流氷見物のフィナーレは紋別から出る流氷砕氷船「ガリンコ号」です。
紋別は流氷接岸初日が私たちが訪れた日の6日前でしたから期待しました。
真っ赤な船体があざやかです。
港内は先日までの流氷が残っていましたが・・・
港の外に出ると、砕けた小さい氷や、シャーベット状の氷ばかり。
紋別は北海道のオホーツク海に面している部分の真ん中あたりにあり、地形が直線的なため、
流氷が接岸しても留まらずに、通過して行ってしまうことが多いそうです。
こんなおだやかな海面の場所もありました。
時刻は夕方の4時半。ガリンコ号は流氷を求めてあちこちさまよいますが、
しっかりとした流氷帯にぶつかることはありませんでした。
でもどろんとした海水が作りだす波紋に、夕日が差し込んで、こんな美しい模様を作り出していました。
これもまた心に残る光景でした。
ガリンコ号は船首の下に大きなドリルが左右についています。
おーろら号は船の重みで氷を砕いて進むのに対し、ガリンコ号はドリルでガリガリと
氷を砕きながら進みます。
その振動や臨場感を味わえたのは、唯一港の中に留まっていた流氷の中を進む時でした。
早朝の流氷ウォークからガリンコ号まで、旅行2日目は流氷三昧の1日でした。
流氷の量は日本列島の5倍の面積、厚さ2m~10m、9,000億立方メートルにもなり、
もしこの流氷を溶かすとすれば、63億トンの原油が必要となり、これは日本中で消費する量の
25年分に相当するそうです。
すごいですね。
こんな偉大で美しい自然がずっと残り、いつまでも私たちを感動させてくれることを願います。
明日は最後のお楽しみ、旭山動物園です。
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