漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 463

2024-07-22 06:31:40 | 貫之集

柳おほかるところ

あをやぎを たよりとおもひて はるのうちの みどりつもれる ところなりけり

青柳を たよりと思ひて 春のうちの 緑つもれる ところなりけり

 

柳が多いところ

青柳がたくさんあるのを春のしるしと思って見ると、なるほど緑いっぱいの景色なのであるよ。

 

 「たより」は機会、ついで、つて、等の意。