フィーゴ:「復帰したい気持ちでいっぱいだ」
アラブ首長国連邦での冬季合宿での記者会見。午前中の練習のあとルイス・フィーゴが語った。「良くなった。腓骨の骨折は治った。今は筋肉のいくらかの違和感に苦しんでいる。なぜなら、僕は長いこと走っていなかったし、通常やらなければならないトレーニングをやっていなかったからね。でも、ずっと快方に向かっている。いつ復帰できるか、チームと共に練習できるかは分からない」と、ポルトガルのチャンピオンは説明した。昨年11月の対ユベントス戦での酷い災難の後の彼のピッチへの復帰を考慮し、「可能な限り早く復帰して、シーズンを最高の状態で終えたい」
この数日、彼のインテルでの契約満了後、アメリカへ移籍する可能性が噂されている。「僕は推測で話すのは嫌いだ。さもなければ僕らは毎日ここへ来て喋らなければならないだろう」と、フィーゴは応えた。「現時点ではその可能性については考えていない。なぜなら、頭の中には他のことがある。まず、本来あるべき状態に回復しなければならない、プレーをして、インテルと共に勝利する。そしてイタリアサッカー界でのこの6ヵ月を最大限使い尽くす。シーズンの終わりに何が起こるか様子を見よう」
ちょうど1年前は、逆に、このインテルのMFはアラブの国でプレーするという可能性を持っていた。「交渉があった。でも、結局は実現しなかった。それで、上手くいかなかったんだ。ここの僕のための扉は閉じていたんだと思う」
"Al-Wasl"スタジアムでの3日間の練習の後、インテルはアヤックスと対戦する。ドバイカップでの公式戦だ。「この大会は、この地に暮らす人々にとってビッグチームを観る大きなチャンスだと思う。おそらく、彼らはこういったジャンルの生の試合には慣れていないだろう。これは一つのデモンストレーションとなる。ここドバイで、スポーツの、とりわけサッカーのさらなる発展が期待されている」
移籍市場の話題、特にフィーゴと同国人のマニシェがインテルに入団したとしたら。「ああ、彼は知ってる選手だ。彼は重要な特徴を持っている。こういうタイプの選手は全てのチームが欲しがるだろう。集団の中で役に立つし、個人的な才能もある。性格が悪い? 僕にははっきり分からないな。国の代表では彼と問題になったことは一度も無いよ。彼はロシアで酷い経験をしてきた。上手く慣れることが出来なかったんだ。しかし、このことは彼が挑発的な選手であるという意味にはならない。僕が思うに、かなり強い個性の持ち主だ。これは常にいいプレーをしたいということに対して相応しい性格という意味だ」
フィーゴはインテルの今シーズンの目標について話し、締めくくった。「チームは昨年よくやった。僕らはいい仕事を続けている。そして僕らの目標は再びチャンピオンになることだ。僕らは強い。しかし現在、僕らは同じ考えで働き続けなければならない。なぜなら、シーズンはまだ半ばだ。ヨーロッパでは僕らには他のチームと同様の可能性がある。ヨーロッパ、チャンピオンズには常にビッグチーム達がいる。国内リーグとは異なるやり方で配慮したプレーをする。そしてゴールに達するのは容易なことではない。全チームが僕らと同じ目標を持っているんだ。もし、チャンピオンズが欲しければ、彼らを打ち負かす以外に出来ることはない」
http://www.inter.it/aas/news/reader?N=39899&L=it
(2008/1/3付 Inter.it インテル公式HP:イタリア語版より)
http://www.inter.it/aas/news/reader?N=39901&L=it&IDINI=39904
(写真:Inter.it インテル公式HPより)