流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

ミリタリーアンティークス大阪

2024-04-28 | 博物館・資料館等
ミリタリーアンティークス大阪は、大阪府松原市三宅東にある施設博物館です。


ミリタリーアンティークス大阪(Military Antiques Osaka:MAO)は、日本で唯一の英国の軍用車と装備品を常設展示する「見て、触って、乗れる!?」私設博物館とのこと。
館長が長年にわたって世界中から収集した第二次世界大戦や湾岸戦争などの戦場で実際に使用された軍用車や武器を含む各種装備品を多数所蔵しています。


「モーリス・コマーシャル CS8汎用トラック」(Morris Commercial CS8 Utility Truck)


第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦間期に設計された軍用トラックです。


英国陸海空軍において、主に人員や武器弾薬の輸送に使用されました。


製造社:モーリス・コマーシャル、製造年:1940年


所属部隊:英国陸軍 第4歩兵師団、第3師団


車両履歴:第二次世界大戦においてノルマンディー上陸作戦、マーケット・ガーデン作戦に参加


1934年に導入された同種車両は、戦争初期での英国陸軍において同サイズの車両の中で最も多く使用されました。


「航空機識別望遠鏡」


第二次世界大戦中の“バトル・オブ・ブリテン”で活躍した望遠鏡とのこと。


当日は、実際に操作して上空の航空機を識別する体験が出来ました。


館内は、6ケ月毎に展示品の入れ替えや体験試乗会などを実施しているそうです。


「バーミンガム・スモール・アームズ パラバイク」
第二次世界大戦中に設計された空挺部隊用の折り畳み自転車です。


「リー・エンフィールド小銃」
英国で開発されたボルトアクションライフル(軍用小銃)です。


「電鍵」(でんけん/telegraph key)
モールス符号をつくるための電気的な開閉器と取手(ハンドル)を備えた装置です。


「野戦電話」(Feldfernsprecher)
戦場で利用される軍用電話機として、自軍支配域における指揮通信網に運用されます。
電話線による有線通信であることからジャミング(電波妨害)等の影響を受けることがなく、無線通信に比べ非常に信頼性が高いと言われます。


「エクセルシオール ウェルバイク」(Excelsior Welbike Mark 1)
第二次世界大戦中、英軍の特殊作戦執行部(SOE)の研究開発部門であるステーションⅨで設計された空挺部隊用の折り畳みバイクです。


「ブレン軽機関銃」(Bren Light Machine Gun)
1930年代から広く使用されたイギリス製の軽機関銃として、英国軍及び同盟国軍での歩兵部隊で運用されました。


「ステン短機関銃」(Stengun)
第二次世界大戦中、イギリス製の短機関銃として合理化された設計によって傑出した生産性を備え、連合国軍やレジスタンスの主力小火器として運用されました。


英陸軍 野戦電話 「PTC405」
限定3セットが販売されていました。
販売条件が「ノークレーム・ノーリターン」でした。(笑)


「物販コーナー」


実物やレプリカを含めた英軍グッズ(マグカップ、メスティン、ホイッスル、ベアキー、作戦地図、当時の新聞など)や展示車両のプラモデルが販売されていました。


来館記念のお土産に良いですね。(^_^v


小規模の博物館ですが、『車両の動態保存』をポリシーとし、『当館でしか出来ない展示』をコンセプトに運営しているとのこと。
気さくな館長さんや懇切丁寧なスタッフさんとお話も出来ました。

今後とも更に発展して欲しいと思える博物館でした。
ありがとうございました。
ヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´■`○)ノ"
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くらしき空飛ぶクルマ展示場

2024-02-01 | 博物館・資料館等
くらしき空飛ぶクルマ展示場は、岡山県倉敷市中央にある次世代交通手段の展示場です。


同展示場は、国内初の有人飛行を成功させた一般社団法人MASC(マスク)が開設しました。


MASCは、2025年に開催される『大阪・関西万博』を1つのターゲットにして、更なる新事業・新産業の創出に向けて取り組んでいます。


無操縦者航空機「EH216-S」(JX0176)


横幅:5.73m、奥行き:6.05m、高さ:1.93m


搭乗者数:2人乗り/地上からのコントロールまたは自動飛行


最高速度:90km/h(通常運航)、時速130km/h(設計)


巡航距離:最高30km/飛行時間:25分


推進機関:完全電動/電動モーター✕16基、8アーム


最高高度:120m(AGL/対地高度)、1000m(MSL/平均海面)


実際に飛行した様子がビデオにより紹介されていました。


MASCは、次世代に向けて『夢』を与えることが出来る先進的な技術を目指すことを目的としています。

実機を見学出来た事に感激です。
是非とも実現して欲しいプロジェクトですね。
ファイトォ*:.。..。.:*・゚(∩`・∀・)∩゚・*:.。..。.:*!!!☆
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姫路みなとミュージアム

