んでるかい?
こちらこそ、ありがとう。
よく頑張りました。

子ども達、大丈夫だからね。

ありがとう。
大好きだぞ。


ゴン太も、心配ないからね。
なんでも言えよ、俺に。
夢枕に立ってくれていいよ。

チカラになるよ。

世界、止まれよ!

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暖かい日でした

2021-01-21 23:37:00 | 日記
今日はバンザイチョンマゲクッキングの撮影でした。

天気も良くて、暖かい日でした。


タンクトップにカーディガン。
それだけで過ごせる幸せ。


「寒くないの?」
「寒くないよ?」
「カーディガンって…網戸みたいなもんじゃんか…」
「あったかいよ、今日は。」
暖かい日でした、本当に。

でも。
夜はさすがに寒かったです。

明日も、いい日でありますように。

コウスケ。
がんばれ。

がんばれ、コウスケ。
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健康でいてくれている。

2021-01-19 09:10:00 | 日記
この時期になると、息子が倒れた当時のことを思い出す。
「俺は死んでもいいです。どうかこの子を助けてください。」
毎日そう思いました。
昼は仕事をして、唯一食べたいと言ってくれたイチゴを買って、夜は息子の病院で寝ずの番をした。
(朝方には寝ちゃってたけど。)
シャワーだけ浴びに家に戻り、また仕事に。
そんな日々は辛かったけど、周りのみんなが支えてくれた。
たくさん応援をしてもらった。
このことが落ち着いたら、もっと人を応援できる人になりたいと思って過ごした。
うまく言えないけど、まともな人間になろうと思った。
彼さえ生きていれば、もうそれでいいのだと幸せなどの定義も変わった。
誰かからの応援が、本当にありがたかった。
そして、健康であるということのありがたさを毎日噛み締めるようになりました。

それを思い出させるのが、僕の一月です。

そんな時。
友達から連絡があった。
「あいつ、もう長くないかもしれません。新年早々すみません。」
もう長くないなら、長いような時間を過ごそう。

僕、何もできないけど応援します。
ずっと応援してますから。

超絶に応援してますから。

前はなんでも出来る気になってたけど、本当はなんにも出来ないんだ。

でも応援は得意です。
たくさんしてもらったから。

父や母、兄や祖父母。
友人たち。
恩師たち。
恩人たち。
みんなから応援されていた。
よく分かんないけど、エールはそれをそのままドーンと出せばいいだけなんです。

また、君がいるお店に行きたいんだよ。
がんばれよコウスケ。
がんばれよ。
諦めんなよ。

がんばれ、がんばれ。

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パティスリー ティッセ

2021-01-15 18:56:00 | 日記
パティスリー【TISSER】(ティッセ)が明日の正午にオープンします。
たくさんの想いが詰まったお店。
奥さん、妹さん、皆さんで頑張ってください。

長い道のりでしたね。
でもあっという間のような気もします。
本当におめでとうございます。

いよいよですね。


内装もチラ見せ。


オーナーパティシエの阿部くんです。


この現場。
ほぼ一人でした(笑)

阿部くん、とても楽しい現場でした。
どうもありがとう。
かわいいお子さんたちにもしばらく会えないけれど宜しくね。


宮城県仙台市宮城野区榴ケ岡102-6-1F
022-766-9625
パティスリー ティッセ

近くのラブレターをくれた幼稚園の子にも会えなくなっちゃうな。
さみしがるだろうか?
僕はさみしい。

みんな、がんばれ〜!
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