2024年下期第172回直木賞受賞作。
「小説新潮」2021~23年適宜連載、珠玉の短編5話、268頁。
先にご紹介した、20年下期の同賞候補作「八月の銀の雪」にも勝る科学者の目を通したすばらしい物語に、「さすが受賞作!」と思いつつ読んだ。
今回も、萩焼のこと、狼混犬や(長崎)被爆遺品、隕石やウミガメのことなど、すべてウンウンと納得しながら読み進めた。
こうした良質の物語を拝見すると、日頃手にする小説などいかにも作り物臭く、がっかりさせられるものが多い。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)