2023-10-30 | 博物館・資料館等
姫路みなとミュージアムは、姫路市飾磨区須加にある資料館です。


同館は、姫路港飾磨埠頭に所在する姫路ポートセンタービル内にあります。


建物内に入り、階段頭上にある案内板に従い2階へ上がります。


平成25年4月24日、姫路港の活性化を目的として開館しました。


明治時代の飾磨の街並みと港の様子を表現したジオラマ


飾磨(しかま)埠頭を中心に姫路港が歩んだ歴史や文化を紹介しています。


飾磨港駅(廃駅)は、姫路市飾磨区細江にあった日本国有鉄道(国鉄)・播但線の駅でした。


<駅沿革>
明治28年(1895年)04月17日、播但鉄道・飾磨駅(一般駅)として開業
明治36年(1903年)06月01日、播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡
明治39年(1906年)12月01日、国有化により官設鉄道の駅となる。
大正04年(1915年)09月21日、飾磨港駅に改称
昭和59年(1984年)02月01日、荷物・車扱貨物の取扱を廃止し、旅客駅となる。
昭和61年(1986年)11月01日、廃止


飾磨港駅は、頭端式配置の地上駅でした。
通常は短編成の旅客列車のみのために短い上屋根を駅本屋近くに設置し、機回し線を備える長大な単式ホーム1面1線の旅客用ホーム、
機回し線と別々に2棟の上屋根を備える単式ホーム1面1線の貨物ホーム、そしてそれらの間に複数の車両留置線を設置していたとのこと。
線路の終端の先に木造駅舎があり、廃止時まで駅員が配置されていました。


「4等レンズ」
昭和9年11月に日本光機工業(神奈川県横浜市鶴見)で製作
昭和10年1月から神戸第三防波堤灯台に設置され、平成24年11月まで使用


「飾磨港灯台」(模型)
飾磨港灯台は、明治32年1月1日から飾磨町(当時)により設置点灯された木造灯台です。
播磨地方において、初の洋風灯台とのこと。


「スクリュー」
20トン級の船舶で使われる推進装置です。


同館から、姫路港ふれあいフェスティバルの会場である「飾万津臨港公園」が見えます。


同じく、姫路海上保安部・巡視艇「ぬのびき」が見えました。

同資料館見学を通じて、姫路港及び周辺の文化及び歴史を知ることができました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^^ )♪ありがと♪( ^^)ノ★,。・:・゚
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北淡震災記念公園 野島断層保存館

2023-04-30 | 博物館・資料館等
北淡震災記念公園は、淡路市小倉にある公共施設です。

同園内には、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で現れた断層をありのままの姿で保存・展示している「野島断層保存館」があります。
地震の凄まじさと脅威を感じさせ、地震に備える大切さを伝える事を目的としている博物館です。


「野島断層保存館」


平成7年(1995年)1月17日(火曜日)午前5時46分、兵庫県南部を震源とした兵庫県南部地震(地震名称)が発生しました。
マグニチュード7.3、最大震度7を記録し、阪神間及び淡路島に大きな被害をもたらした地震災害は、阪神・淡路大震災(震災名称)と名付けられました。


「断層保存ゾーン」
地震のエネルギーの大きさと自然の脅威を伝えています。


平成10年(1998年)7月31日、国の天然記念物に指定されています。


破壊された道路、生垣のズレや地割れなどを断層による様々な地形の変化を見学できます。


「二つに分かれる断層」


「地割れとなって現れた断層」


「神戸の壁」
神戸市長田区若松に所在する公設市場にあった防火壁です。
先の戦争における神戸大空襲や阪神・淡路大震災での地震と火災に耐えた壁との事。


「海側から見た塀の右横ずれ」


「メモリアルハウス」
敷地内を走る地震断層や断層運動による建物の被害の様子を保存・公開しています。


「地震直後の台所」
証言をもとに再現しています。


「民家の敷地を横切る地震断層」
敷地内に入った地震断層は、民家のすぐ脇をぬけて南西へと続いています・
断層が真下を通ったコンクリートのたたきは壊れ、約30センチの段差ができました。

見学を通じて、将来において予測される地震について真剣に考えさせられました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・


<園内オブジェ>

公園から海が一望できます。

<SAKURA(園内レストラン)>

「淡路島丸ごと玉ねぎカレー」
淡路島産の玉ねぎが丸ごと一個入ってます。
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海上自衛隊呉史料館

2023-03-08 | 博物館・資料館等
海上自衛隊呉史料館は、広島県呉市宝町にある史料館です。

海上自衛隊の広報を目的とした施設です。
退役した潜水艦を屋外展示されていることから愛称てつのくじら館の名称が定着しています。


館内は、海上自衛隊の歴史や装備品の紹介などが展示されています。
特に潜水艦や掃海の任務等について紹介しています。

<2階・掃海艇の活躍>

戦後日本の復興を陰から支えた航路啓開活動から湾岸の夜明け作戦における国際貢献まで、掃海部隊の行動を紹介しています。


「機雷処分具S-4」


「掃海具巻揚装置」


掃海具巻揚装置は、掃海具を海中から巻き揚げる機械です


「20mm機関砲」(JM61-M)


