えしぇ蔵日記

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浮岳とおばちゃん

2007年09月17日 | Weblog
かつて二度トライして雨のために果たせなかった浮岳に今日こそ登ってやろうと、降り出しそうな怪しい天気にもかかわらず出発!小雨ぐらいなら登ってやろうと登山口から姫と勇ましく登り始めた。片道40分で短いが結構傾斜が急できつかった。頂上からの眺めは海が見えて素晴らしかった。さぁ降りようかという時に小雨が落ち始めた。これがしばらく降りると本降りになった。しかも結構土砂降り。二人で大慌てで降りた。ほとんど走るような勢いで。なんと戻りは20分!驚異的なスピードで帰ってきた。ブイちゃんの中でずぶ濡れの服を着替えて登山口を後にした。
 
ここまで来て「おばあちゃんの店」に寄らないはずがない。今日はどんなものがあるかなと見てみると、季節の野菜とおばあちゃん手作りのピクルス!汁をちょっとなめさせてもらったらめっちゃうまくて感動!即購入。ついでにおばあちゃんが作ったくさもちもちょっと食べさせてもらったらこれまた絶妙の甘さで感動!おばあちゃんの作るものってなんでこんなに感動的にうまいんだろう?また次回来るのが楽しみになる。
 
お昼は一貴山まで戻って、山の奥の奥の奥へ分け入って、「山の家」にてそばの定食を食べた。定食には切干大根やらポテトサラダやらなますやらかぼちゃの煮つけやらサツモ芋の天ぷらやらどっさりついてて、しかもどれも田舎の懐かしいおいしさを思い出させてくれてこれまた感動。この店のおばちゃんがまた気さくで楽しいおばちゃんで、いろいろ話をしてくれた。
 
ワシ: 「この天ぷらめっちゃおいしい~!」
おばちゃん: 「おいしかろ?まだあるよ。持ってくるけん。食べきれんかったら持って帰りぃ」
ワシ: 「ありがとうございます」
姫: 「よかったね。サツマ芋の天ぷら夢に出てくるぐらい好きやもんね」
おばちゃん: 「まぁ~ほんと雨やとによぉ来てくれんしゃったねぇ。ありがとね。福岡からでしょ?」
姫: 「はい。今、浮岳登って来たとこなんです」
おばちゃん: 「浮岳登ったと?そーね!そりゃいいことしたねぇ。私は小さい頃ね、おばあちゃんによぉ言われたよ。浮岳登ったらね、いいことがあるよぉってね。そーね、浮岳登ったね」
ワシ: 「もともと前原とか二丈とかが好きでよく遊びに来るんです」
姫: 「家建てて住みたいんですけど、このへんにいい土地ないですか?」
おばちゃん: 「家建てると?畑とか少しするやろ?どれくらいの広さあったらいいね?300坪もありゃよかろう」
ワシ: 「300!いえいえ200でいいです」
おばちゃん: 「200坪ね。よっしゃ探しとってもう。なんかね、あなたたちがね、浮岳登ったていうけんね、私なんかぴーんときたよ。これはなんか縁やね。おばちゃんに任せとき。探しとってみるけん」
ワシ: 「すいません、じゃぁもしいいところあったらよろしくお願いします」
 
「山の家」のおばちゃんとなんとも思いがけず心温まるひとときを過ごせたのは本当によかった。おばちゃん、またそば食べに行きますね!
 
午後は候補にあげていた土地を5箇所見に行ったが、どれもイマイチだった。その後は「オアシス珈琲」さんに招待券を頂いてた「元気くらぶ」へ温泉入りに行った。この登山の後の温泉というのはやめられん。なんともいいもんだ。すっかりリフレッシュしてから帰宅。
 
夜はパスタマシンのデビュー!姫と共同作業で二種類の麺を作った。これってかなり面白い!粉の状態から手で捏ねてしばらく寝かせた後、パスタマシンでまずは引き伸ばし。そして麺状に細くひく。出来たらすぐに姫が茹でて二種類のソースで料理してくれた。初の自分で作った麺のパスタは思い入れのせいか、かなりおいしかった。はまりそう・・・。
 
「おばちゃん」
 
浮岳の
疲れ忘れる
おばちゃんの
優しさひとつ
定食ふたつ
 

 
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