池のほとりに咲ける藤、舟に乗りて遊び見る
こぎかへり みれどもあかず わかれにし はるのなごりの ふぢなみのはな
漕ぎかへり 見れどもあかず 別れにし 春のなごりの 藤波の花
池のほとりに咲いている藤を、舟遊びをしながら見る
舟を戻していくら見ても飽きることがない。去ってしまった春との別れの名残の藤の花は。
第四句「なごり」は、歌意としては「名残」の方ですが、同音の「余波」がかかっており、それが「藤波」の縁語ともなっています。
池のほとりに咲ける藤、舟に乗りて遊び見る
こぎかへり みれどもあかず わかれにし はるのなごりの ふぢなみのはな
漕ぎかへり 見れどもあかず 別れにし 春のなごりの 藤波の花
池のほとりに咲いている藤を、舟遊びをしながら見る
舟を戻していくら見ても飽きることがない。去ってしまった春との別れの名残の藤の花は。
第四句「なごり」は、歌意としては「名残」の方ですが、同音の「余波」がかかっており、それが「藤波」の縁語ともなっています。