掃海艇では、浮遊・浮流機雷に対処するために機関砲が装備されています。


最大射程:4,500m、有効射程:2,000m


「水中処分員装具等」
水中処分員は、敷設された機雷や海中で発見した不発弾の処理を任務としています。

<3階・潜水艦の活躍>

常に隠密に行動し、深い海の中から日本を守っている潜水艦の行動について紹介しています。


「艦内生活(再現)」
限られた空間の中での生活を紹介しています。


「無人対潜ヘリコプター」(DASH/D-19号機)
無線誘導により飛行する無人ヘリコプター(回転翼)です。


魚雷2発を搭載する対潜機です。

<3階・潜水艦あきしお体験>

「潜水艦あきしお・入口」
潜水艦の構造を実際に見学し、潜航中の環境や生活を疑似体験できます。


「潜水艦あきしお・出口」
残念ながら潜水艦内は、撮影禁止でした。
退役艦であっても保全対象なんですね。

<屋外展示・潜水艦「あきしお」(SS579)>

建造:三菱重工業神戸造船所
起工:昭和58年(1983年)04月15日、進水:昭和60年(1985年)01月12日
就役:昭和61年(1986年)03月05日、第1潜水隊群第1潜水隊(呉)に所属
排水量:2,300トン(基準)、2,900トン(満載)
全長:76.2m、全幅:9.9m、深さ:10.2m


出力:水上3,400PS、水中7,200PS
速力:水上12ノット、水上20ノット
編入:平成02年(1990年)06月08日、第1潜水隊群第5潜水隊(呉)へ所属替え
除籍:平成16年(2004年)03月03日、その後改装工事されて当地にて設置

普段は見ることのできない『現場』を臨場感豊かに再現されていました。
貴重な体験ができ、ありがとうございました。
(o゚∀゚)ノ【☆.。.:*・゚アリガト゚・*:.。.☆】ヽ(゚∀゚o)

この後は、呉港内を見学します。。・・・・・つづく(^_^v
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呉市海事歴史科学館

2023-03-07 | 博物館・資料館等
呉市海事歴史科学館は、広島県呉市宝町にある博物館です。

同館は戦前及び戦後の呉市における船舶製造技術を主たる展示内容としています。
戦艦「大和」の建造を主に明治時代以降の造船の街、軍港・鎮守府としての呉の歴史や基幹となった製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的にしています。
主たる展示内容からも愛称『大和ミュージアムの名称が広く定着しています。

レンガパーク

同館前のレンガパークでは、戦艦「陸奥」の引揚品を展示しています。


「主舵」(しゅかじ)


「スクリュープロペラ」


「41センチ主砲身」(4番主砲左)


「艦尾フェアリーダー」(右舷用)


「主錨」(しゅびょう)


「艦尾旗竿」


館内へ入ります。

大和ひろば

戦艦「大和」(模型・縮尺1/10)


展示模型は、大和の海底調査や発見された資料により判明した最新の情報に基づいて制作されています。


新たに判明した史実や資料があれば随時それに合わせて改装されているとのこと。


戦艦「大和」(やまと)は、旧海軍が建造した大和型戦艦の1番艦です。
史上最大にして唯一46センチ砲を搭載した超弩級戦艦であり、建造当初は世界最大最強の戦艦でした。


建造:呉海軍工廠(現在地:ジャパンマリンユナイテッド呉工場)
起工:昭和12年(1937年)11月04日
進水:昭和15年(1940年)08月08日
就役:昭和16年(1941年)12月16日


基準排水量:64,000トン、満載排水量:72,809トン


全長:263.0m、全幅:38.9m


搭載機:5機(カタパルト2基)
※展示模型:零式水上偵察機


主機:艦本式タービン4基4軸、ボイラー:ロ号艦本式缶12缶


出力:153,553馬力、最大速力:27.46ノット(公試成績)


展示とはいえ、全長26.3メートルの模型は迫力がありますね。

大型資料展示室

「九三式魚雷 尾部」


「二式魚雷」


「八八式三型潜望鏡」


特攻兵器「回天」十型 試作型


特殊潜航艇「海龍」後期量産型


「零式艦上戦闘機 六二型」(中島82729号)

<大和波止場(屋外展示)>

戦艦大和をイメージした公園です。
造船所や呉港内を行き交う各種船舶が見学できます。


「誓いの錨」


戦艦大和「主錨」


戦艦大和「時鍾」(じしょう=タイムベル)

同館見学を通じて、呉市にて発展してきた造船・製鋼を改めて認識できました。
ありがとうございました。
★あ(^-^) り(-^ ) が( ) と( ^-) う\(^0^)/★

この後は、同館斜向かいの施設へ移動します。・・・・・つづく(^_^v
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坊っちゃん列車ミュージアム

2023-03-03 | 博物館・資料館等
愛媛県松山市湊町に「坊っちゃん列車ミュージアム」があります。

坊っちゃん列車ミュージアムは、地元市民の足である伊予鉄道の歴史等を紹介しています。
当地は、伊予鉄グループ本社ビル1階にあります。

伊予鉄道は愛媛県松山市に本社を置く、鉄道及び軌道事業会社です。
一般的には略して、伊予鉄(いよてつ)と呼ばれています。


ミュージアム内は、伊予鉄道の歩んだ歴史を紹介しています。
同社は明治20年(1887年)創立され、民営鉄道としては日本で2番目の歴史を持つ企業です。


明治20年(1887年)09月14日、実業家・小林信近(創業者)により伊予鉄道会社を設立
明治21年(1888年)10月28日、松山駅(現在:松山市駅)-三津駅の間で鉄道開業


