こんなに苦しいなら、死んだ方がどんなにか楽になるだろうか、と考えるひとりの
自分がいた。そして、おいどうしたのだ、元気を出せ、死ぬなんて考えるな、という
もうひとりの自分がいた。
駅のホームは、端を歩くと発作的に飛び込んでしまうのではないかと恐れ、真ん中を
歩くようにした。まだ、自分を制御することができる自分がいた。
ふたりの自分をみているもうひとり自分がいた。
自分のこころをコントロールすることができない。
精神の病であることは自分でわかったが、何の病気かはその時はまだわからなかった。
自分がいた。そして、おいどうしたのだ、元気を出せ、死ぬなんて考えるな、という
もうひとりの自分がいた。
駅のホームは、端を歩くと発作的に飛び込んでしまうのではないかと恐れ、真ん中を
歩くようにした。まだ、自分を制御することができる自分がいた。
ふたりの自分をみているもうひとり自分がいた。
自分のこころをコントロールすることができない。
精神の病であることは自分でわかったが、何の病気かはその時はまだわからなかった。