昭和55年から続いていた長寿クラシック番組「N響アワー」がついに終了し、後継番組が1日からスタート。番組名は一気にポップになって「ららら♪クラシック」。(なんか凄く恥ずかしい番組名なのだが…。)
司会者はクラシック(モーツァルト)好きで知られる作家の石田衣良。NHKの広報担当者は「視聴者のニーズがますます多様化し、より多くの方にクラシックの素晴らしさを伝えることが公共放送として急務…」と語り、今回の番組改編になったようだ。
…ということで、初回放送を観てみたのだが…。1回目ということでベルリン・フィルのコンサートマスター樫本大進登場!は嬉しかったのだが、う~ん、このノリでいつまで続くかなぁ…というのが第一感。
まぁ、これまで司会者とアシスタントがだべって、いきなりN響の演奏に入るというイージー&ローコスト構成に比べて、数倍お金が掛かっているし、「このままではマズイ」…という番組改編した意気込みは伝わってきているのだが、なんか滑っている感じ…。これまでのお堅かったクラシックのイメージを払拭、クラシック・ファンを増やしていこうという意図は分かるのだが、なんか中途半端と言う感じで、クラシック・ファンからはそっぽを向かれ、新たらしいクラシック・ファンも獲得できず…という感じになりそうでちょっと心配…。(将棋番組と同じパターンになりそうな気が…。)
まぁ、個人的には、N響アワーの時も、毎回観ていた訳ではなく、好きな曲や演奏者が出ていた時、観ていただけなので、それに比べて、観る機会は増えるかも知れない。石田衣良さんは嫌いではない(って小説は1冊しか読んだことないけど…。)ので、もう少し様子見させてもらって、がんばってもらいたいという「ららら♪クラシック」第1回放映であった。