松山での開業は、日本で初めての軽便鉄道及び中四国地方で初めての鉄道となります。


「9kgレールと60ポンドレールの比較」、「各レールの寸法/9kg~50kgNレール」


壁面写真「伊予鉄道電気(現在:伊予鉄グループ)本社・松山駅(現在:松山市駅)」


「伊豫鉄道甲1形蒸気機関車」(原寸模型)


同機関車はドイツから輸入し、明治21年(1888年)10月28日に営業運転を開始しました。
日本最初の軽便鉄道機関車となります。


全長 :4.76m、全高:2,81m、全幅:1.65m


運転整備重量 :7.80トン、最大軸重:3.9トン、動輪周馬力:40PS(公称)


燃料種類:石炭、動輪周馬力:40PS(公称)


軌間 ::762mm(創業当時)⇒1,067mm(狭軌)


伊豫鉄道の主力機関車として、昭和29年(1954年)の蒸気機関車全廃間際までの間、横河原・森松線を中心に運行しました。


日本最初の軽便鉄道機関車となります。


夏目漱石による小説『坊つちやん』の作中に登場する列車(坊っちゃん列車)のモデルとなった車両であったことから、本形式の知名度及び人気共に高いようです。

松山市とともに歩んできた伊予鉄道の歴史と変遷を知ることが出来ました。
ありがとうございました。
ヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ

この後は、松山市内にて泊まります。・・・・・つづく(^_^v


<伊予鉄道>

「伊予鉄道モハ5000形電車」
平成29年(2017年)9月21日より営業運転を開始した軌道線用電車


「伊予鉄道700系電車」
京王帝都電鉄5000系電車を京王重機整備にて改造し導入した鉄道線用電車
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鉄道歴史パーク in SAIJO 四国鉄道文化館 南館

2023-02-27 | 博物館・資料館等
愛媛県西条市に『鉄道歴史パーク in SAIJO』があります。

同施設は、観光交流センター、十河信二記念館、四国鉄道文化館北館及び四国鉄道文化館南館からなる西条市の観光・文化エリアです。
西条市が、4つの施設を観光・交流施設群として一体的に運営しています。
四国鉄道文化館南館では、幅広い年齢層の方々が楽しみ、鉄道を学べる施設とのこと。


「軌間可変電車 フリーゲージトレイン 第2次試験車」(GTC01-201)


フリーゲージトレインは、新幹線の標準軌(1435mm)と在来線の狭軌(1067mm)の異なる軌間(ゲージ)に車輪の左右間隔を自動的に変換して、直通運転を可能とする電車です。


軌間の異なる路線間を直通運転が出来るため、乗り換えの手間が無くなり、所要時間の短縮を図ることができます。


平成19年(2007年)3月にJR九州・小倉工場で完成し、同年から平成21年(2009年)にかけて、九州内の在来線や九州新幹線において試験走行が行われました。


平成23年(2013年)6月からは、新しい台車を装着し、予讃線・多度津~坂出間を試験走行しました。
同年8月からは、多度津~多喜浜間においてカーブ区間の試験走行を行いました。


試験走行の終了後、同館建設を機に西条市に無償譲渡されて現在に至っています。


「キッズルーム」
積木や木製玩具を使って、鉄道のしくみを学べる子ども向け体験コーナーです。


「鉄道ジオラマ」
四国4県の特徴ある沿線風景を再現しています。


「国鉄C57形蒸気機関車」(44号機)


同車は、昭和12年(1937年)から同22年(1947年)までの間に201両が量産された旅客用蒸気機関車です。


昭和50年(1975年)12月14日、国鉄による最後の旅客列車をけん引した蒸気機関車としても知られています。


展示車両は、昭和13年(1938年)3月30日に三菱重工・神戸造船所で製造された1次型として、北海道・岩見沢第一機関区において運行しました。


同車のスタイルから、『貴婦人』の愛称で呼ばれています。


展示車両は引退後、西条市民公園で保存されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「国鉄キハ65形気動車」(34号)


同車は、昭和44年(1969年)に登場し、昭和47年(1972年)までに104両が製造されました。


急行用気動車として、強力な駆動エンジンと冷房電源エンジンを搭載していました。


シートピッチ(座席間隔)を拡大し、居住性を改善しています。


展示車両は引退後、JR四国・多度津工場で保管されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「国鉄DE10形ディーゼル機関車」(1号機)


同車は、昭和41年(1966年)から同53年(1978年)までに708両が製造されました。
展示車両は、試作車2両の内の1号機です。


運転台は、横向きにに配置されています。
入換作業や短区間の折返し運転を主目的としたため、運転士が座ったまま首を動かすだけで運転方向の切替が可能な設計とのことです。


引退後、JR四国・多度津工場で保管されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「軌道自動自転車」
在来線において、線路設備等の保守・安全点検を行う際に線路上を走行させて使用する自転車です。
JR四国での愛称が『レールスター』とのこと。


「線路諸標」
線路の保全や列車等を安全に運行するために必要な箇所に設置されています。


「信号機」
鉄道の信号は、進路の境界を示すと同時に進路の安全を保障する機能を持っています。


「動輪展示」
キハ65形、DE10形及び2000系気動車の輪軸が展示されています。


「通票閉塞(つうひょうへいそく)式」
単線区間を安全に運行する方式として、イギリスで1870年頃に開発されたものです。


「ヘッドマーク」
列車の最前部に取り付けたもの(ヘッドマーク)で、優等列車の場合、愛称名を掲げています。

同館の見学を通じて、鉄道関係の展示品に出会えました。
4つの施設を巡り、愛媛県及び鉄道を堪能できました。
ありがとうございました。
(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆アリガトー

