その時風がざあっと吹いて来て土手の草はざわざわ波になり、運動場のまん中でさあっと塵があがり、それが玄関の前まで行くと、きりきりとまわって小さなつむじ風になって、黄いろな塵は瓶をさかさまにしたような形になって屋根より高くのぼりました。
すると嘉助が突然高く言いました。
「そうだ。やっぱりあいづ又三郎だぞ。あいづ何かするときっと風吹いてくるぞ。」
「うん。」一郎はどうだかわからないと思いながらもだまってそっちを見ていました。三郎はそんなことにはかまわず土手のほうへやはりすたすた歩いて行きます。
(宮沢賢治 「風の又三郎」)
今年も読んだ。来年も読めるだろうか?あと何回読めるだろうか?死期がわかるなら最後に読む作品はこれだろうと思う。
又三郎が嫌なもの全て吹き飛ばしてくれんかいな。
「コロナ又三郎」
どっどど どどうど どどうど どどう
コロナウィルス 吹き飛ばせ
緊急事態も 吹き飛ばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
蔵
最新の画像[もっと見る]
-
続・猛暑 3日前
-
猛暑 7日前
-
猛暑 7日前
-
揚げないフライドポテト 1週間前
-
福岡マラソン抽選結果 2週間前
-
追悼 2週間前
-
中央体育館 1ヶ月前
-
音楽に浸る 1ヶ月前
-
未だにゆるジョグ 1ヶ月前
-
未だにゆるジョグ 1ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます