アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

日本政府に化石賞

2021年11月20日 | ドラミング

英国グラスゴーで開催されていたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)。

この会議での焦点は、

①世界の平均気温上昇を1.5℃に押さえるのか否か。
②石炭火力発電の段階的「廃止」。

でしたが、①項に関しては、「1.5℃増に抑える努力の追及」が明記されました。

他方、②の「脱石炭」については・・・。

岸田首相は、トンボ帰りでこの会議に急遽参加しましたが、短い演説の後得たのは世界的に不名誉な「化石賞」でした。

と言うのも、演説では、アジアでは石炭火力が必要だとし、アンモニヤや水素を混ぜて燃す技術開発を進めるなど矛先をかわす作戦に出ました。

しかし、世界はこれに騙されるどころか、165ヶ国による「脱石炭国際連盟」が組織され、「脱石炭」への動きを強めたのです。

具体的には、「石炭発電からクリーン電力への世界的移行に関する声明」が出され、これには44ヶ国が賛同しました。(中国、アメリカ、日本、インドなどは参加しませんでした)

今後、日本のこうした態度に対する批判はますます強まるものと思われます。イラストは、しんぶん赤旗日曜版11月21号から転載しました。

 

 

 

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新着ドーナツ~パーヴォ・ヤルヴィ/N響「ストラヴィンスキー:春の祭典」

2021年11月19日 | 音楽三昧

 

一昨日、MB(ミュージックバード)で放送された春の祭典。

演奏が終わって思わず拍手してしまったほど、素晴らしい演奏(録音)であった。

他に、ストラヴィンスキーの初期の小品4曲が収録されているが、どれも後の傑作に通じる華麗なオーケストレーションの萌芽を感じさせる。

2019年2月20日と21日、 サントリーホールにおける演奏とライヴ録音である。

舞台の真上にぶら下げられたマイク1本で収録されたとは思えないすばらしい仕上がりとなっている。

収録曲

ストラヴィンスキー
 ・幻想曲「花火」作品4
 ・幻想的スケルツォ 作品3
  ・ロシア風スケルツォ
  ・葬送の歌 作品5
  ・バレエ音楽「春の祭典」

演奏

 NHK交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 

 

 

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味噌づくり

2021年11月18日 | アーバンライフ

 

昨日、恒例の味噌づくりをした。

前日の昼頃から地元産の大豆1kgを水に浸し、一晩置いて十分に水を含ませてから圧力釜で炊いて柔らかくする。

他方、乾燥麹2kg(大豆の倍量)に塩600gを混ぜ込んだ「塩麹」を作っておき、そこに潰した大豆を混ぜ込んで練る。

それを順次プラスチックの樽に投げ入れて突き固め、表面に塩を撒いてラップで覆い(2kgの)重石を置いて蓋をする。

 

表面に切り返しの時期などを記して(予備室に)保管した。

彼らは長い眠りに付き、来年5月中旬に美味しい手前味噌となって再来する。

 

 

 

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モノ言わぬ売り子たち

2021年11月17日 | アーバンライフ

この件は、前にも記事にした記憶がある。

物を買うという行為が、もっぱら「ネットでポチッ」になっていることから、地元の商店を利用することはほとんどない。

とは言え、花屋で切り花を買ったり、本屋で雑誌を買う場合もある訳で、この際相手をしてくれる売り子諸氏の態度は何とも味気ない。

商品を決め、「これを下さい」と声をかけるのだが、先ず、返事がない。
また、料金を払って商品を受け取る段になっても、「ありがとう」の一言もない。

また、過日、ショッピングセンターの洋品店で冬物の上着を購入した際は、レジ袋も合わせ購入したのだが、何と「袋への収容は各自で行って欲しい」とのこと。
コロナ禍に便乗したサービス低下も極まれりと思った。

これら売り子の冷淡な態度は、ニセコに住んでいた時にも経験しているから、どうも道内に共通するものらしい。要は、北海道人特有のもののようで困ったものである。

 

 

 

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My Favorite Analog!~グルダ「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3-5番」

2021年11月15日 | 音楽三昧

 

