しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <異邦人の救い>

2024-09-20 | エペソ書
「この奥義は、前の時代には、今のように人の子らに知らされていませんでしたが、今は御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されています。」(エペソ3:5新改訳)

使徒パウロがここで述べる奥義とは、異邦人がイスラエルと共に救いにあずかり、永遠の祝福に入ることを指している。▼神は天地創造の最初に人類を造られたが、悪魔のために堕落(だらく)し、その大部分はのろわれるものとなった。人類を構成するのはほとんどが異邦人と呼ばれる存在で、それらが究極(きゅうきょく)のほろびに落ちてしまうのであれば、神のみわざは成功どころか大失敗ということになるであろう。しかし事実はそうではない。▼神のひとり子は罪に落ちた人間を救い出すため、十字架の死を味わい、その苦しみから神をひとすじに愛する美しい花嫁(はなよめ)が生みだされた。悪魔の反逆が増せば増すほど、創造の傑作品(けっさくひん)といわれるキリストの妻が輝き、やがて恵みの栄光が天地に満ちる結果となる。天地創造は失敗どころか、人知を超えた神の愛と恵みが天地に充満(じゅうまん)するためのご計画だったとは!