しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 詩篇33篇 <すべてを読み取る方>

2016-12-27 | 詩篇

白つばき「主は、彼らの心をそれぞれみな造り、彼らのわざのすべてを読み取る方。」(詩篇33:15新改訳)

地上数百キロの高空に浮かぶ偵察衛星、極秘にされているが、その最新型は地上を走る車のナンバーを読み取るともいわれる。そのうち、個人の顔も識別するようになるだろう。だが人間はそこまでだ。▼人の霊魂を造られた天の神は、ひとりひとりの心の中も読み取り、どんな信仰を抱いて神をおそれているか、手に取るように知っている。アブラハムがウル市から選び出されたのも、ダビデ少年がベツレヘムの野から呼ばれたのも、ナザレの一女性マリヤに御使いが派遣されたのも、全世界、全時代の人間の心を読み取っておられた神のみわざなのだ。▼主は21世紀の今も、70億を超える人間の心すべてと動機を知り、御心の計画どおり歴史を運んでおられる。もちろん私たちの生涯と今日一日のわざも、髪の毛一本一本を数える精緻さで支配され、その御計画から洩れることはない。もしあなたがこれを恐ろしいと思うなら、まだ救いにあずかっておられないから、逆にこれを喜び、平安の基(もとい)にできるなら、あなたが罪ゆるされ、神に信頼を置いているからである。▼「5羽の雀は2アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の1羽でも、神の御前には忘れられてはいません。それどころか、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。」(ルカ12:6同)