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EURO:ドイツ対イタリア

2012-06-30 02:27:59 | EURO 2012

イタリアにベストの状態で来てね、と言ったのは、ドイツがベストの状態だと思っていたからです。シュヴァインシュタイガーの足首の調子が良くないみたい、というのは気になりましたが、なんだかんだ言ってオランダ戦((T-T))では素晴らしいプレーでしたし、いざという時には気合いで乗り切っちゃうんだろうなと。(で、後になってガックリするのかと…←ダメじゃん)
ドイツに死角はない!攻撃的になって強くなったイタリアとガチの勝負!で、素晴らしい試合の末に3-1ぐらいで勝つんだもんね!と信じ切って、安心して寝たのです。
起きて、さて、ドイツが勝つところを楽しく見てやるかー、と思ったら・・・

(゜∀゜)?

12年6月28日 EURO2012 準決勝 ドイツ 1-2 イタリア

珍しくやけくそ?と思ってしまったkickerの採点も合わせてどぞ

交代:ロイス(3.5)(46ポドルスキ)、クローゼ(5)(46ゴメス)、ミュラー(71ボアテンク)
サブ:ヴィーゼ、ツィーラー、メルテザッカー、シュメルツァー、ヘーヴェデス、ゲッツェ、ギュンドガン、ベンダー、シュールレ

得点:バロテッリ(20カッサーノ)、バロテッリ(36モントリーヴォ)、エズィル(90+2PK)
カード: フンメルスバロテッリボヌッチデ・ロッシチアゴ・モッタ

MoM:ピルロ(UEFA)、バロテッリ(kicker)

負けちゃった。。。。。。


ミュラー…これは切ない(;_;)

しかも完敗って、どゆことorz

采配がどうとか言われてますが、それはちょっと結果論じゃないのかなー?
クロースが右SHという点だけはちょっと「ん?」と思いましたけど、基本スタンダードなスタメンだったと思います。私個人はギリシャ戦は主力温存策で、ロイスやシュールレがいくら頑張ったと言っても、次はまた元に戻すんだろうと思ってましたので、別に驚きませんでした。
交代策もまあ、結果は出ませんでしたが、オーソドックスなものだったかと。ちょっと普通過ぎて工夫がない、もっと思い切った手を、とも言えますが、やはりそれも後から言うこと。奇策を講じる余裕はなかったです。(もっとも、シュバをCBまで下げさせたことは奇策と言えなくもない(^_^;))
言い替えると、緊迫した状況で思い切った交代策を打てるほど、サブメンが信頼できなかったということでもあります。あんな状況でいきなりゲッツェやベンダーやヘーヴェデスは、やっぱり恐い。
ここにきて、もちろんオランダほど深刻ではありませんが(←比べる意味ないけど)、不利な状況になった時の選手層の薄さが問題になってしまいました。

それまではまずまずイイ感じでゲームを掌握していたドイツでしたが、1失点して、たった1失点で、すっかり動揺してしまい、それまでの自信も高慢もどこへやら、建て直す間もなく2失点。
ドイツが先制されたのは今大会初めてです、と実況が言っていましたが、だからってこんなにあっさり自滅するとは、びっくりです。
どんだけお坊ちゃんたちなのキミたち。打たれ弱過ぎる。

まあでも、とにかく、イタリア強かったです。
バロテッリ凄かった!1点目の抜け出し!クロスに反応して一瞬で出てくる加速!そして確実にゴールを射止める動物的反応!
2点目も、きっかけはドイツのアホアホミスとはいえ、頭はクールにしかしシュートは熱く決め切る決定力!これぞゴールゲッターの本能!もし昨日のゴメスがあのバロテッリと同じ形になったとしても、決められなかったと思います(爆)
例えとしては適当ではないかも知れませんが、とっさに何故か「黒豹」のイメージが浮かんでしまいました。

 
何がウケたって、露骨なドヤ顔ではなく何故か無表情なところ(≧▽≦)そしてラームの迷惑そうな顔がこれまたなんともいい味を…

カッサーノもすごく良かったし!何度も言いますが、去年11月に心臓疾患で倒れた時のことを思えば、EUROでこんなに元気に走り回れる姿を見れるだけでもハッピーなことです。
 

 
パパ~(*´∀`*)

調子に乗り過ぎ


4年前もブリーフで走り回ってたよねアンタ…

kickerではピルロにまたまた神採点が付いてましたが、今回はドイツがかなり注意していたのもあって、ワタシ的にはイングランド戦ほどは神がかってはいなかったように見えました。もっとも、ドイツ寄り目線だったので、イタリアの方は見えてなかっただけかも知れません。

後半、ロイスクローゼが投入され、ラームも積極的に上がるようになり、ブッフォンに弾かれてしまった惜しいシュートもあり、なんとか攻撃を活性化させようと奮闘したドイツでしたが、すぐに手詰まりになってしまいました。

こうなると、もともと守備には腕に覚えのあるイタリアです…。2点差を守り切るのは、簡単ではなくても、不可能ではなかったはず。
それどころかむしろ、攻撃の選手を交代して、あわよくば3点目も奪ってゲームを終わらせてしまいたいというプランデッリ監督の大胆かつセクシー采配恐るべし。
(いや、ワタシはイタリアのこと全然わかってないのですが、そこはヲウヲウのダンディー解説コンビのおかげ…(^^ゞ)

しかしドイツの、終盤残り10分ぐらいでしょうか、カウンターを食らうリスクを承知の上での、ダメダメでもぶつ切れでも無理やりでもなんでもいいからとにかく押し込め放り込め、ノイアーも参加しての、進めエルフよ火の玉だ攻撃はすさまじかったです。いわゆる「不屈のゲルマン魂」とはちょっと違う感じがしましたが(今のドイツ代表には似つかわしくない言葉だし)、なんとかしたい~っ!という熱い意気込みは感じました。
アッズーリファンの方々はこの時間帯、さぞ生きた心地がしなかったんじゃないでしょうか。
そんな無理やり猛攻が実ってなんとかかんとかバルザレッティのハンドによるPKゲット、エズィルが決めて1点差に追いついてからは、もう何が何やら、どんなことでも起こり得る、実にシビれる時間帯でした。

しかし遅過ぎました。結局時間切れとなりゲームセット。
終わってみればスコア以上に内容で差がついた完敗でドイツ、またもイタリアに勝てず、準決勝で敗退です…。嗚呼…

攻めてよし、守ってよし、中盤よし。死角がないのはイタリアの方でした。。。

 

前回のEUROの決勝戦では、スペインが表彰されるのを見ながらピッチの芝をむしって泣いていたシュヴァインシュタイガー
しかし今回は芝をむしっていたのはミュラーであり、バトシュトゥバーでした。この4年の間に、そんな彼らを励まして回る立場になったのですね…

 
上に何がある?
・・・・・・。
オランダ代表の件で絶望し尽くしましたので、今回のドイツに対しては、実はそんなには打ちのめされていないのですゴメン。イタリアすげー!と素直に感心する余裕すらあります。
ただ、今回が最後のEUROだったはずのクローゼのことを思うと…。胸が痛みます…(;_;) 彼にタイトル獲らせてあげたかった…
この試合、若いチームならではのメンタルの弱さ、未熟さが敗戦につながってしまった印象です。改めて、クローゼのような経験豊富なベテランの必要性を感じました…。
(もっともラーム・シュバ・ポドルスキ・メルテザッカーもそんなには若くないんですが。19、ハタチ前後から第一線で活躍してる彼らはもう立派なベテランのはず)

 
久しぶりの2ショット。…地獄の鬼採点コンビ(泣)

 
「どうも~、ギュンドガンでーす。僕がいるの忘れてませんよね?」…(゜∀゜;)ドキッ

 
某サッカージャーナリストさんに厳しく批判された、いざ出陣、というロイスの後ろで、ベンチで談笑するベンダーとヘーヴェデス。

 
ワタシはそんなロイスを励ますシュールレにグッときちゃったんですけどね。

そんなわけで、ドイツ代表のEURO2012はベスト4で散りました。
このイタリアに負けたのなら恥ではない、と思いますが、今はひたすら悔しい彼らにとってはなんの慰めにもならないでしょう。
イタリアには何がなんでも、スペインを倒して優勝して欲しいです。彼らには、前回大会のドイツみたいなことにならないことを切に切に願います。

みんなお疲れ様。
ドイツ代表サポとは言えなかった自分なのであまりあれこれ言いませんが、とにかく、お疲れ様。心配いらない。強かったよ。ゆっくり休んで、またそれぞれのチームに戻って、新シーズンの活躍を願っています。

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以下おまけ劇場。心が痛んでそれどころじゃない方はスルーしてください。gooさんは「続きを読む」でたためないのが不便です。

 
・・・・・・・・・・。

 
嬉しそうなモントリーヴォとちょっとイヤそうなミュラー。モントリーヴォのお母様はドイツ人だそうで、ドイツ語ペラペラらしいですね。試合後インタビューとかドイツ語で答えたんじゃないかと思ってるのですが、まだ見つけてません。

 
友達(ゴメス妻&ミュラー妻と思われる)の分のドリンクとツマミを買い出しに行ったらしいシュバカノ。

 
クローゼの双子ちゃんかな?大きくなったのね(*^^*)パパに似てきたかも。

 
レーヴにメロメロの奥様方にプリーズ

 
等間隔に並んでラジオ体操(うそ)。

Corriere dello Sportによるコラージュ
 
♪てれってってれって♪(スーパーマリオのテーマ)この脱力加減がツボった…。キノコ…

 

というわけで
DANKE。
 (DFB公式facebookより)