試合の前に、ヴァイナルドゥムが、数週間来恥骨炎を患っている、ということを告白しました。
ヴァイナルドゥム「まだ少し問題があるけれど、フィテッセ戦には出られる」
いやいやいやいや((゜д゜;)) 恥骨炎と言えば完治に2ヶ月ぐらいかかり、ロッベンなんか復帰後も長い間違和感や痛みに悩まされてきた厄介な疾患だという認識なのですが。
ヴァイナルドゥムはここんところ調子が良さそうだったのですが、無理してたんですかねえ。それとも軽症だったのでしょうか。
心配ですが、今回も普通にフル出場で元気にプレーしていたので、だいじょぶなのかしら…
フィテッセの方は、コートジヴォワール代表としてアフリカ・ネイションズ・カップに参加していたリーグ得点王のエース・ボニーが帰って来てしまいました。嫌な予感…。。かと言って最近調子が良いらしいハーフナーとて油断は出来ませんが…
ということで、今シーズン3回目のTVdeファンボメル!(少な…(T_T)) もしかしたらこれで最後かも・・・
13年2月9日 エールディヴィジ 第22節 フィテッセ 2-2 PSVアイントホーフェン
交代:マタフス(74メルテンス)
サブ:ティトン、ZANKA、バウマ、エンヘラール、ロカディア、 デパイ
得点:メルテンス(19PK)、ボニー(77PK)、ヴァイナルドゥム(78マタフス)、ボニー(88ファン・アーンホルト)
カード:■ ヤンセン(84) ■ ヴァイナルドゥム、ハッチンソン、マルセロ
MoM:ヴァイナルドゥム(だから試合の途中から受け付けるのおやめなさいと。もうこれ書くのやめようかなあ)
Telegraaf紙が選ぶ今節のベストイレブンにレンス、ボニー AD紙が選ぶ今節のベストイレブンにヒーリェマルク、ボニー
あーーーもーーー。。。
試合後にメルテンスが、SNSで「なんでコートジヴォワールはアフリカカップの決勝まで行かなかったんだっ」と八つ当たり気味にぼやいてましたが、さもありなん…。
なんと波乱万丈の試合であったことか。
前半は試合を完全掌握していたPSV。
メルテンスがPKをゲット、本人がこれを決めて幸先よく先制点。
しかしどういうわけか追加点が入らない。
思い返してみれば、フィニッシュに持ち込むことすらままならなかったような。 一体何本シュート打った?←調べろや
PSVはとても良かったと思うのですよ。コンパクトで、組織的で、パス交換やマークの受け渡し、ポジションチェンジ等、あうんの呼吸でのチームプレーはなかなか気持ちいいものでした。だからこの流れが来ている時に何故、追加点が取れなかったのか…。
後半になって、ネジを巻き直したのか、思い切り良く攻勢に出て来たフィテッセに対して防戦一方になってしまったPSV。
現時点でヨーロッパ一の得点力を誇りながら(まだバルサには抜かれてないぜ!)守備は相変わらず不安定。
バタバタと落ち着きがなく、それでもなんとか集中して、ぎりぎりのところを保ってはいましたが…。
セットプレーの際にマルセロがハーフナーを倒した、というのでPK献上。ハーフナーが体を預けてうまくひっくり返ったように見えましたが…。
ハーフナー自身も、マルセロはペナルティではなかったと思う、審判が笛を吹いてくれてラッキーだった、と認めたようです。
我らのナカタさんもそのへんを日本語で記事を書いてます(スポナビ)。
うまく転んでPKをせしめたったぜ、というのをドヤ顔(かどうかは知らんけど)で語るのもどうかと思いますが(ナカタさんも「そう簡単には倒れないプレーをハーフナーには選択してほしい。」とびみょうな心境をのぞかせる一文を…)、転び上手もひとつのプレーですし、マルセロがユニを引っ張ることでしかハーフナーを止められなったことにも問題があるかも知れません。
ファンボメル主将の懇願も認められず、ボニーが決めて同点。
しかぁーし!
