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アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

My Favorite Analog!~ロストロポーヴィチ「アルペジオーネソナタ」

2014年01月27日 | 音楽三昧
これはまた懐かしい、チェロの巨匠・ロストロポーヴィチ(故人)がシューベルトの傑作「アルペジオーネソナタ」を、物憂く深々と演奏しています。



この憂鬱で懐かしさ一杯の旋律は、日本人のメンタリテイーによくフィットして、一度聴くと忘れられなくなります。

作曲は、シューベルト。
当時、新しく造られた、チェロより少し小型の「アルペジョーネ」という6弦の楽器のために作曲したものだそうですが、この楽器はすぐ姿を消してしまったため、現代ではチェロで演奏されることが多いようです。

このレコードのもうひとつの売りは、ピアノ伴奏を作曲者として名高い「ベンジャミン・ブリテン」がつとめている点で、両者の交流の深さを物語るものとなっています。

何せ古いレコードで、今では、中古でしか入手できませんが、手元において楽しみたい一枚です。ブリッジのチェロソナタがカップリングされています。

このレコードの「アルペジョーネソナタ」を、こちらでお聴きになれます。音源は、YOUTUBEです。
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北国の味覚~黒ガレイ

2014年01月26日 | 田舎暮らし
昨晩、拙宅では、「黒ガレイ」(の煮つけ)を食べました。

大きな切り身で、一度では食べきれず、今朝の朝食まで持ち越すほどでした。白身のきれいな、癖のない味で美味しかったです。

写真がなくて恐縮ですが、この黒ガレイ、姿かたちはこんな感じです。



一見、怖いほどの迫力があります。今回の切り身は2切れ入り、498円でした。

小生らが住むニセコは海(日本海)が近く、隣町の岩内に漁港があって種々の魚が入って来ます。夏場には「朝獲り」の魚も並ぶほどです。

北国ですからタラやホッケにイカ(スルメイカ)などを主に、北の鯛と称される「ソイ」や、種々のカレイ類など、種類も豊富です。道東方面からは、シャケ、カニ、エビなどが入荷します。

カレイは、今回の黒ガレイの他、ババガレイ、ナメタ、宗八、赤ガレイなどが好まれます。それぞれ特徴があるので、その時の好みに応じて求めます。



これは、以前、尾頭付きで購入したババガレイです。四角い形をしているのが目印で、漁師さんが「こんなウメェもん、他には食わせたくない」として身内だけで食べていたという珍味です。

これらのカレイ類は、冬が旬なので、毎週のように食卓にのぼることでしょう。黒ガレイの写真は、ネットから拝借しました。
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音楽ABC~ラ・トラヴィアータ(椿姫)

2014年01月26日 | 音楽ABC
L for La traviata (ラ・トラヴィアータ)

クラシックファンならずともよくご存じのヴェルディのオペラ「椿姫」です。

あらすじは~

19世紀のパリ、裏社交界。



社交界の華、美しく知的なヴィオレッタは、ポット出の青年アルフレードと出会い、真の愛に目覚め同棲するようになります。しかし、青年の父親から「息子には別の将来がある」と説得されパリへ去ります。

これに怒った青年は、彼女を「売女」と罵り破局を迎えます。しかし、それが父親のせいと知りヴィオレッタの元へ戻るのですが、時すでに遅く、彼女は青年の腕の中で息絶えます。


聴きどころは~

いくつもあるのですが、冒頭のパーティでの「乾杯の歌」や、ヴィオレッタが愛に目覚める「ああ、そは彼の人か」や「花から花へ」など。

また、青年の父親が、故郷へ帰ろうと(青年を)説得する「プロヴァンスの海と陸」も有名。


「乾杯の歌」をネットで探すと、いろいろあるのですが、オペラの雰囲気を味わう意味で、こちらの音源をお勧めします。

一方、「プロヴァンスの海と陸」は、むしろ圧倒的な歌唱力を楽しみたいので、こちらの音源が良いでしょう。これらの音源は、いずれも、YOUTUBEからお借りします。

蛇足:手持ちの音源はCDで、スチューダーとパヴァロッテイのもの。レヴァインが指揮するメトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団との共演です。




