この時期には街のあちこちで憂国忌の集会のポスターを見かけるので三島由紀夫のことを考えないわけにはいかない。去年のこの日の日記にも市ヶ谷のことを書いた記憶がある。今年もまたいろいろ調べてしまったが、三島由紀夫の自殺に大きく影響を与えた人がいたことを知った。江藤小三郎という人で、維新十傑の江藤新平の曾孫にあたる。彼も同じように国を憂えて、「覚醒書」という遺書を残して壮絶な焼身自殺をした。我が身を滅ぼして日本と日本国民に対して訴えた姿勢に三島由紀夫や森田必勝が強く動かされたというのは十分に納得できる。無私になれる人がこの頃まではいたわけだ。無私になるなんてもう日本人には無理なのではないだろうか?勇ましい昔話を聞く思いだ。
「覚醒書」
混沌たる世界、暗雲立籠む皇国。自然科学におかされ地獄道に落ちし民族。
これを救う道、一事に極む。これ大自然に沿いし無私の心なり。無私の心、真我に通ず。真我集へば破るる事なし。国の大事、すべて無私より始まる。
ここに気付き行えばあとは康し。
一皇万民、天皇の許に真我が集う時、皇国毅然として興る。皇子皇民、一丸となり熱鉄玉を呑む勢いにて行えば世界万民を救う道をなすこと難くなし。我、神命により不生不滅の生を得む。ここに肉体を放棄し永遠の生命を得む。
我「建国の日」に魂魄となりて、民族の危機にあたるものなり。
昭和四十四年二月十一日
ワシが1歳の頃のことなんだな。もう42年も前の話か。
「無私」
尊きは 無私の心と おもふれど
我欲は阻む 憂国の道
蔵
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さすが意味深い名前をつけますね。