たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 No.288

2011-06-04 | 中国編


翌日朝は久々に爽快な目覚め。
差し込む陽の光で目を覚ますなんざあ、マレーシアのペナン島以来かもなあ・・・。
吸玉で茶色になっている背中を見ながらシャワーをとり、朝食へ。
さすがは開発区域一番?のホテルだけあって、朝食はそれなりに充実している。

日本人が来るはずもないこの地域で、味噌汁があったのにはびっくりしたが、
味で納得。こりゃあ、大連や吉林あたりからも人がきているのだろう。
大連のローカルが食す味噌汁とほど同じ味。豆腐も白じゃなく、丸い
卵豆腐が並んでいる。

食事を済ませて、ロビーに出てくると、何やらホテルの従業員がぞろぞろ列を
作って待機している。
どうやら、偉いさんが来るらしいな。



どれどれ・・・、
「本日の会合予定」のディスプレイを見ると、「全国徴税標準化会議」とある。
へええ、各省・市レベルの税務局が集まって会議をするんだねえ。
てえことは、財務担当副市長クラス、あるいは市長がご挨拶に見えると見た。
並んでいたホテルの従業員がいっせいに頭を下げた。
どうやら、あのおっさんが偉いさんのようだ。

税務局関連は仕事でからんだこともあって、山東省の税務局は知り合いも多い。
皆さんお元気なのかな?
などと、タバコを吸いながらぼんやりしていたところに、

「あれえ?たーさん?」
と中国語で・・・
「えっ?あいやー!Kさん?」
「しばらくでした。お元気ですか?」
「いやいや、こちらこそご無沙汰です。Rさんや皆さんも元気?何年ぶり?」
「Rさんは省単位の仕事をしています。私はそのおかげで、この市の税務局にいます。」
「すると、今日の会議も?」
「ええ、もちろん出ますよ。たーさんの知ってる人間も何人か来てる。会いますか?」
「今回は違う用件なのでね。何時に終わるかわからないし・・・。」
「残念ですね。せっかくご当地の面白いところをご案内できたのに。」
「次回教えてくださいよ。」
「わかりました。それでは私、そろそろ時間ですので。」
「ええ、久しぶりにお会いできて良かった。また。」
「それでは、また。」

誠に悪いことはできないもんです。以前済南市で会って、毎回どんちゃん騒ぎをして
いたKさんにこんなところで会うとは・・・。
そういえば、山東省では随分いい商売をさせてもらったっけ。

迎えの車で開発区内にある会社に向かう。

日程は今日一日のみ。
セミナークラスと工場の審査が残っている。
北のせいか、クーラーはがんがん効く仕組みになっておらず、山東省とは言え、内陸
にある8月のWeifangは暑く、集中力は長く続かない。(タバコも吸いたい!)

午前中はぶっ通しで休みなし。
資料が遅い!暑い!タバコが吸いたい!動きが鈍い!
イライラのしっ放しだったが、何とか午前中をクリア。
今日まで台湾行きを延ばしてくれていたHさんと会社の幹部達とで開発区庁舎の中の
レストランで食事。
あまり昼間からビールは飲まないタチだが、なにせい大声張り上げてるし、暑いしで冷え冷えの
ビールを1本、のつもりが珍しいビールでつい2本・・・・。
北のほうの料理はどうも彩りに欠けていていけませんなあ・・・・。

のんびりと食事をして、酔いを覚ましレストランを後にする。

Hさんは車で直接空港に行くという。
「じゃあ、Hさん。また日本で。」
「たーさん、後はよろしく。レポート下さい。」
「了解しました。」
スポンサーのHさんが出たあとは、ローカルの皆さんとのディスカッションが待っている。

結局、なんだかんだで全部のスケジュールが終了したのは午後6時過ぎ。
ま、ローカルの皆さんも当方の時間がないということもあって、よく頑張ってくれました。
お疲れ様。 
特に英語を話せる人間が少ないので、S君お疲れ様。
(本人は海外営業なのだが、殆ど一人で通訳を引き受けていた。しかも間違うと
 あっしに文句を言われるので、相当お疲れの様子。今日は奴も食事に連れて行こう。)

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