待つ

今日は日曜の所為か、
サービスも残業も無い様だ。
気がついたら、わたし独りになっていた。

ここのところ、
PM8:00過ぎに中古車を見に来ている方が居るんで、
今晩は待ってみようかと思い、
未だ会社に居る。

昨夜、彼の話を聞くと、
暫らく休んでいないとの事だ。
朝6時前には出社し、
仕事を終えるのが9時過ぎるのが普通らしい。
”頑張っている”を超えた仕事振りだ。

以前勤めていた会社が潰れて、
やっと勤めたそうだ。
だから、きついけど、
我慢しなきゃならないと言う。

30代半ば位だろうか。
子供居るようだ。
代替を考えている理由が、
リアシートがリクライニングするクルマが欲しいという事だ。
家族思いな方だ。

休みが無く、長時間労働。
それでも、
その身を削る様にして働いている。
独り身の私には、
経験出来ないような辛さだろう。



彼の為に、
もう少し待ってみようか。