流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

国立科学博物館

2013-02-23 | 博物館・資料館等
今日(2/23)は、上野公園内に所在する「国立科学博物館」を見てきました。
同館は、明治10年に設立された日本で最も歴史のある博物館の一つとして、
国立唯一の総合科学博物館です。


今回は、主に地球館2階に位置するコーナー『科学と技術の歩み』を見学しました。


「4サイクル内燃機関」(明治20年頃購入)
オットー氏(イギリス)によって考案されれた4サイクルエンジンです。
当時の帝国大学工科大学の研究で使われたそうです。


「池貝鉄工所製第1号旋盤」(明治22年製造)
現存する国産工作機械では、最も古い物の一つとの事。


「竪削盤」(1863年製造)
文久3年(1863年)、江戸幕府の注文によりオランダで製作されました。
その後、平成10年までの130年以上の間、現役で稼働し続けたそうです。


「エジソン10号型直流発電機」(明治20年から使用)
日本最初の事業用火力発電所で使用されました。
明治20年11月、東京電燈株式会社第二電燈局が現在の南茅場町に開業し、
直流約220Vで送電を開始しました。


「無停止杼換式豊田自動織機(G型)」(大正13年製)


「オートモ号」(大正14年製)
同車は、大正13年から市販され、4年間で約300台が製造されました。


「オートモ号エンジン」
水冷式、4気筒、排気量1521cc


「ダット61型水冷式エンジン(カットモデル)」(昭和4年~5年頃生産)
ダット自動車製造(株)が生産した自動貨車のエンジンです。


「零式艦上戦闘機二一型・改造複座機」
偵察用として、2座席に改造されています。


「中型旅客機・YS-11」(風洞模型)


「J3-IHI-3」
昭和35年に中等練習機T-1Bに搭載された国産初のジェットエンジンです。
J3エンジンとしては、初期バージョンですね。


「高柳式テレビジョンシステム」(機能複製)
昭和5年、天皇陛下に上覧された時の装置です。


「早稲田式テレビジョンシステム」
昭和8年、万国婦人子供博覧会に出品されました。
送像側にニポー円板(左)、受像側にはロージング鏡車(右)を使用しています。


「NE式写真電送装置」
昭和天皇の即位の式典にあたり、新聞各社はその様子を各地に伝えるために
使われ際の装置です。
本装置は、現在のファックスに相当すると思われます。
左側:受信装置、右側:送信装置


「ケルビン式潮候推算機」(昭和5年から使用)
中央気象台(現在:気象庁)で日本沿岸の潮汐を予報しました。


「九元連立方程式求解機」(昭和19年製作)
複雑な連立方程式を解く事が出来る国内初の大型計算機械です。


「ETL-MarkⅡ」(昭和30年完成)
日本初のリレー計算機です。
電話交換機の部品として使われていたリレーを使用し、電圧が有るか無いかで
‘0’と‘1’の信号を表したそうです。


「真空管式計数型電子計算機FUJIC」(昭和31年完成)
富士写真フィルム(株)が開発した日本で初めて稼働した計数型電子計算機です。


「座席予約システム マルス101」(昭和39年から稼働)
当時の旧国鉄(現在:JR)が、“みどりの窓口”で座席予約業務を開始した時の
日本初の本格的なオンラインリアルタイムシステムのコンピュータです。


「TK-80」(昭和51年発売)
NEC(日本電気)が製作した日本初のマイコンキットです。


「ペンシルロケット」(昭和30年4月発射実験成功)
全長23センチの小さな飛翔体ですが、日本初のロケットです。


「ヘビーT型ロケット」(昭和30年9月打ち上げ)
離れた地点からの観測データを記録・送信する装置“テレメータ”を搭載しています。


「S-160型ロケット」(昭和45年2月打ち上げ)
南極で打ち上げたオーロラ観測用ロケットです。


人工衛星「おおすみ」(昭和45年2月11日打ち上げ)
日本初の人工衛星です。
名称は、打ち上げ基地があった大隅半島に由来するそうです。


「宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)」
宇宙空間において、様々な実験を行った装置です。


「LE-5エンジン」
日本で自主開発したH-Iロケットの第2段エンジンです。


「ラムダ・ロケット用ランチャ」
昭和45年2月11日、東京大学宇宙空間観測所(鹿児島県)から世界最小の
人工衛星を積んだ“ラムダ4S型ロケット5号機「おおすみ」”が、ここで展示
されているラムダ用ランチャにより打ち上げられました。


「国鉄D51形蒸気機関車」(昭和14年7月製造)
展示車輌の231号は、昭和50年12月15日に休車するまでの間、約216万キロ
(地球を約54周)を走行しました。

当館において、日本における科学技術が外国の文化を受けいれながら、我が国の
文化と共に発展してきた事を改めて知ることが出来ました。
日本の技術素晴らしさを再認識できました。(^_^¥

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