「中国鍼灸院」へ。一週間は漢詩で始まる。
「風和人爽」
呉炳宇
燕来日漸暖、(燕来りて日漸く暖かく、)
花開葉添新。(花開きて葉新しさを添える。)
風和人覚爽、(風和みて人爽を覚え、)
雲集雨将臨。(雲集りて雨将に臨む。)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
燕が来るごとなったらだいぶぬくうなるし、
花も咲いて新緑もきれいかね。
風もゆるうして気持ちんよか、
雲ん出てきて雨降ってきそうやね。
たった漢字20文字並べただけなのに、読むと目の前に春の情景が浮かぶから不思議だ。漢詩は漢字で描く絵画だな。読むだけでも美しいが、本来なら中国語の発音で読むと耳にも心地いい。今日は先生が中国語で読んで下さったが、音楽のように抑揚があって実に美しい。結局は中国語の発音が分からないと本当にいい漢詩は作れないってことだな。
「燕」
新緑や 燕来たりて 腕まくり
蔵
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