今朝の新聞(朝日)北海道版が伝える「不都合な現実」。
下図は、現在、JR北海道が計画している廃線と支援要請区間の大要である。
もし、JRの計画通り(青線の鉄路を廃止する)とすると、最盛期(97年)の1/3にまでに縮小される。もはや、稚内や、北見や網走や根室へはJRでは行くことができなくなる。
この間、北海道の人口は570万人から530万人へと40万人減少した。町村部だけで55万人も減少し、札幌への一極集中がひどくなった。
他方、高速道路の整備が進み(約1,100km)、物流を含め道路への依存が強まった。
こうした「不都合な現実」は、国鉄民営化(1987年)の際予見できたはずであり、ひとり道民の責任に帰してよい問題ではあるまい。