「現代最高のベートーヴェン弾き」のキャッチが踊る2枚組LP。
何気なくラックから取り出して来て聴いたのだが、そのピアニズムの美しさにしばし陶然となった。

正直、これほど美しいベートーヴェンのP協を聴いたことがない。
録音の仕方にもよるのだろうが、ピアノがオーケストラの一部のように完全に融合した状態での協奏曲なのだ。

特に、3番と4番が良い。

フリードリッヒ・グルダ(1930 - 2000年)はオーストリアの出身で、ベートーヴェン、バッハ、モーツァルトの演奏を得意としたが、ジャズにも造詣が深く異色のピアニストと呼ばれた。

共演は、ホルスト・シュタイン指揮のウイーンフィルハーモニー管弦楽団である。

 

 

 

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茶碗蒸し

2021年11月14日 | アーバンライフ

昨日、朝散に出た妻がなかなか戻らないので心配していたら、その内戻って来て身体をモゾモゾと動かしながら、ポケットから銀杏(ギンナン)を20ヶほど取り出しました。

「芸術文化ホールの通りにある木からポチポチ落ちて来たのよ」と言いつつ、「今夜は、茶碗蒸しで決まりね」などと言う。

そして夕食のテーブルにつくと、ハイ、出てきました。「産直銀杏入り茶碗蒸し」です。

銀杏は、薄緑色をした小粒のもので、弾力があり食感は良かったのですがこれと言った味はなく、少々拍子抜けの感じがしました。

まあ、季節の味と言えば言えなくもないのですが・・・。
他の具材は、シイタケ、鶏肉、竹輪、長ネギなどでした。

 

 

 

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原田マハ著「ハグとナガラ」

2021年11月13日 | 読書三昧

 

拙宅の下駄箱文庫から取り出して来た1冊。

恋も仕事も失い、絶望していたハグ。
突然、「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届く。

以来、二人は季節ごとに旅に出るようになり、気付けば40代から50代になり・・・。

旅のあれこれも、人生のあれこれも楽しめる物語。
「オール読み物」などに連載した短編6編を収める。文春文庫203頁。

 

 

 

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本日休眼日

2021年11月12日 | ギャラリー

どういう訳か、今朝目覚めると右眼がひどく痛むので、今日のブログはお休みです。

 

 

@三つ峠山(1998/01/03)

同上

 

 

 

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新着ドーナツ~ブランテリド「ハイドン:チェロ協奏曲集・他」

2021年11月11日 | 音楽三昧

 

一昨日、MB(ミュージックバード)で放送された1枚。
ピリオド奏法によるチェロ協奏曲集だが、久しぶりに良いドーナツに巡り合ったと思った。

それほど、この古楽演奏スタイルによるチェロ協奏曲集は素晴らしかった。

幸い、うまく録音できたので、早速、編集して(ネットオーデイオの)ライブラリーに追加した。

曲目

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ チェロ協奏曲 イ長調 Wq. 172 H. 439(1753)

 ヨーゼフ・ハイドン チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb: 1(1761-65)
 同上 チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb: 2(1783)

演奏

 コンチェルト・コペンハーゲン 指揮:ラース・ウルリク・モルテンセン
 アンドレアス・ブランテリド(チェロ)

録音 2020年10月 コペンハーゲン ガリソン教会

蛇足:アルバムアートに「Times of Transition(転換期)」とあるのは、18世紀後半、全盛だった対位法に重きを置く音楽から、少しずつ素朴で明晰な書法を特徴とする「ギャラント様式」に移り変わっていく様子を知ることができる構成になっているからと言う。

 

 

 

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雷鳥の衣替え

2021年11月10日 | ギャラリー

 

ウイットに富んだイラストである。

今週のしんぶん赤旗日曜版に掲載された「野鳥の世界」という囲み記事の挿絵。

北アルプスなどのハイマツ地帯に住む雷鳥が、年に3度羽色を変える様子をユーモラスに描いている。

記事は、日本野鳥の会会長上田恵介氏によるものだが、現下の温暖化が雷鳥の生息にも影響を与えているというから心配だ。

 

 

 

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