この後は、ご近所を散策します。・・・・・つづく(^_^v
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鉄道歴史パーク in SAIJO 四国鉄道文化館 北館

2023-02-26 | 博物館・資料館等
愛媛県西条市に『鉄道歴史パーク in SAIJO』があります。

同施設は、観光交流センター、十河信二記念館、四国鉄道文化館北館及び四国鉄道文化館南館からなる西条市の観光・文化エリアです。
西条市が、4つの施設を観光・交流施設群として一体的に運営しています。
四国鉄道文化館北館では、鉄道に関する貴重な史料を展示しています。


「国鉄C58形蒸気機関車 主動輪」


「広軌と狭軌」(レール幅に関する説明)
左側:広軌(または標準軌)、レール幅1.435m、新幹線が採用
右側:狭軌、レール幅1.067m、JR在来線が採用


同館は、四国初の本格的な鉄道博物館とのこと。


同館施設は、地元職人の高度な技術による木造建築の建物です。


「新幹線0系電車」(21-141)


日本国有鉄道(国鉄)が昭和39年(1964年)の東海道新幹線開業用に開発した初代の営業用新幹線電車です。


「1号車自由席」(普通車)


自由席の座席は、海側を3列とした合計横5列配置です。


「運転台」
レール面上から運転士の目の高さが約3.5mとなるように高い位置に設置されています。


運転装置は、2ハンドルを採用し、自動列車制御装置(ATC)での運転を前提としています。
横軸・前後回転式のマスコンハンドル(マスターコントローラー)を右側に、縦軸・水平回転式のブレーキハンドルを左側に配置しています。


速度計は運転台正面と運転台右奥に2つ配置されています。
前者はATC速度信号を表示する機能が付いた針が横に動く大型のアナログ指針式の主速度計と呼ばれています。
後者は主速度計が故障した際にも運転を可能とするためのバックアップであり補助速度計と呼ばれています。


中央には故障や動作表示の表示灯が配置されており、左側には電圧計と圧力計、右側には常時に使用するスイッチ類が配置されています。


「国鉄DF50形ディーゼル機関車」(1号機)


製造所:新三菱重工三原製作所、製造年:昭和32年2月


「運転台」


日本国有鉄道(国鉄)が非電化亜幹線の無煙化のため昭和32年に先行試作車が製造、昭和38年まで増備されました。


ディーゼル機関車の中で初めて本格的に量産ベースに乗った車両です。


北海道を除く日本各地の非電化亜幹線と一部非電化幹線で特急列車から貨物列車まで幅広く運用されました。


「軌道自動自転車」
在来線において、線路設備等の保守・安全点検を行う際に線路上を走行させて使用する自転車です。


「0系新幹線電車パンタグラフ(S200B形式)」


「JR四国8000系パンタグラフ(S-PS59形)」


「転てつ梃子(てこ)」
駅構内の枕木式信号機を操作するための装置


「通票(タブレット)閉塞機」
赤い機械から通票(タブレット)を取り出し、駅長が運転士に渡します。
列車の正面衝突の心配がなく、安全に運行できるシステムです。


国鉄DF50形ディーゼル機関車(1号機)は、「準鉄道記念物」に指定されています。

同館の見学を通じて、貴重な鉄道車両に出会えました。
ありがとうございました。
(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆アリガトー

この後は、四国鉄道文化館南館を見学します。・・・・・つづく(^_^v
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鉄道歴史パーク in SAIJO 十河信二記念館

2023-02-25 | 博物館・資料館等
愛媛県西条市に『鉄道歴史パーク in SAIJO』があります。

同施設は、観光交流センター、十河信二記念館、四国鉄道文化館北館及び四国鉄道文化館南館からなる西条市の観光・文化エリアです。
西条市が、4つの施設を観光・交流施設群として一体的に運営しています。
十河信二記念館では、「新幹線生みの親」である十河氏の功績等を紹介しています。


胸像「十河信二」(そごう しんじ)


生誕:明治17年(1884年)4月14日
出身:愛媛県新居郡中村(現在:愛媛県新居浜市中萩)
出身校:東京帝国大学法科大学政治学科


同館1階では、十河氏の日本国有鉄道(当時通称:国鉄)総裁における歩みを紹介しています。


<経歴概要>
昭和20年(1945年)07月、第2代西条市長に就任
昭和21年(1946年)04月、西条市長を辞任、その後は日本経済復興協会会長や鉄道弘済会会長を務める。
昭和30年(1955年)05月20日、第4代日本国有鉄道総裁に就任
昭和38年(1963年)05月19日、任期満了退任
昭和56年(1981年)10月03日、国鉄中央鉄道病院にて肺炎のため死去


昭和39年10月1日、東海道新幹線開業


同館2階では、十河氏の遺品や功績を紹介しています。


功績に対する賞状等


「西条名誉市民」(昭和44年9月29日)


「勲一等瑞宝章」(昭和39年11月3日)

同館の見学を通じて、改めて十河信二氏の偉大なる功績を知る事が出来ました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・

この後は、四国鉄道文化館北館を見学します。・・・・・つづく(^_^v
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鳥羽水族館

2023-01-22 | 博物館・資料館等
近鉄・鳥羽駅で下車して、三重県鳥羽市に来ました。

当地は、三重県南東部にある市です。
志摩半島の北東端に所在し、西を伊勢市、南を志摩市と接し、伊勢湾と太平洋を分ける位置にあります。


鳥羽市鳥羽にある「鳥羽水族館」を訪れました。


同館は約1,200種類の展示生物を保有する国内最大の水族館です。


「アラスカラッコ」


「フンボルトペンギン」


「カピバラ」


「ベニイロフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴ」


「タイヘイヨウセイウチ」


「ジュゴン」


「スナドリネコ」


「ウーパールーパー」
正式な和名は『メキシコサラマンダー』との事。
ウーパールーパーは、バブル時代におけるキャラクター商品名だそうです。


「マロン」
オーストラリア南西部の池や河川に生息するザリガニとの事。
食用として茹でると赤くなるそうです。(笑)


同館には観覧順路が無く、自由に見学できるのが特色です。

海や水辺の生物たちを堪能できました。
楽しい時間が過ごせました。
ありがとうございました。
ゎぁぃ♪ ヾ(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)ツ ゎぁぃ♪


<鳥羽港の船舶>

三重県警察 水上警察隊・警備艇「あらしま」(三1)


伊勢湾フェリー・フェリー「知多丸」【鳥羽港(三重県鳥羽市)-伊良湖港(愛知県田原市)】
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いをぎ町づくり資料館

2022-04-11 | 博物館・資料館等
滋賀県米原市岩脇に「いをぎ町づくり資料館」があります。


当地は、戦争遺跡である列車壕の岩脇(いをぎ)蒸気機関車避難壕に隣接しています。


同館は、未完成で終わった『岩脇蒸気機関車避難壕』に関する資料館です。


館内は、岩脇蒸気機関車避難壕に関する建設経緯や今後の保存等について説明されています。
同避難壕は、先の大戦末期において、蒸気機関車を空爆から守るために2本のトンネルが建設されました。
しかし、終戦とともに工事は中止となり、線路等も敷設されず未完成で終わりました。


昭和22年に米軍が撮影した岩脇(いをぎ)周辺の空撮写真です。
写真図の中央部分の黒斜線は東海道本線です。
造成中の路盤とある部分については、東海道本線と北陸本線の短絡線との事。
同線は、昭和30年に東海道本線の上り線に転用されています。


「出土品」(細部不明)
推測1:爆破する際に火薬の挿入に用いたと思われる
推測2:大形のかすがい?


訪問当日は、桜が開花中でした。

実際の役目を果たすことなく終わった避難壕でしたが、同館は史実を風化させないために整備されたとの事。
私は過日、同市ある風洞技術センターを訪れた際に知り、今回訪れました。

この様な史実を紹介する資料館を訪問できた事に感謝します。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・
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近江鉄道ミュージアム

2022-01-29 | 博物館・資料館等
近江鉄道ミュージアムは、滋賀県東近江市八日市浜野町にある鉄道資料館です。

令和元年(2019年)11月2日、近江鉄道の魅力及び更なるPRを発信する場所としてオープンしました。
『気軽に見る(歴史を楽しむ)、触れる(体験を楽しむ)、知る(沿線地域を楽しむ)』をコンセプトしています。
同館は、近江鉄道・八日市駅の2階(改札内)に位置しています。


鉄道マスコット「駅長がちゃこん」
近江鉄道を利用するお客様の安全確保と楽しい旅を紹介するために日々活動しているとの事。
特徴は、カッコイイ駅長服とフワフワな尻尾だそうです。


館内は、近江鉄道の軌跡を表したヒストリーパネルや歴史的資料の展示など近江鉄道120年の歴史が紹介されています。


<近江鉄道ヒストリー>(抜粋)
明治26年(1893年)11月08日、彦根で近江鉄道株式会社設立発起人会を開催
明治26年(1893年)11月15日、44名の発起人が近江鉄道株式会社創設願書を提出
明治28年(1895年)12月24日、近江鉄道株式会社創立総会を開催し、初代社長に大東 義徹(おおひがし ぎてつ)を選出
明治29年(1986年)06月16日、近江鉄道株式会社設立
明治31年(1898年)06月11日、彦根駅-愛知川駅間の開業
明治33年(1900年)12月28日、彦根駅-貴生川(きぶかわ)駅間の開業
大正03年(1914年)03月08年、多賀線開業
昭和06年(1931年)03月15日、米原駅-彦根駅間の開業により本線が全通
昭和19年(1944年)03月01日、八日市鉄道株式会社を合併し、八日市線(八日市駅-近江八幡駅)となる。
平成28年(2016年)02月29日、西武鉄道の完全子会社となる。


<車両の変遷>
開業時には、ナスミスウィルソン社(イギリス)の蒸気機関車が運行しました。
昭和3年(1928年)4月18日の全線電化まで蒸気機関車が本線等で活躍しました。