わずか1分後に、メルテンスに代わって入ったマタフスの素晴らしいアシストからヴァイナルドゥムが決めてすぐさま勝ち越し!
そしてヤンセン親びんの一発退場…
がっつり存在感を示すハーフナー
ストロートマンにファウルした時に、不必要に蹴りを入れてる行為が取られたのかも知れません。
退場なのにサポに挨拶しながらゆうゆうと出て行く図々しさとか傲慢さとか、大物やのう~(・∀・)
数的不利になって、かつ、チームの心臓を失ったフィテッセでしたが、心が折れるどころか、攻撃の手を緩めようとしませんでした。アワワワワ(((゜゜дд゜゜ ;)))
結局試合終了目前に、デライクの判断ミスと一瞬の集中力の欠如でボニーをフリーにしてしまい、まんまと失点…。試合はドローで終了。
フィテッセは貴重な勝ち点をゲット、そしてPSVは勝ち点2をむざむざ取りこぼした結果となりました。
ふがふが。なんで負けたんだろ?(←負けてませんが、限りなく負けに近い)
みんな全然悪くなかったんですよー。ただほんの一瞬のDFのミスが勝負を決めてしまったというだけで…。
決め切れなかった攻撃陣にも問題はあるのでしょうか…でも特段ひどかったとも思えない…。そしてフィテッセが特段守備がうまかったとも思えない…。
…。ファンボメルをもってしても、この若い彼らを、勝負強い、王者にふさわしい戦う集団に鍛え上げることは簡単なことではないようです。
ソックスを上げるファンボメル
後半のキックオフを待つファンボメル
ヤンセン×ストロートマン×ファンボメル!テンション上がるぜ!いや~、ヤンセン憎らしいねぇむひょひょ。
ボニーのPKが決まった。全然関係ないのに、何故かスローでリプレーされるファンボメルの表情
試合が終了した時のファンボメル
はっΣ(゜∀゜)
スミマセン、TVで見れるのが嬉しくてつい(^_^;)
いやっ、ファンボメル、とても良かったと思うんですよ?Jスポ解説の林さんもホメてましたし。
危ないところですかさずボールをかっさらう、素晴らしい危機管理能力。
その確実堅実なスイープっぷりは、ミランでの絶頂期を彷彿とさせるものがありました。いやほんと。
その分攻撃への切り替えがいまひとつだったのでしょうか?いや~、そうは思わんが。
ただまあ、最後の失点の起点となった、カクタとのマッチアップに勝てず、がんばってクリアしたボールが、スーパークロスを上げたファンアーンホルトに渡ってしまいましたが…別に問題になるほどでは…
試合が終わってもベンチで固まってたアドフォカートが恐い。監督がじっとしてるのでファーバーも動くに動けない?
ちょっとしたサプライズ
ヒーリェマルク、スタメンデビュー!
マタフスが足(部位は不明)に軽い負傷を負ったとかで、スライド登板で、中盤の前目、トップ下的な位置に入りました。
いや、なかなか良かったですよ?アドフォカートも満足したとか。
チームにもいい感じでなじんでるように見えます。これから期待できそう。
試合終了後のファンボメルのリアクション
動画:Eredivisie Live、PSV TV(You Tube)
記事:Van Bommel baalt van gelijkspel(Telegraaf)
「俺たちにはほとんどチャンスが与えられなかった」「それでも2得点した」
マルセロのペナルティについて「ペナルティだったかどうかはわからない」「2-2の時にボニーをフリーにしてしまったのは事実だ」「素敵な連勝と行きたかったんだけど。同点にしてしまったのは残念だ」超ざっくり。自信ナシ。
それでも、負けてないからなのか、ファンボメル本人にとっては充実した試合だったのか、比較的さばさばした感じも見えます。
なんだかんだ言って、しんどい思いをしながらも、オランダでのプレーを堪能してるんじゃないのかな、という気もしますですよ。