久しぶりの東京出張で、経営コンサルタントのXさんと昼食をともにした。
その人とは土木事務所で知り合った。ワシが不動産の開業の手続きに来た時に、Xさんは宅建士の資格の更新に来られてた。書類の書き方がわからなくて困ってる様子だったのでワシが教えてあげたことがきっかけだった。
その時は人の良さそうな御年配の方というイメージしかなかったが、経営に関する本を出版されてるということを聞いたので帰宅してネットで名前を検索して腰を抜かさんばかりに驚いた。全国的に有名な経営コンサルタントで、顧客は有名企業ばかり。出版した本はかなりの数で、今まで多くの企業を上場に導いた実績があった。
そんなすごい人と知り合って2年。たまには東京のご自宅にご挨拶にと思って、今日出向いた。初めてゆっくりお話する時間が持てた。 伺った話のスケールの大きさには本当に圧倒された。日本を代表する大企業や、財界の大物の名前が友達のように気安く話題に上った。 それと同時に自分が雑魚のように取るに足りない存在に見えて打ちひしがれる思いもあった。
仕事の依頼は全て紹介か、もしくは本の読者から。広告は一度もしたことがない。仕事を受けるかどうかは社長を見て決める。どんな大企業の社長の依頼でも上から目線なら断る。その代わり受けるとなれば絶対に結果を出す。今まで結果が出なかった顧客はゼロ。安定して結果が出るようになれば自分から解約を申し出る。
全くどこまですごいのか……。
超がつく高級車で駅まで送り迎えまでして頂いた。自分でもあつかましいと思う。こんな雑魚みたいな人間とも気さくに接して下さるところに、なんとも計り知れない人間の大きさを感じた。
神宮さんの会社もコンサル入りましょうか?タダでもいいですよ?と笑顔で言われて、氷のように固くなって辞退した。勿体ない勿体ない。(ちなみにXさんのコンサルタント料は日本一高い!)
駅で別れた後は半ば放心状態だった。Xさんの充実した人生が羨ましかった。Xさんは一つの企業の成長に貢献したのではなく、日本の経済の成長に貢献したと言える。男として実に痛快な人生だ。
それにしてもいい刺激になった。 出会いは生きていく上で最も貴重な収穫だなとつくづく感じた。
「成功」
成し遂げし 人の笑顔の 柔らかき
蔵
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