開業から貨物輸送を行っていました。。
なお、昭和63年(1988年)3月12日に貨物営業は全廃しています。


<愛される駅舎>
歴史ある駅舎が多く、鳥居本駅(滋賀県彦根市鳥居本町)は登録有形文化財に指定されています。


「鉄道員制服」


「掛時計」
ネジ巻きの大型掛時計。待合室や駅長室に掛けられていました。
「方向幕(行先表示器)220形」
行先、運行区間及び路線名などを表示するための車両に設置されていた装置


「方向幕(行先表示器)」
行先、出発時刻などを表示するための駅構内に設置されていた装置
ハンドル操作(手動)で行先等を表示していたようです。


「通票(タブレット)閉塞機」
赤い機械から通票(タブレット)を取り出し、駅長が運転士に渡します。
列車の正面衝突の心配がなく、安全に運行できるシステムです。


「駅名、案内表示板」など


「行き先表示板」など


「銘板」など


「通票(タブレット)、乗車券日付刻印機、乗車券収納箱」など


「運転席BOX」


実物と同じ運転台にて運転士気分を楽しむことが出来ます。


「トイトレイン運転台」(訪問当日は休止中)
近江鉄道車両のプラレールをリモコン操作することができます。


「近江鉄道5号機関車」(模型/縮尺不明)


「姉妹駅協定締結ポスター」
台湾鉄路との姉妹駅協定の締結を記念した宣伝ポスターです。
双方で宣伝ポスターを作成・交換し、掲出しています。
本ポスターは、台湾側製作であることから繁体字でデザインされています。
《近江鉄道キャラクター》
(左側)駅務掛「豊郷 あかね」(とよさと あかね)
(右側)駅務掛「日野 せりか」(ひの せりか)

見学を通じて、近江鉄道をしっかり体感できました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・

この後は、八日市線に乗車します。・・・・・・つづく(^_^v
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石川県立 航空プラザ <実機展示場>

2021-11-15 | 博物館・資料館等
石川県立航空プラザは、石川県小松市安宅新町に所在する航空博物館です。

平成7年(1995年)11月27日、日本海側では唯一の航空博物館として開設されました。
航空機の歴史や構造、航空機の実機などが展示されています。
小松空港(石川県小松市浮柳町)の北側に位置しています。


1階フロア・実機展示場では、各種様々な航空機等が展示されていました。


人力飛行機「ゼフイルスβ(ベータ)」
展示機は、女性による人力飛行機の飛行距離日本記録樹立を目指してお茶の水女子大と早稲田大との合同チーム「お茶の水人力飛行機研究会」の手で製作。
平成9年(1997年)11月16日、海上自衛隊下総基地にて飛行距離1,004メートル、滞空時間3分3秒を記録。
女性パイロットによる人力飛行日本記録を大幅に塗り替えました。


超軽量機「菱和式 つばさW1-1」(JR0467)


ハンググライダー「ハリアー1989」(ウイルス・ウイング社製/アメリカ)


多用途ヘリコプター「川崎ベル47G-2」(JA7316)


愛知県警察航空隊において愛称「あかつき」として運用されました。


「エバンスVP-1」(エバンス・エアクラフト社/アメリカ)


個人が手作り飛行機として購入し、6年の歳月を費やして完成。
昭和61年(1986年)5月11日、千里浜海岸(石川県羽咋市)で初飛行に成功しました。


多用途軽飛行機「ピラタスPC-6/B2-H2」(JA8221)


国立極地研究所が、南極大陸昭和基地にて南極観測機として使用されました。


観測ヘリコプター「OH-6J」(31093)


展示機は、陸上自衛隊航空学校宇都宮校にて運用されました。


練習機「T-33A」(71-5321)


航空自衛隊において主にパイロット養成として運用され、他に訓練支援や連絡業務にも使用されました。


「操縦席(前席)」


ターボジェットエンジン「アリソン J-33A-35」
T-33Aに搭載されていた航空機エンジンです。


「F-2戦闘機(複座型)機種部分モックアップ」(実物大)
機首から操縦席後部までの木製模型です。


「ASM-1空対艦ミサイルモックアップ」(実物大)
F-2戦闘機における装備品としての木製模型です。


要撃戦闘機「F-104J」(46-8539)


開発当時は、卓越した高速性と形態がミサイルを彷彿させ、『最後の有人戦闘機』と称されました。


「操縦席」


高等練習機「T-2」(99-5163)
日本が初めて開発した超音速ジェット機です。
航空自衛隊において、戦闘機パイロット養成の練習機として運用されました。


展示機は、航空自衛隊に所属するアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」で運用された機体です
昭和57年(1982年)から平成7年(1985年)までの間、全国各地で展示飛行を行いました。


「スモークノズル」
曲技飛行時に見せる煙(スモーク)を排出するノズルです。


「操縦席(前席)」


多用途機「ドルニエ28A-1」(JA5115)


展示機は、阪急航空が所有していた昭和37年(1962年)に国連からの依頼によりネパール連邦民主共和国にてヒマラヤ山脈の写真撮影に派遣されています。


練習機「ビーチクラフトE33」(JA3442)


展示機は、航空大学校宮崎本校(宮崎県宮崎市)において固定翼機パイロットの養成に使用されました。


初等練習機「T-3」(11-5538)


