しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <つまずきを与えない者>

2024-06-07 | Ⅰコリント
「ユダヤ人にも、ギリシア人にも、神の教会にも、つまずきを与えない者になりなさい。」(Ⅰコリント10:32新改訳)

キリスト者は十字架によって罪がゆるされ、律法の束縛から自由にされた。しかし、だからといって何でも自分の思うままに行動してよいか、といえばそうではない、とパウロは強調する。▼神の愛は私たちに自制を求める。それはすべての人が救われるのを神が望んでおられ、キリスト者は彼らが心を開いて救い主のもとに来るために、あらゆる労を惜しんではならないと言われるからだ。主もまた、「人があなたに上着をくれ、と言ったら下着も与えよ」と言い、「いっしょに一マイル行ってくれと言ったら、二マイル行きなさい」と言われた。つまり、救われたキリスト者は、もはや自分の心を優先してはならず、滅んで行こうとしている人の救いのため、できるすべてをしなければならない、ということなのである。▼やがて主がお出でになったとき、私たちの生涯は神の愛という定規(じょうぎ)で測(はか)られ、審判されるであろう。そしてそれだけが永遠に残るものとして評価される。あとは残らず燃え尽きてしまう。