漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

朝暉

2017-09-30 06:32:23 | 雑記



 朝日を浴びると、それだけで身体に良いさまざまなことがあるとか。。。

 明日の日曜日からは出張なので、今日はゆっくりと過ごしたいところです  ^^

履修

2017-09-29 21:25:01 | 雑記
 私のところは、ここ数日めっきり涼しくなりました。今朝などは涼しいというより「肌寒い」ほどでしたが、すっかり秋ですね。 ^^

 さて、10月から始まる大学院後期で履修する科目のテキストが届きました。





 科目名は「国文学研究法」。シラバスによれば内容は

 国文学の修士論文の書き方の全般について、具体的にさまざまな角度から論じ、実際に論文を執筆するための、理念と方法論を提供する。したがって、本科目の主旨は国文学のさまざまな研究方法を学ぶことであるが、それにとどまるものではない。本科目は、より広い意味で、「学問研究とは何か」「論文執筆の要諦とは何か」「新たな研究領域の開拓は可能か」など、いずれの学問分野にも通底する問題意識によって、科目を構築している点に特徴がある。それゆえ、本科目は、学問分野を国文学に限ることなく、放送大学で学ぶ学生が現実に直面する、切実な学問上の疑問にも、十分に答えうる。


とあります。国文学そのものについては、正直それほど深い興味関心があるわけではありませんが、上記後段の「学問研究とは何か」「論文執筆の要諦」「いずれの学問分野にも通底する問題意識」といった記述に惹かれて、履修することにしました。上期は同時に2科目登録し、やはり仕事をしながらの複数科目履修は無理があると悟った(汗)ので、今回は1科目のみ。こんなペースでは卒業するのに一体何年かかるやらという感じですが、別段決まった期限があるわけでもないですから、無理せず雑にならない範囲で勉強していきたいと思っています。

残り2週間

2017-09-28 20:40:55 | 演習問題
 10/15 の本試験までおよそ2週間。仕事の方は、期末のバタバタは峠を越えたのですが、週末からは期初のバタバタが始まります。(汗) サラリーマンをやっている間はそれの繰り返しですね・・・

 さて、今回も手元問題の復習で間違えたもののご紹介。今日は「語選択書き取り」問題です。熟字訓や故事・諺同様、すでにこのブログでご紹介済のものがほとんどだと思いますがなにがしかの参考になれば幸いです。



<問題>

1. 体をかがめて謹み、尊敬の気持ちを示すこと。
2. 貴人に仕え、文筆に携わる人。また、その役。
3. 一方にかたよること。
4. 生まれた日。
5. 欲が深く、物惜しみをすること。けちなこと。

きっきゅう  けんりん  たんしん  へんい  ゆうひつ


6. 高くそびえるさま。
7. 賢者が死ぬこと。
8. 罪人にかせをはめて、牢屋に入れること。
9. 秋風のさわやかなひびき。
10. にぎやかな大通り。

えきさく  えんけん  かいけい  こうく  そうらい


11. 体が大きく立派なこと。
12. 整っていたのものがこわれ、崩れること。
13. 汚れた空気。
14. 鋭い攻撃の勢い。
15. 自由を奪うこと。束縛して自由にさせないこと。

あいふん  かいご  かいたい  かんせい  きほう


16. 獣がほえたける。
17. 官職などをとりあげること。
18. 学芸にすぐれた女性。
19. 涙がぼろぼろとこぼれること。
20. 雑然と入り混じること。入り乱れること。

いんし  けいしゅう  ざつじゅう  ちだつ  ほうこう


21. あわて者。
22. 大勢で横に並び立つこと。
23. 風の速く吹くさま。
24. 才気が高くすぐれているさま。
25. 光が薄暗く、ゆらゆら揺れ動いて落ち着かないさま。

