流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

工業技術博物館

2013-01-26 | 博物館・資料館等
今日(1/26)は、埼玉県南埼玉郡宮代町に所在する日本工業大学の
「工業技術博物館」へ行ってきました。
日本工業大学は工学系を専門とした私立大学です。
同館は、同大学・宮代キャンパスに開設されています。


工業技術博物館の入口です。
残念がら館内の撮影は厳禁でした。(×_×)(;_;)(T_T)
仕方ないですね。ここは大人の対応です。
ルールには従いましょう。

館内には歴史的に価値ある産業の発展に貢献した工作機械等、250台以上の
機械を機種別、製造年代順に展示していました。

個人的に一番の印象は、発電所で使うようなタービン(試作機と思われます。)
内部が見学できたことです。
かなり巨大で貴重なな展示物だと推測されます。
その展示の近くに“低騒音STOL実験機「飛鳥」のエンジンン”がありましたが、
発電用タービンの大きさが、航空機のエンジンの比じゃなかったです。
ケタ違いというか圧倒的な威容でした。
これを見れた事だけでも見に来た価値が大いにあります。(^_^)
なお、屋外は撮影可能でした。\^_^/


「日・仏鋳鉄フレーム」
説明板によると、「この骨組みは、フランス・パリ市のレ・アル(旧中央市場)に使用
されていた鋳鉄構造部材と旧横川駅跨線橋の脚柱4本を組み合わせた日・仏鋳鉄
フレームである。」と記されていました。


日・仏鋳鉄フレームの説明板
○旧国鉄・信越本線横川駅跨線橋(鋳鉄柱)、製造年:明治40年(西暦1907年)
○グタール・パビリオン(旧中央市場)、製造年:江戸末期(西暦1860年)


「明四十 鉄道新橋」の陽刻(文字や絵などを浮き上がらせて彫る事)
JRの前身である帝国鉄道庁時代に新橋工場で製造されてことを示しているとの事。
鉄骨構造の黎明期における貴重な鉄造遺構の一部だそうです。
国産の鋳鉄柱とフランス製の鋳鉄柱を組み合わせたフレームが、当時の彼我の
技術差が分かるものとして、技術史上貴重なものです。


画像の建物は「国鉄2100形蒸気機関車」が動態保存されている車庫です。
同車は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である官設鉄道が、明治23年からイギリス
より輸入したタンク式蒸気機関車です。
動態保存されている車両は、明治24年製との事。
同車は産業考古学会推薦産業遺産に認定され、同大学において永久動態保存
されています。
この建物内も撮影禁止でした。(×_×)(;_;)(T_T)


同大学敷地内の軌道(距離120m)において、運行される日があるそうです。


「腕木式信号機」

撮影が出来なかったのは非常に残念でしたが、機械モノに興味がある方々には、
間違いなく楽しめる博物館だと思います。
一見の価値ありの施設です。(^_^)


<おまけ>

○日本工業大学・スクールバス
東武動物公園駅線の表示がありました。
同大学の最寄り駅と思われます。


○日本工業大学・カーゴクレーン付トラック「トヨタ・トヨエース」
クレーンメーカー“タダノ”の小型トラック架装用「ZR264」が装備されています。

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