りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

モリナガ・ヨウ プラモ迷宮日記 兵器は国民性を写す。

2012-04-02 19:43:27 | 

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  書店で「モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記 第2集 ガンメタルの巻」を見つけ購入。モリナガ・ヨウ氏は早稲田大学漫画研究会出身。模型雑誌の「モデルグラフィックス」や「アーマーモデリング」で作例やイラストを手掛けたりして、ミリタリーマニアの間では有名。(だと思います。)

  氏の書籍を買うのは「ワールドタンクミュージアム図鑑」に続き2冊目だが、今回も素晴らしい充実度。説明するのはなかなか難しいのだが、マニアなら爆笑の連続になること請け合い。プラモファン、とりわけドイツAFVファンには絶対のオススメの一冊。(マニア意外には何が面白いのか全く分からないと思うけど…。)

  しかし、今回の表紙はドイツの8輪重装甲車のSd.Kfz 282なのだが、70年前にこのような複雑なメカ(なにしろ、ハンドルが前後にあって、前進後進同じように走れるのだ。)を開発したドイツって国は、意味のない完璧主義と言うか、一体何考えているんだか…とあきれてしまう。一事が万事、このような凝りに凝った兵器を作っていたので、まるで生産性が上がらず、結局、連合軍に数で押し切られてしまった訳だが…。その点、イギリスの兵器はオーソドックスで実用的。面白味は全くないが、戦争の道具としての割り切り振りは、さすがイギリスという感じがする。

 兵器は国民性を写す…というが、そのような魅力を堪能させていただいた一冊だった。


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