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大雪止んで~

2014年01月25日 | 田舎暮らし
年末から降り続いていた雪が止んで、気温が上昇した昨日。

屋根に堆積していた雪が次々と轟音とともに落下して、今朝見ると、屋根はすっかりきれいになっていました。



この冬、従来、屋根に堆積する雪に懲りて、玄関の吹き抜けを取り払い雪を落ちやすくしたまでは良かったのですが、今度は、小屋根を跳躍して玄関前のステップに落ちて来る雪が心配になりました。

もし、訪ねて来た方がこの雪の下敷きになっても困るので、「落雪注意」の看板を出したり、臨時のポストをステップ下に設置するなどしました。

また、「今日は、まず間違いなく落雪しそうだ」という日には、前方に綱を張って、ステップに近づけないようにしたりしました。

ただ、こうした家主の心配をよそに、昨日も、何人かのお客様は、この「非常線」を突破して玄関まで上がって来られました。曰く、「雪の具合を見てね。これなら大丈夫だと思ってね」と。地元の方は、落雪しそうかどうかよくおわかりのようです。

というわけで、きれいになった屋根を見上げて、ホッと一息ついているところです。
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良質の学園ミステリー~東野圭吾著「同級生」

2014年01月25日 | 読書三昧
目下、人気絶頂の東野さんですが、これはデビュー間もない93年の作品。

本書のキャッチに、「筆者のターニングポイントとなった青春ミステリー」とあるので、当時、かなり話題となった作品と思われます。(10年版51刷の文庫)



物語~修文館高校3年の宮前由紀子が交通事故で亡くなった。彼女は、同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。事故当時、現場には女性教師もいた・・・何故?。

それにしても、物語の構成力、トリックの確かさ、文章力ともに抜群で、この人のミステリー作家としての能力の高さが印象に残りました。

また、この小説は、学園ミステリーの草分け的作品と思われ、それが湊かなえさんの「告白」などにつながって行ったのではと思います。

加えて、この小説は、単に学園内のあれこれだけでなく、公害問題や学校管理の不合理さなどを背景に描いているのがとても良いと思いました。

ただ、前回のそれ(「ブルータスの心臓」)もそうなのですが、読んでいるときは良質のエンタメとして楽しめますが、それ以上でもそれ以下でもなく、すぐそのストーリーを忘れてしまいます。

勿論、著者としては、一度、手に取って楽しんでもらえばそれで良いのでしょうが、何か勿体ないですね。
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人間の鎖国会を包む~「秘密保護法」撤廃へ

2014年01月24日 | ドラミング
今日24日は、通常国会の開会に合わせて、「特定秘密保護法」の廃止を求めて国会を包囲する行動が呼びかけられていたようです。



ツイッターでは、種々の情報が飛び交っています。鎖の中に、都知事候補者、宇都宮さんの姿(左手前)も。



また、細川都知事候補の演説を聴きにいったら、こんな看板を背負っている方をお見かけしたとか。



わざわざ新潟から出て来られているようです。写真は、いずれもツイッターから借用しました。
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北国の珍味~ニシンの刺身

2014年01月24日 | 田舎暮らし
昨日(木曜日)は、行きつけのコープのシニア特売日。
60歳以上で、あらかじめ登録しておけば全品5%引きで購入することができます。

ということで、昨日もそのコープに買い出しに出かけました。
鮮魚売り場へ行くと、生きの良さそうな大型のニシンがたくさん並んでいました。ただ、尾頭付きでは後の処理が大変なのでパスしょうと思ったのですが、フト見ると、刺身に加工したものが出ています。

通常、すっかり調理された刺身を購入することはないのですが、とても美味しそうだったので思わず手が出てしまいました。また、同じ青魚でも、イワシやサンマ(の刺身)は食べたことがありますが、ニシンの刺身は初めてです。



