「中国鍼灸院」さんにいる時にちょうど「戸次染工場」の戸次さんも来られた。戸次さんの肩少しはよくなったかな?
「捨得」
呉炳宇
捨得迷心事、(心迷う事捨てるを得れば、)
災去病自消。(災いは去り病自ずと消える。)
助人常為楽、(人助くるを常に楽しく為せば、)
徳厚福寿高。(徳厚くなり福寿高し。)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
変にこだわっとるもんば思い切って捨ててみんしゃい
やおいかんこともなけりゃ病気にもならんくさ
いつも嫌がらんで人ん為になんかしちゃってん
人間でけてきて何でんよかごとなるくさ
ワシ | 「蕁麻疹とか湿疹ができた時はどのツボですか?」 |
呉先生 | 「曲池ネ。ここ。肘を曲げたら皺ができるネ。その皺の一番最後の部分ヨ」 |
ワシ | 「ここですか?」 |
呉先生 | 「そう。そこを押すときくネ。吐き気がする時にもきくヨ」 |
ワシ | 「へー」 |
呉先生 | 「ここはいろんな症状に効くヨ。血圧が高い時や、血糖値が高い時にもいいネ」 |
ワシ | 「そうなんですか」 |
呉先生 | 「そう。薬で下げると下げすぎてしまうことがあるネ。でも鍼ではちょうどいいところまでしか下がらない。余計に下げたりはしないネ」 |
ワシ | 「そこがすごいですよネ」 |
呉先生 | 「西洋医学では解釈できない部分ネ」 |
ワシ | 「ここでしたよね。イテテ・・・」 |
呉先生 | 「痛いんじゃないネ。それは信号が出てるから痺れる感じがするでしょ?」 |
ワシ | 「そうですね」 |
呉先生 | 「身体に信号を出してるヨ」 |
ん~やっぱり鍼灸の世界は深いなぁ。なんせ中国四千年のノウハウの集大成だからな。壮大な経験則だ。
「捨てる」
おもふこと 捨てるを得れば 身も軽し
蔵
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