えしぇ蔵日記

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金沢・大阪の旅 1日目

2009年09月19日 | Weblog
北陸は金沢から嫁を貰うと帰省が一大イベントになる。しかも今回は高速道路1000円を利用しない手はないということで、三回目の車での帰省ということになった。ただ今回は連休なのでゴールデンウイークなみの渋滞が予測されていた。そこでワシらは深夜2時の出発という荒業に出た。
夜中に起きだしてこそこそと荷物を積んで出発する時は、なるほど夜逃げとはこんな気分かと思った。九州自動車道は少し車もいたが、中国自動車道はほとんど無人の野を行くがごとし。姫はすぐに寝たのでワシは月のない夜空に威勢を誇るオリオン座を道連れに漆黒の中国道をひた走った。
5時くらいから東の空が白み始めた。吉和で休憩した時は寒いぐらいの気温で霧が出始めていた。起きた姫は霧に包まれる中国道をデジカメで撮影していた。谷あいの町の上に吹き流しのように霧がたなびき、淡い朝陽に白さを返す光景はえもいわれぬほど文学的だった。
加西で朝飯を食べたのが7時。陽が昇ると途端に気温は上がり、車内は暑いほどだった。大阪周辺の渋滞を回避するために吉川ジャンクションから舞鶴若狭自動車道へ入った。小浜西インターを降りたところで迎えてくれるのは若狭湾。秋の陽に輝く海を左手に見ながら北陸道方面へ一般道を走った。姫が「若狭湾の名物はわかさぎ」とたわけたことを言っていたが無視した。
田は豊かに実って黄金の海だった。早くも刈り入れをしている光景も見られた。甘い金木犀の香りが風に乗ってきた。
敦賀から北陸自動車道に入った後は一挙に金沢へ。高速を降りたのが午後2時。およそ12時間の旅。距離は約900キロ。まだまだワシらも若いか?
遅いランチは回転寿司へ。金沢は回転寿司発祥の地。ネタがいいので十分にうまい。姫の実家で一息ついた後、旧市街にあるブックカフェでしばしまったり。
夜は姫の家族と金沢の海の幸で宴。運転で疲れていたせいかあまり酒は進まなかった。早く寝ようと床についたが夜中にお腹を壊してまたも寝不足・・・。
 
「北陸の風」
 
北陸の風やかすかに 金木犀
 
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