ワサビをつけて口に含むと、生臭さはまったくなく、コリコリした歯ざわりとうっすらとした甘みがあり、とても美味しかったです。「これは、イケる」というのが家内ともどもの結論でした。(395円)

ところで、冬季の北国で気がかりな電気代。
昨日、1月分の検針結果が出たのですが、計算してみると、床暖房を含め24,334円となりました。

この年末から、とても寒い日が続いたのでやむを得ないのですが、昨冬ならば、2万円を越えることはなかったでしょうから、それだけ値上げが効いているということでしょう。

このところ、雪も多くなく一息ついていますが、あれこれある冬の北国の暮らしです。



たくさんの雪をのせたご近所さんの様子です。
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名護市民の~「意地と誇り」

2014年01月23日 | ドラミング
19日に投開票された沖縄県名護市の市長選挙は、同市辺野古の海を埋め立てて、米軍のための巨大基地を自らの手で建設するのか否かが問われる厳しいものであった。

結果は、これに反対する現職の稲嶺市長が、対立候補に大差をつけて再選された。
名護市民は、「500億円の名護基金」などをちらつかせて対立候補を肩入れした石破自民党幹事長の露骨な懐柔策を避け、「意地と誇り」を貫いた。

この間、ツイッターには種々雑多な「つぶやき」が氾濫したが、元宜野湾市長・伊波洋一氏が発信し続けた情報は、その立ち位置の明確さと信頼性のたしかさで、小生らを納得させるものであった。

同氏は選挙後も、次のような「つぶやき」と共に、貴重な情報を送り続けているのでご紹介したい。

伊波 洋一 (いは よういち) ?@ihayoichi ・ 1月21日
再選を果たした稲嶺進市長は一夜明けた20日からは日課の交通安全指導で通学の児童たちから「おはようございます」の声掛けに笑顔で対応した。交通指導の前に早朝ジョギングで5.5キロを走り終えた。子どもたちから「おめでとうございます」の声。



伊波 洋一 (いは よういち) ?@ihayoichi ・ 1月22日
今回の市長選挙は17年間も移設問題に翻弄され続けた名護市民の「意地と誇り」をかけた選択だ。それぞれの思いが交錯する17年だった。キク農家の青年は「一時的な金は名護の自立をさまたげる。いま汗をかいて自立を成し遂げたい」と語る。


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ますますの冴え~葉室麟著「この君なくば」

2014年01月23日 | 読書三昧
「この君なくば、一日もあらじが口癖でしたから」・・・

此君(しくん)堂の名は、「晋書」王徽之伝にある竹を愛でた言葉の~何ぞ一日も此の君無かるべけんや~からとったもので「此君」とは竹の異称だ、と著者は書名の由来を明かします。



物語~江戸時代末期、勤皇佐幕で揺れる九州・日向の伍代藩。
軽格の家に生まれた主人公「楠瀬譲」は、恩師・檜垣鉄斎の私塾「此君堂」の娘・栞と惹かれあう仲であったが・・・

葉室氏の近作ですが、彼の筆はますます冴えわたり、物語に引き込まれます。
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一夜明け爆撃開始本土から~名護市長選

2014年01月22日 | ドラミング
世の中、ほんとにすごい人が多いと思う。
沖縄県名護市の市長選挙結果を受けて、今日の新聞(朝日)に掲載された投稿川柳。

  ・ 一夜明け爆撃開始本土から
  ・ 淡々と粛々として強行し
  ・ 見返りは手のひら返し意趣返し
  ・ 政権の性根がわかる振興金

関連記事~琉球新報社説 「辺野古入札公告 民主国家の自殺行為だ」
"世界中を捜しても民意をこれほど露骨に踏みにじる「民主主義国家」は存在しないのではないか。 ・・・沖縄は植民地扱いを拒否する。政府は沖縄の非暴力の異議申し立てを力で屈服させるつもりなら民主主義を語る資格を失うと自覚すべきだ。"

一方、地方選挙を、件の「秘密法」を審判する機会にしたいとお考えの方もおられるようで、同じ紙面に、次のような投書が載っていた。



上記は、本日付けの朝日新聞から転載しました。
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