先に、「暴食で体調を崩した」とお伝えした。
幸い順調に回復し、FIFAカタール大会の日本対ドイツ戦もテレビで観戦することができた。
ところで、この体調不良は、元々レンコンの炒め物を食べた際、誤って口内の一部を巻き込んで噛んでしまったのが遠因。
これが口内炎に発展し、食事を楽しんで取れなくなったためである。
そこで、食事の際の「咀嚼」について調べてみたら、これが想像以上に重要であることがわかった。
早速実行に移した結果、即効性もあり且つ、有用であることがわかった。
かって古代人は、木の実や乾物など噛み応えのあるものを食べていたため、一回の食事に、何と4,000回も咀嚼していたと言う。
それが江戸時代になると2,000回ほどになり、現代では600回と何とも寂しい状態になっているのだそうだ。
咀嚼は、単に食物を細かくして消化を助けるだけでなく、血流を良くして脳の働きを活発にし、「がん」や認知症の予防にもなるといういいことづくめの習慣であることがわかった。
掲題の標語は、弥生時代の貴人にあやかって、日本咀嚼学会が提唱しているもので、面白いと思った。
「ひ」~肥満防止
「み」~味覚の発達促進
「こ」~言葉への好影響
「の」~脳の活性化(認知症予防)
「は」~歯の健康維持
「が」~がんの予防
「い」~胃腸の負担軽減
「ぜ」~全身の活力維持
特に面白いのが脳の活性化で、物を咬むと歯が0.3mmほど沈むのだが、これが一種のポンプの役割をして、脳の血流を活発にするのだそうだ。
本当かどうか知る由もないが、何かロマンを感じて、以後食事の際は一生懸命咀嚼するようにしている。