漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

28-2 合格率は12.2%

2017-01-27 23:37:41 | 本試験
 協会のHPに 28-2 の合格率等が公表されていました。1級は

   受検者数 1180人
   合格者数  144人
   合格率  12.2%

とのこと。28-1 の 5.2% からは大幅アップですが、思ったほどは高くなかったですね。


 時を同じくして、28-3 の受検票が届きました。いよいよだなという感じですが、正直、勉強は明日から始める、というところ。ほぼ長期記憶だけでのチャレンジになりそうですが、何とか合格だけは確保したいものです。さて、どうなりますやら。

【媒(なかだち)】

2017-01-22 00:20:22 | 雑記
 朝の記事にも書きましたが、今日(もう昨日ですね)は大学院の後期試験でした。今期は1科目だけの履修で、タイトルは「21世紀メディア論」。テレビ、ラジオ、電話といった旧来型のものから、インターネットやモバイルに象徴されるデジタルメディアまでが環境化した現代のメディア社会がいかなる課題を内包し、またそれら氾濫するメディア群にいかに能動的、批判的、実践的にかかわっていくか、といったような内容で、「言葉」との関係も含め、非常に興味深く受講することができました。

 試験の出来はともかく(苦笑)として、もともと「言葉」についてより深く掘り下げたいという動機で始めた大学院での学びですが、「言葉」をキーワードとしつつも、メディアとのかかわりや文化人類学的な観点など、いくらでも広がりがあるのだということを改めて実感しています。


 そもそも「メディア」とは何か? 教科書の冒頭には、「人と人、あるいは人とものごとのコミュニケーションを『媒(なかだち)』するもの」 とあります。【媒(なかだち)】、あたたか味のある良い言葉ですね。常用漢字の表外読みとして覚えておくことにします。(・・・と、最後に漢検的な話題にこじつけてみました ^^;; )



 いい加減、漢検の勉強しなきゃなぁ・・・

方言漢字

2017-01-21 10:31:10 | 雑記
 少し時間がたってしまいましたが、1/18(水)にNHKの「視点・論点」で「地方色豊かな漢字」という番組が放映されました。わずか10分間のプログラムですが、早稲田大学の笹原宏之教授が、地域地域で独自に使用される漢字(漢字そのものだったり、漢字の読み方だったり)を次々と紹介するというものでした。

 これは「方言漢字」と呼ばれる(笹原教授の命名)のだそうで、1級ホルダーにお馴染みの 【轌(そり)】 も、秋田の地名に使われる字として紹介されていました。これ以外は漢検配当外の字がほとんどでしたが、直接「漢字」を題材とした番組は珍しいですし、なかなか楽しめました。

 ウィキペディアによると、笹原教授は中学生のときに小遣い(!)で「大漢和辞典」を購入して耽読したとのこと。すごい人ですね。 ^^;



 きょうは午後から大学院の後期試験。なかなか勉強に手がつかない日々が続いていますが、足掻いて来ます。

合格でした ^^

2017-01-11 20:35:49 | 雑記
 28-2 のあと、仕事関係の資格試験があったことをご報告していましたが、昨日その結果発表があり、無事、合格でした。 ^^


 


 今回の合格率は30%程度だったようですが、落ちるわけにはいかなかったので、ホッとしています。これでもう心置きなく 28-3 の準備に専念できる、と言いたいところですが、その前に来週末は大学院の後期試験です。先月くらいから、どうも今一つ勉強に身が入らなくて困っていますが、そんな泣き言を言っていないで、頑張らなければいけませんね。

サイトのご紹介 ~国立国会図書館デジタルコレクション~

2017-01-09 00:01:10 | 雑記
 きょうは、「国立国会図書館デジタルコレクション」のご紹介です。

 サイトの「国立国会図書館デジタルコレクションとは」という項には、「国立国会図書館デジタルコレクションは、国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスです」とあり、国立国会図書館が所蔵する膨大な資料がデジタル化されたもので、著作権保護期間が終了した文献については、インターネットでも検索できるようになっています。「デジタル化」にどれほどの労力がかかっているのかを想像すると気が遠くなりそうですが、貴重な文化遺産を後世に永劫に残す素晴らしい事業ですね。

 個人的には、漢検本試験(九)の文章題で出題された文章の原典を調べる手段として重宝しています。前回、28-2 での出題を例にとりますと、「A」~「C」3種類の出題のうち、「A」「B」の文書を見つけることができました。ご興味の向きはご確認ください。


「A」の出題文書
坪内逍遥 「細君」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2627926
コマ番号247 右ページ下段の中ほどから

「B」の出題文書
岡倉天心 「日本美術史論」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/970352
コマ番号86 左ページの中ほどから