てきとう  とうとう  とちめんぼう  とれつ  りゅうりゅう


26. 美しい女性。美人。
27. あおもの。
28. おかげ。たすけ。
29. 非常にかわいがること。
30. こそどろ。

あきょう  しょうちょう  そさい  そとう  ひいん


31. 光り輝くさま。また、盛んなさま。
32. 身を粉にして働くこと。
33. 戦いに敗れ、ばらばらになって逃げること。
34. かりずまい。
35. 広く調べだすこと。

かいそう  かくえき  きょうきょ  せいふん  ぼういん




<解答>

1. 【鞠躬】   (「漢検 漢字辞典」初版 P.290/第二版 P.293)
2. 【右筆】   (68/69)
3. 【偏倚】   (1367/1381)
4. 【誕辰】   (1012/1020)
5. 【慳吝】   (427/431)

6. 【偃蹇】   (97/99)
7. 【易簀】   (88/90)
8. 【械繫】   (176/178)
9. 【爽籟】   (930/938)
10. 【康衢】   (499/502)

11. 【魁梧】   (181/184)
12. 【壊頽】   (182/184)
13. 【埃氛】   (5/5)
14. 【機鋒】   (280/283)
15. 【箝制】   (241/244)

16. 【咆哮】   (1384/1398)
17. 【褫奪】   (1027/1035)
18. 【閨秀】   (396/399)
19. 【隕泗】   (66/67)
20. 【雑糅】   (569/574)

21. 【栃麺棒】   (1165/1175)
22. 【堵列】   (1119/1128)
23. 【瀏瀏】   (1556/1572)
24. 【俶儻】   (701/707)
25. 【幢幢】   (1142/1152)

26. 【阿嬌】   (1/1)
27. 【蔬菜】   (919/926)
28. 【庇蔭】   (1262/1275)
29. 【鍾寵】   (759/766)
30. 【鼠盗】   (918/926)

31. 【赫奕】   (198/201)
32. 【齏粉】   (-/871)
33. 【潰走/壊走】   (181・182/184)
34. 【僑居】   (337/340)
35. 【旁引】   (1391/1405)



TVの影響力

2017-09-27 07:58:01 | 雑記
 いつも拙ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。

 作者用の管理画面では、記事別のアクセス数がわかるのですが、私のブログでコンスタントに大勢の方にアクセスいただいている記事があります。それは、昨年12月にアップした、

【遇酒且呵呵】


の記事。その中にも書きましたが、これは中国五代十国時代の漢詩の一節で、料理研究家の大原千鶴さんが、ご自身のアトリエに付けた名前です。NHKの番組「あてなよる」の冒頭に必ず画面に出てきますので、おそらくそれを見て「これはなんだ?!」と思われた方がネット検索し、そこから拙ブログの上記のページにお越しくださるのでしょう。やはりTVの影響力というのは、すごいものですね。


 番組HPと、漢詩、あらためて記載します。ご参考まで。




「あてなよる」
http://www4.nhk.or.jp/atenayoru/5/



『花間集』菩薩蠻其四  韋莊

勸君今夜須沈醉  君に勸む 今夜 須(すべか)らく沈醉すべし
樽前莫話明朝事  樽前に 話す莫(なか)れ 明朝の事を
珍重主人心    珍重す 主人の心
酒深情亦深    酒深くして 情も亦た深し

須愁春漏短    須(すべか)らく愁ふべし 春漏の短きを
莫訴金杯滿    訴ふる莫れ 金杯に滿ちたるを
遇酒且呵呵    酒に遇(あ)ひては 且(しば)し呵呵たれ
人生能幾何    人生 能(よ)く 幾何(いくばく)ぞ

なんとか一巡

2017-09-24 21:28:14 | 故事・成語・諺
 10/15 の本試験まで、ちょうど3週間になりました。皆さん、準備は順調でしょうか。私はと言えば、いろいろあってなかなか思うように進捗していないのは相変わらずなのですが、この週末はたまたま二日とも予定がなくなり、久しぶりにまとまった時間を学習にあてる結果になりました。

