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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

明日のこと

2014-01-12 23:38:47 | 日記
明日の連絡が今頃ですみません。
明日、13日は東京での青空応援団の練習に参加の予定でしたが僕は欠席になります。

※注意※
予定通り練習は行われますので、見学者、新入団員の希望者は奮ってご参加ください。

そして、仙台の団員のみんなよ。
エールをありがとう。


あの動画を禅の調子の良い時に見せたら、涙目になりながら、
「父さん。俺もさ、応援団に入れてくれないかな。」
「お、いいぞいいぞ。どうした。」
「応援されるって、すごいことだった。応援するって、いいことのような気がするの。」
「そうだよ。厳しい練習もあるけど、ちゃんと意味あるだろ?」
「人に頑張れって言うにはさ、自分がもっと頑張らないとダメなんだね。頑張れって言われるのも、言うのも、いいことのような気がする。」
「かしこい。そこで相談です。こうして人の為に応援するのは普段の練習が必要です。誰かのためなんだけど、とてもとても練習が必要です。しかし父さんは明日、東京で練習が予定されていますが、いきたくない。どうしたらいい?」
「…?」
「例え明日、何億円というお金がもらえるような会議があっても、俺はここにいようと思う。君の側にいようと思う。日帰りならまだしも、泊りで行くなんて、ちょっとそんな自分は好きになれそうにない。頼もしい団員もいるしね。だから団なんだし。」
「それでいいの?」
「どちらの意味で?」
「そうしてくれるの?」
「…うん。当然だよ。今夜は父さん、寝ずの番。明日も明後日も僕がずっと側にいるよ。だから、何にも気にせずに君は寝て大丈夫だよ。もうね、何かあったら一秒以内にボタン押すからね。怖くないよ。」
「うん。」
「怖い夜はそばにいる。父さん、どこにも行かないから。」
「父さん、ありがと。怖くない。」
そう言って泣かれた。
そして、軽い発作を起こした。
(発作と言っても、痙攣は起きていません。)
昨日は、可能性としての絶望的な話しを医師に聞かされ【ただの癲癇】ではないことだけは告げられました。
しかし、日々の様子をキチンと伝えることでそれもまた違うという可能性が高まり【絶望的な可能性】は一気に低下しました。
だから、このまま。
どうかこのまま。
どうかこのまま望んだ通りの検査結果が出ますように。
そう祈りながら、薬で眠る最愛の息子を見ています。
明日の夜も、僕はこうしていたい。
何が出来るわけではないけれど、夜中、見守るだけなんだけど。
しばらくは彼の専属の応援団長になります。

禅。
早く退院しよう。
早く、元気になろう。


貧乏でも何でもいい。
君が元気に帰って来るなら。
二度と鰻を食べられなくなってもいい。
君と成人式の写真を撮れるなら。

パパはなんだってするよ。
父さんは、なんだってする。

今日、成人式の撮影の仕事をしてきてね、とてもいい仕事をしてきたと思うんだよ。
作業ではなく仕事でもなく胸の奥からのおめでとうございます、という気持ちと一緒にシャッターを押しました。
君の事を心配してくれている美容室の工藤さんも言ってたよ。
「成人式が当たり前のような行事でしたが、二十歳まで健康に育てるってとても大変なことですね。」
本当にそう思う。

心から相手のことを思うこと。
僕はもっともっと、君のおかげで他人に優しくなれたような気がします。

どうもありがとう。
禅。
コメント (20)
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皆様へ

2014-01-12 12:04:09 | 日記
皆様へ

禅は、昨日から30時間以上も発作がなく気持ち良く過ごせています。
皆さんからのコメントがたくさんだよ、すごいね嬉しいね、と話していると、
「父さん、読ませて?読んでもいい?」
と起き上がりました。
彼は優しい気持ちを持った子です。
読み進めていくうちに静かに静かに涙を流して、
「幸せなことだよなぁって思ったら涙が出てきた。ティッシュ取って。」
と言いました。
みんな、本当にありがとうございます。
大きなチカラになって、彼の胸の奥に何かが生まれました。
「皆さん、コメントをありがとうございます。」
という本人からの返事もこの場で失礼致します。
「僕、頑張ります。」
とのことです。
動画でエールを送って頂いたり、皆様、様々な激励をありがとう。

何があっても、俺は負けません。
泣くかもしれないけれど、負けない。

昨日は38時間の寝ずの番を経験しましたが、禅とずっと一緒にいられることが幸せだと思いました。
実家からの応援もあり、昨夜は少し眠ることができました。
今朝は6時から成人式の撮影に来ています。
ご心配をおかけしております。
愛してるから頑張らなきゃとか、そんな感じではありません。
ただ怖いだけ。
しかし、それを子ども達に見せてはいけない。
極力いつも通りに。

昨夜までは食欲のない禅でした。
しかしサダポンが、
「君が元気にならなきゃダメだ。」
と、僕への鰻の差し入れをしてくれた弁当があったのですが…奪われて(笑)それをモリモリ食べていました。
ハッキリとした意識で食べる様子を見ただけでも涙が止まらなくなります。
サダポンありがとう。
ナイス!


下の子を意識的に甘やかす!
心配いらないよ。
お兄ちゃんは、きっと大丈夫。
風呂だ風呂だ!!
一緒に遊ぼう!
(風呂で遊んでる際に、僕は眠ってしまい溺れた。)


検査の結果はまだ先で、いい結果であることを祈るしかありません。

みんなありがとう。

成人式の子の親御さんに、おめでとうございますって言うんですが、言う度に泣きそうになる。

何事もなく二十歳になるということ。
それがどれだけ祝福されるべきことなのか。

みなさん、おめでとうございます。
本当に素晴らしいことなんです。
心からおめでとうございます。
コメント (11)
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