航空自衛隊において、操縦学生が最初に操縦する初等練習機として運用されました。


展示機は、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)に所在する飛行開発実験団で運用されました
本機は、航空自衛隊が導入した航空機及び装備品の試験・評価、テストパイロットの養成を主任務とする機体として使用されました。


此処では官公庁退役機の他、民間航空でも活躍した航空機を含め幅広く展示されているのが良いですね。

様々な各種航空機を堪能しました。
ありがとうございました。
☆゚.+゚o(>Д<。*)ノ゚+.★ァリガトォ★゚+.ヽ(*。>Д<)o゚+.゚☆
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石川県立 航空プラザ

2021-11-14 | 博物館・資料館等
石川県立航空プラザは、石川県小松市安宅新町に所在する航空博物館です。

平成7年(1995年)11月27日、日本海側では唯一の航空博物館として開設されました。
航空機の歴史や構造、航空機の実機などが展示されています。
小松空港(石川県小松市浮柳町)の北側に位置しています。


「離陸」(1995年11月)
金沢市出身である島屋純晴(秋田公立美術大学教授/現在退任)氏による作品

屋外展示

練習機「KM-2」(6288)


海上自衛隊の操縦士を養成するための初等訓練で使用された練習機です。


対潜哨戒ヘリコプター「HSS-2B」(8101)


シコルスキー社(アメリカ)が製造した航空母艦搭載用の対潜哨戒ヘリコプターです。


昭和39年に海上自衛隊にHSS-2が導入され、その後-2Aを経て-2Bに開発されました。


同機種は、海中に潜んでいる潜水艦の索敵及び攻撃を任務としています。


展示機は、平成7年(1995年)7月7日に海上自衛隊館山航空基地を最後に除籍となった機体です。


小松市イメージキャラクター「カブッキー」
市制70周年を記念として誕生しました。
同市キャッチコピー『いよっ小松~勧進帳のふるさと~』をもとに歌舞伎「勧進帳」に登場する「弁慶」をテーマとして、市内のデザイナーからデザインを募集して決定されました。

1階フロア

「ピッツS-2B」(JA11AR)


曲技飛行にて多く用いられている複葉機です。


同機種は、飛行機設計者カーチス・ピッツ(アメリカ)氏により1944年(昭和19年)に初飛行しました。
1960年代から現在に至るまで曲技飛行における競技会で活躍しています。


展示機は過去に存在していた『エアロック・エアロバティックチーム(AIROCK Aerobatic Team)』(通称:エアロック)が、保有していました。


同チームは日本における最初の職業エアロバティックチームとして全国各地で開催された自衛隊航空祭や民間イベントなどで華麗な技を披露してくれました。


ジャイロプレーン「T&A式 GS-80」(JE0126)


福井市在住の方から小松市へ寄贈された自作機とのこと


自作航空機としては、正式に登録された機体だそうです。


「戦闘機パイロットの服装」
航空自衛隊小松基地からの無償貸付装備品のようです。


「航空管制シミュレーター」
誰でも楽しめるように表示内容を改修しています。


「旅客機シミュレーター」
全日本空輸で使用されていた実物のYS-11Aのシミュレーターが体験できます。

2階フロア

2階フロアでは、航空機の歴史や基礎知識に関する資料等が展示されています。


「玉虫型飛行器」(復元模型/原寸)
愛媛県八幡浜市矢野町の出身であった航空機研究者・二宮忠八(にのみや ちゅうはち)氏が、陸軍従軍中に『飛行器』を考案。
明治26年(1893年)10月、有人飛行を前提にした飛行機「玉虫型飛行器」の縮小模型(翼幅2m)を作成。
同氏は設計図と上申書を軍部に提出しますが、軍部は採用しませんでした。
軍の退官後、ライト兄弟が成功したニュースを聞き、夢を断念。


歴史に「もし?(IF)」は禁句ですが、上申書を受理して国を挙げて開発に着手していればと思うと残念が気がします。
航空機の歴史、さらに日本の歴史が大きく変わったかもしれません。


「先進技術実証機(航空機)スケールモデル」(縮尺1/5)


防衛省の研究開発を担当する技術研究本部(現在:航空装備研究所)が将来の国産航空機に適用できる先進的な要素技術を実証するために開発されているステルス研究機です。
展示機は、実物5分の1の大きさで制作され、平成19年度に北海道広尾郡大樹町の多目的航空公園において飛行実験が行われました。


「政府専用機貴賓室」
貴賓室は、政府専用機(B-747-400)の客室前方が2階建てになっている機体1階先頭部分に位置し、操縦室の真下にある個室でした。


政府専用機は日本国政府が所有及び運航を行い、政府要人の輸送、在外の自国民保護などのために使用される航空機(政府専用機)です。
防衛省航空自衛隊が管理及び運用しています。


防衛省航空自衛隊では『特別輸送機』と呼称し、航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)に所在する特別航空輸送隊が保有しています。


「B-747-400」(模型・縮尺1/200)
平成4年(1992年)から平成31年(2019年)の間、初代機として運用されました。

同館では、幅広く航空機について紹介されています。
素直に楽しいですね。
ワーイ♪\(^ω^\)( /^ω^)/ワーイ♪

この後は、実機展示場へ移動します。・・・・続く。(^_^v
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