 ということで、まだかなり残っていた手元の問題の復習を一巡させることができました。総問題数約 11,500 問で誤答率 3.9 %。少ないと言えば少ないかもしれませんし、すべて自分にとっての既往問題ですから、多いと言えば多いですね。そもそも 11,500 という問題数自体、何年もリピーターを名乗っているにしては少ないように思いますので、そういう意味ではもう一段正答率を上げたいところです。

 何はともあれ、ほとんど何もできずに臨んだ前回に比べれば、とにかく一通りおさらいすることができて良かったです。残り期間、間違えた問題の再復習を中心に準備を続けたいと思っています。

 さて、今日はその中から、私が今回間違えた「故事・成語・諺」の問題をアップします。10回以上も合格しておいて今頃こんなものを間違えるのか、と思われそうなものも多いので少し恥ずかしい(笑)のと、おそらくほとんどはすでに拙ブログでご紹介したことのあるものばかりだと思いますが、皆さんの参考になるものが少しでもあれば幸いです。



1.  漏甕を奉じて ショウフ に沃ぐ。
2.  セッキ 骨を銷す。
3.  リリョウ 頷下の珠。
4.  トウロウ 其の臂を怒らして以て車轍に当たる。
5.  ヒチョ を失う。

1.  【焦釜】
2.  【積毀】
3.  【驪竜】
4.  【蟷螂/螳螂】
5.  【匕箸】

6.  ロザン の真面目。
7.  猫に マタタビ
8.  沢を竭くして ソウ を焚く。
9.  千金の弩を以て カイヨウ を射る。
10.  ハッコウ 日を貫く。

6.  【廬山】
7.  【木天蓼】
8.  【藪】
9.  【潰癰】
10.  【白虹】

11.  ケンロ の技。
12.  サライ の食(し)。
13.  トウコ の筆。
14.  朝に コウガン ありて夕べに白骨となる。
15.  ビンシ 茶烟(さえん)の感。

11.  【黔驢】
12.  【嗟来】
13.  【董狐】
14.  【紅顔】
15.  【鬢糸】

16.  ジジョウ の心は礼の端なり。
17.  ヒリ の陽秋。
18.  バンジャク の安き。
19.  ユウカン に生じて安楽に死す。
20.  フクテツ を踏む。

16.  【辞譲】
17.  【皮裏】
18.  【磐石/盤石】
19.  【憂患】
20.  【覆轍】

21.  政は ホロ のごとし。
22.  ショウラ の契り。
23.  エンジャク 安んぞ鴻鵠の志を知らんや。
24.  コキュウ の戒め。
25.  巧言 コウ の如し、顔之厚し。

21.  【蒲盧】
22.  【松蘿】
23.  【燕雀】
24.  【狐丘】
25.  【簧】

26.  キンラン の契り。
27.  カンピョウ の一斑。
28.  位高く金多ければ親戚も イク す。
29.  サイイ 以て親を娯しましむ。
30.  ケンチ 相和す。

26.  【金蘭】
27.  【管豹】
28.  【畏懼】
29.  【綵衣】
30.  【壎篪】

31.  禍は カイダ に生ず。
32.  群議 セイセン に付く。
33.  韓盧を馳せて ケント を逐う。
34.  朽木は るべからず。
35.  ラッキョウ 食うて口を拭う。

31.  【懈惰】
32.  【腥羶】
33.  【蹇兎】
34.  【雕】
35.  【薤/辣韮】

36.  バンショク の争い。
37.  シチョウ の鼓吹。
38.  千雀万鳩 ヨウ と仇を為す。
39.  シンコツ を百齢に舎(す)つ。
40.  ボウヨウ の嘆。

36.  【蛮触】
37.  【詩腸】
38.  【鷂】
39.  【簪笏】
40.  【亡羊】

41.  ブンイン を惜しむ。
42.  リョウショウ の志。
43.  リョオウ の枕。
44.  トシャ は藿(かく)を羹にす。
45.  カンジャク 噪ぎて行人至る。

41.  【分陰】
42.  【凌霄】
43.  【呂翁】
44.  【屠者】
45.  【乾鵲】

46.  牛を トウリン の野に放つ。

46.  【桃林】