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アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

今年読んだ本(2016年版)

2016年12月27日 | 読書三昧

毎年、今の時期に「今年読んだ本」をリストアップしては眺めている。
今年も、(昨年に引き続き)リストにするのが恥ずかしいくらいの量(38冊)だ。

萩本欽一・他著「人生の流儀」(★★)
木村草太著「憲法という希望」(★★★)
島崎藤村著「夜明け前 第二部」
原田マハ著「リーチ先生」(★★★)
金子勝著「負けない人たち」
宮下奈都著「羊と鋼の森」(★★★)
後藤守彦著「只、意志あらば~植民地朝鮮と連帯した日本人」
山崎ナオコーラ著「美しい距離」
川端康成著「古都」

松田浩著「NHK~危機に立つ公共放送」
堤 未果著「政府はもう嘘をつけない」(★★★)
阪田雅裕著「憲法9条と安保法制」
島崎藤村の「夜明け前」(文庫版第1部上下巻)
中島京子著「彼女に関する12章」(★★★)
宮本輝著「長流の畔」(★★★)
朝井まかて著「落陽」
半藤一利著「B面昭和史」
海堂尊著「アクアマリンの神殿」
朝井まかて著「残り者」
原田マハ著「モダン」
原田マハ著「永遠をさがしに」(★★)
原田マハ著「楽園のカンヴァス」(★★★)
原田マハ著「暗幕のゲルニカ」(★★★)
半藤一利・宮部みゆき共著「昭和史の10大事件」(★★)
村山由佳著「もう一度 デジャヴ」(★★)
真保裕一著「ダブルフォールト」
なかにし礼「闘う力~再発がんに克つ」
朝井まかて著「眩(くらら)」(★★★)
翁長雄志著「戦う民意」(★★★)
柏井壽著「鴨川食堂」(★★★)
森英樹著「大事なことは憲法が教えてくれる~日本国憲法の底力」(★★★)
柏井壽著「鴨川食堂:おかわり」(★★★)
浜矩子著「さらばアホノミクス」(★★★)
堂場瞬一著「蛮政の秋」
長尾和宏著「病気の9割は歩くだけで治る!」(★★★)
柿崎明二著「検証 安倍イズム」
上村達男著「NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか」
りぼん・ぷろじぇくと編「新・戦争のつくりかた」

昨年は、引っ越しの雑事で(例年の60余冊から)半減したと懺悔したばかりだが、今年も似たような結果になったのは、要は、読書に真面目に取り組んでいないということだ。

それにしても、家内は今年130冊ほど読んだというからすごい。当地に住んで市の図書館が徒歩5分圏となったことが幸いしているようだ。

纏めてみると、

①昨年は、吉村昭氏の著作に染まり、今年は原田マハさんに入れあげたということになる。彼女の絵画に対する造詣の深さには脱帽である。また、陶器に熱中した英国人バーナード・リーチ氏の生涯を活写した「リーチ先生」も面白かった。

②島崎藤村や川端康成の名著に取り組んだのも今年の特長のひとつである。特に、文庫版とは言え1,700余頁の「夜明け前」を読破したことは、今後の励みになりそう。

③時事問題を取り扱った著作がかなりの量になった。これは、今年から地元の九条の会に加わり、HPの管理などの仕事をするようになったことと無関係ではない。それらは、エインターテイメントとして面白おかしく読むということにはならないから、勢い冊数も減ることになる。

④テレビやラジオの放送でその原作本を知り読んだ本が何冊かあった。柏井壽著「鴨川食堂」や川端康成著「古都」などである。それぞれ映像や音声で描かれた物語と、読んでイメージする物語との間には微妙な違いがあって面白いと思った。

蛇足:料理のミュシェランよろしく、「お勧め度」は下記のように★の数で表しています。
  ・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
  ・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
  ・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本  → ★

仮に★三つの本なら、心地よい後読感に浸れることうけあいます。

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